きまぐれ

きまぐれに書き散らすところ。

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cane cane cane 3(リボヘタMIX)

※REBORN!の(一応)連載「Gatto Gatto Gatto」とジャンルMIXの「世界はひとつ」とリンクしてます。
※ジャンルMIXです。苦手な方はご注意を!!





「綱吉くん。・・・すみません」
「・・・え・・・本田さん?」

突然イタリアへ呼び出された綱吉がヴァリアーのアジトへ赴くと
何故かそこには地上の主とその知り合いが勢ぞろいしていた。
え・・・どうしよう。と綱吉は目を泳がせる。
それもそのはず、この場所はフェリシアーノとロマーノの家の敷地内の地下なのだ。
今までなんとかごまかしてきたこの事実を完全に知られてしまったという事になってしまう。
案の定、出されたお茶を静かに座って飲んでいた面々の中で
ロマーノだけはベルフェゴールとギャンギャン言い争っていた。

「・・・おまえ~っ!どういうことだ!説明しやがれ!!」
「説明する事なんて何にもないっしょ?何?わかんないの?」
「このやろ~・・・ツナヨシ!説明しやがれ!!」

ベルフェゴールには何を言っても意味がないと察したのか、ただ単に綱吉の方が仲が良いからか
肩をいからせて綱吉の方へ向き直ったロマーノに綱吉は困ったような顔をしてみせる。
確かに、綱吉がボンゴレのトップではあるが、ヴァリアーに関しては綱吉の管轄外だ。
アジトを人様の敷地内に作った事に関してはさすがにザンザスに文句も言ったが
だからと言って動くような人たちでもない・・・板ばさみとはこの事か・・・と綱吉はますます困ってしまった。

「ごめんなさい。・・・あの、どうしてもって事なら・・・ザンザスに場所を移すように言いますから」

そう綱吉が言ったのへ、それなら・・・とロマーノがその通りにしろと言おうとした時
菊がお茶を飲むのんびりとした様子のまま口を挟む

「いいんですか?ロマーノくん」
「・・・なんだよ、菊・・・どういう意味だよ?」
「私、言いましたよね?ココだけが私達と彼等を結ぶ場所です、と」
「だからなんだよ・・・」
「彼等が別の場所にアジトを移したら、もう二度と彼等に会う事はできないという意味です」
「会いたくもねーよ!こんなヤツ等!!」
「わかっていないようですね・・・」

ふぅとため息をついて、菊は立ち上がった。
菊の言葉は綱吉にとっても意味の解らない事で、え?と不思議顔で菊を見つめる。
そんな二人の視線を受けて、菊はふぅわりと微笑んだ。
微笑を見せた菊に綱吉は微笑みかえし、ロマーノはフイと視線を逸らす。

「えっと、本田さん・・・?」
「ココは予想外に出来た次元の交差する場所なんです」

菊の語ったその話は、なんとも突拍子のない話で信じるのが難しいものだった。

元々、菊やロマーノ達と綱吉たちは住む次元の違う存在で出会うはずのなかった存在だという。
しかし、ヴァリアーがこの地にアジトをつくった事で接触点ができた。
つまりこの接触点がなくなれば次元の違うこの接触はできなくなるという事だという。

現実にあるはずのない出会いがココで起こったのが事実。
綱吉は、はっきりとしないながらも菊や地上の主達が自分たちとは違う何かだと気づいていた。
その為、話し終えた菊に納得して頷いたのは綱吉だけだった。

「菊・・・それじゃあ、何で菊んちに綱吉も行けたんだい?」
「貴方達、うちに来る前にフェリシアーノ君とロマーノ君の家に集まったんでしょう?ココで接触すればそのままどちらの次元にも移動できますよ」
「だから、綱吉に会うためにはフェリシアーノちゃんとこに行かねーとダメとか言ったのか?」
「その通りです、ギルベルトさん」
「それにしても・・・本田、それはあまりにも・・・現実味がない。証拠もないぞ」

難しい顔でルートヴィッヒがそう言うと、菊はそうですねと相槌をうってみせる。
現実味がないのは次元が交わっているのだから仕方ない。

「証拠・・・にはなりえないかもしれませんが、私がこの事を確信した理由はありますよ」
「それはなんだ?」
「綱吉くんのことを私が良く知っていたのが一つ」
「え・・・俺の事を?」
「はい、綱吉くんは私の良く知る物語の主人公そのものですから。兼ねてから夢見ていた二次元の世界へ行けたのだと私は踊りだしたい気分でしたよ」
「菊~ひきこもり発言禁止だよ?」
「ひきこもり発言じゃありませんよ、アルフレッドさん。これは我が国のオタクの多数の方の共通の夢です!」

ひきこもり以外の何物でもない・・・とルートヴィッヒは思ったがそれには言及せず
もう一つの疑問を口にした。

「それだけか?本田」
「何がですか?」
「お前が確信した理由はそれだけか?」
「あぁ、違います。もう一つは、綱吉くんが家の場所を全くご存じないと言ったからです」

その菊のきっぱりとした言葉にルートヴィッヒはふむと考え込む。
確かに、マフィアのボスともあろう者が地理に詳しくないのも不自然だ。
ルートヴィッヒが納得しそうになったところで横からの声がその思考を遮る。

