きまぐれ

きまぐれに書き散らすところ。

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スペシャルデー(リボツナ)

「リボーン…?」

綱吉はソォッと使われていない会議室の扉を開けながら声をかける。
ココで待っているらしいと聞いて来たはいいものの、会議室には明かりがついていない。
本当にココでいいの…?と思いながらも会議室に入るとリボーンが居た。

「おせーゾ」
「いや、俺はさっき聞いたんだけど…」
「まあ、いい。ちょっと耳かせ」

耳をかせと言われても…別にこの部屋には綱吉とリボーン以外に誰も居ない。
その上、他の部屋からも少し離れた位置にあるので誰に聞かれる心配も無いのだが…。
訝しげな面持ちながらも綱吉はリボーンに顔を寄せる。
そんな綱吉を見てニヤと口端を上げてリボーンはコショッと何かを綱吉の耳元で囁いた。

「はぁっ!?」
「声がデカいゾ。せっかく内緒話しにしたのが意味ねーじゃねーか」
「いや、ココ誰も来ないから…ってかまたお前変な事させる気だろ?」

その綱吉の言葉にはリボーンは答えず、ニヤリという笑顔だけを返した。





10月13日 22:32


「いきなり呼び戻すのやめてくれない?」
「あ、雲雀さん。おかえりなさい。ご苦労様です」
「まぁ、そう言うな、雲雀。今回は守護者全員召集だからな」

不機嫌をあらわにして雲雀が扉を蹴破るように入室すると
その部屋では久しぶりに守護者が全員顔をあわせる事となった。

「これでこっちは全員だな」
「…こっち…?」
「回線繋ぐゾ」

リボーンは説明もなく手元のキーボードのキーを押す。
すると部屋の前方にあったスクリーンに映像が映し出された。

『シシシっ…相変わらずの顔ぶれじゃん』
『ヴォオオイ!ベル!!画面ふさぐんじゃねぇ!!』
『そーですよ~先輩。それじゃあミーが10代目を見れないじゃないですか~』
『見なくていいんじゃね?』
『どいてくださいよ~先輩。10代目~ミーですよ~お久しぶりです』
「あぁ、フラン。元気そうだね。ってゆーかアップ過ぎるからもうちょっと引こうか?」
「相変わらずウゼー野郎だな、テメーは。」

画面の中ではベルとフランが画面の正面を取り合うようにしているらしく
ベルのアップが映ったかと思えばフランのアップが映るという目に優しくない映像が流れている
思わずそう窘めた綱吉の言葉尻に乗っかるように獄寺がそう吐き出せば
フランが飄々とした様子で獄寺に返した

『あ~…忠犬ヤローは画面に映んないでくださ~い。ミーは10代目だけ見れればいいんで~』
「果たすぞ、このガキ…っ!!」
『どけ、カス』

ヴァリアーに入隊する前は綱吉の所に居たフランはこちらの守護者たちも見知った存在で
幼い頃から出入りのあったフランを綱吉は気にかけていた。
綱吉に優しくされていたフランが10代目大好きなのは言うまでもなく
基本大人気ない獄寺との仲は昔から悪い。
そんな二人がギャンギャンとやりあう前になんとかしなくちゃ…と綱吉が口を開きかけると
フランの後ろから聞こえた地を這うようなザンザスの声でその場はなんとか落ち着きを取り戻した。

どうやら通信回線を繋いだらしいが、綱吉はもちろん他の面々も事情が飲み込めないまま
とりあえずそのスクリーンを見つめる。

「え…ってゆーか、なんでヴァリアー?」
「今日はこっちだけじゃなくてあっちも全員参加だからな」
「…あのさ、まず説明しろよ」

綱吉がリボーンにあの時言われたのは『守護者を全員招集しろ』という一言だけ。
リボーンが何かしら企んでいる事は容易に想像がつくが、何をしようとしているのかが全くもってわからない。
しかも、守護者たちだけでなくヴァリアーも巻き込んでなにかするつもりらしい…。
とにかく、今回のこの召集は何の為なのかハッキリさせなくては手も打てないので
綱吉はリボーンを見てそう言った。

「それじゃあ、説明するゾ。よく聞け」

リボーンは守護者たちと、スクリーンのヴァリアーを見渡してから綱吉の横に立った。

「今からボンゴリアン・ボスズ・バースディをはじめる!」
「…なんだよ、ソレ…」
「いいから聞け」

何だか昔よくそんな名称の迷惑行事をさせられた記憶を呼び戻されながら綱吉は大きなため息をつく。
リボーンが何を考えているのかはまだわからないが、いい事ではなさそうなのは確実だった。