「ツナヨシならありじゃね?そーいうの」
「ちょっと、ベル?」
「だぁ~てツナヨシってバカじゃん」
「そりゃ利口ではないけど・・・本当に聞いた事もない場所だったんだ」
「それに私も『並盛』という地名は存じ上げませんからね」
「菊が知らないなら決定じゃないか」
「なんでだよ?ツナヨシよりは頭良さそうだけど、その人日本の全ての地名を知ってるっての?」
「菊が菊の国のことを知らないわけないからね」
「何?ソレ、王子わかんないんだけど?」

そのアルフレッドの言葉に納得して頷くのは地上の主とその仲間達。
ベルフェゴールは少しむくれてそう言い返した。
すると、今まで黙っていたアーサーが口を挟む。

「それに、お前みたいな王族もこっちでは存在しないしな」
「アーサーにしてはまともな意見じゃないか!」

アルフレッドがそう明るく言い放つのへアーサーが睨むと
ハイハイ、人の家で兄弟喧嘩しないでよ~と言いながらフランシスは二人を制しつつ言う。

「まぁ、王族気取りの成金って~のなら居るかもだけどね~」
「ケセセセ!言うじゃねーか!まぁ確かに王族を俺らが知らないわけもねーしな」
「兄さん、フランシスも。もう少し言い方ってものがあるだろう・・・?」

そんな言葉にベルフェゴールはカッチーンと言いながら、その手にナイフを光らせる。
それに気づいた綱吉は即座にフランシスやギルベルトを背に庇うようにベルフェゴールと対峙した。

「ツナヨシ、どけよ」
「ダメだよ、ベル。俺の友達に攻撃するなら許さない」

そんな綱吉のボスらしい一面に、アルフレッドがcooool!と口笛を吹き
菊がふぉおおお!と奇声をあげながらカメラを構える。
ロマーノやギルベルトは『友達』という単語に照れ臭そうにそっぽを向く。

ベルフェゴールはナイフを手にしたまま考えた。

(ボスに怒られるのメンドーだしな~・・・それにツナヨシに負けるの嫌だし)

守るべき何かがあるときの綱吉は強い。
そういうときの綱吉には迷いがないのだ。
つまんねーのと呟いてベルフェゴールはナイフをしまいソファに腰を下ろした。
そんなベルフェゴールを見て、綱吉も警戒を解き腰を下ろす。
綱吉が腰を下ろすとすぐにヴァリアーの平隊員が綱吉にお茶を持ってきた。
ありがとうと微笑んで受け取った綱吉に赤い顔で敬礼して去っていくその隊員の足取りは軽い。

皆、お茶を飲んだり歓談したりと落ち着きを取り戻したその部屋。
綱吉はひとつ疑問に思っていたことを菊にたずねた。

「あの、本田さん。どうやってこのアジトの場所をつきとめたんですか?」

綱吉やベルフェゴールにとっては、それはかなり重要な事。
簡単につきとめられてしまうようなアジトではアジトの意味がない。
菊はその質問に納得したように頷いて、それは・・・と言葉を濁した。
菊に変わるように言葉を発したのはアーサーだった。

「安心しろ、お前たちのアジトは十分機能してる。妖精たちでさえ見つけられなかったからな」

え・・・この人何言ってるの・・・?と言いたげな目で綱吉はアーサーを見つめ
そして、答えを求めるように菊に視線を移した。
菊はその綱吉の視線を受け、言葉を詰まらせたようにうっと呻いて視線を逸らす。
そのただならぬ反応に、綱吉はもう一度、アーサーに視線を戻した。

「あの・・・貴方がココをつきとめたって事ですか?」
「そうだ。さすがに俺でも大変だったからな。アジトに問題はないな」
「・・・いや・・・どうやって・・・?」

アジトに問題がないと言いながらも、つきとめてしまえたのだから
どうやってそんな事ができたのか・・・それは当然の疑問だった。
ああそうだな、とアーサーは呟き立ち上がる。

「お前がボスだって言うなら、知っとく必要があるって事だな」

そう言ったかと思うと、アーサーはポンという小さな音をさせて変身した。
・・・犬ではなく、天使に・・・。
何アレ、キモっ・・・というベルの呟きにフランシスとアルフレッドが大きく頷き
綱吉は呆然とその姿のアーサーを見つめる。
見かねた菊が綱吉にそっと近寄り声をかけた。

「綱吉くん?」
「・・・え・・・っていうか、天使?・・・えっと、コスプレ・・・?」
「あぁ、はい。まぁ・・・コスプレと大差ないんですが・・・あの人は魔法が使えるので、ただのコスプレというわけでもないと言うか・・・」
「魔法!?・・・あ、じゃあ魔法でココをつきとめたって事ですか?」

綱吉は、それだけの説明である程度の成り行きを把握したらしい。
さすがの直感力と順応力というところだろう。
菊は感心したように綱吉を見つめ、そうですと頷いた。





__________
お久しぶりです。
2週間ほど風邪の猛威にやられてました、アサバです。
あ、今更ですが大阪お疲れ様でした!

ジャンルMIX なんでもありで 楽しいね
はい、そんなわけでもうちょっと続きます。
ちょっとパラレルな設定などを考えてみたよ!の巻でした。
ロマツナでギルツナなんじゃないかと思ったソコの貴方!
それはそれで大変おいしそうなんですが・・・
今回は友達居ない二人に初めてできた友達(=綱吉)って感じのつもりです。
友達という言葉に恥ずかしくなっちゃう感じが中二病な二人ですね。はい。
何故かブリ天登場してしまったのは、アジトに皆が来ている事のつじつまあわせです。
ブリ天を出したかったわけじゃない。
とりあえず、あと少し書きたいと思います。







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