「概要は鬼ごっこだ。今から3時間おめーらはそれぞれ自室に篭もってもらう。その間にツナは何処かへ逃げる。ツナを一番はじめに捕まえたヤツの勝ちだ」
『はーい。しつも~ん』
「なんだ?」
『それって、イタリアに居るミー達には不利だと思いま~す』

そのフランの言葉にリボーンはフンと鼻で笑ってみせる。

「ツナはボンゴレの持てる力全て使って逃亡するんだ。3時間もありゃ国外にも行けるゾ」
「って事は、範囲は世界中って事ですか?リボーンさん」
「そうだ。おめーらも使えるもんは使って構わねー。因みに俺は審判も兼ねてツナに同行する」

守護者たちもヴァリアーも頷きながらリボーンのその話を聞いている。
しかし、当の綱吉は何ソレ…と呆れた顔でリボーンを見ていた。

「…ソレって俺が一番大変じゃん…」
「…そうでもねーゾ」

思わず、めんどくせー…と思っていた綱吉のその言葉に
リボーンは含みのある笑みを見せながら軽く答えた。

『くだらねぇ』
「そう言うな、ザンザス。勝ったヤツには特別休暇とスーパーミラクルスペシャル何でも券が手に入るゾ」
『なんだぁ?そのスーパーなんとか券ってヤツぁ?』
「いい質問だな、スクアーロ。スーパー(略)何でも券は一日何をしてもお咎めナシの券だゾ。その券を持っている限り、どんなヘマしてもツナにもザンザスにも怒られないミラクルな券だ」
『それって~…10代目に抱きついても10代目にチューしてもボスにも10代目にも怒られない券って事ですか~?』
「その通りだゾ、フラン」
「いや、フラン…その例えおかしいから…」

綱吉はそう言ったが、そのフランの言葉が全員に火をつけたのは言うまでも無いだろう。
獄寺は小さくガッツポーズをし、骸の目が血走った。
ただならぬ雰囲気に綱吉はもう一度大きなため息をつく。

「それじゃあ、ルールはわかったな?まぁ、参加したくねーヤツは何もしなければいいだけだ」
「ちょっとまった。俺の意思は?」
「俺には関係ない話だな」
「いや…一番大事なところだよ!」
『つべこべ言ってねーで逃げる準備でもしておけ』
「…なんで、くだらないとか言ったヤツがそんなにやる気になってんだよ…」
「皆やる気みたいだな。…それじゃあ始めるゾ。因みに制限時間は12時間だ。12時間以内にツナを捕まえられなかったら俺の勝ちだゾ」
「なんでだよっ!普通そこは俺の勝ちじゃないのかよ…」
「おめーがボンゴレのトップなのにスーパー(略)券はいらねぇだろう?」
「特別休暇は死ぬほど欲しいよ」

リボーンこそスーパーなんちゃら券などいらないんじゃないか…と綱吉は思ったがそこは言わないでおく。
そして、リボーンのGOサインで皆それぞれ自室に篭もってしまった。
とりあえず…何処かに逃げなきゃ…と綱吉がソワソワしているとグイとリボーンに腕を引かれる。
引かれるままに辿り着いたのは綱吉の自室だった。

「旅の準備とかしてる時間なくない?とりあえず、どっか行かなきゃ」
「何処にも行かなくていいだろ」
「…はぁ?」
「どうせヤツら3時間後には揃ってココから出て行くんだ。俺たちはココでのんびりしてりゃいい。灯台下暗しっつーじゃねーか」
「すっげー不安なんだけど…」

まだソワソワと自室をうろうろする綱吉とは反対にリボーンは綱吉のベッドに腰かけてのんびりとしだす。
完全にリボーンに振り回されている。
それは今にはじまった事じゃないが…。

「いいからこっちに来い。捕まりそうになったら逃げりゃいい」

仕方ない…と綱吉もリボーンの横に腰かける。
誕生日が恐ろしい一日になろうとしているのを止めるすべはもうない。
綱吉は自分の不幸さにがっくりと肩を落とした。

「また何でこんなこと言い出したんだよ…お前」
「…誕生日だからな」
「おかげで今年も最悪な誕生日だよ…」
「おめーのじゃねー」

恨みがましくそう返せば、リボーンがポツリとそう言った。
綱吉はその一言で、あぁ…と納得する。

「…。あぁ…そっか。コレお前、自分の為かよ…」
「誕生日くらいのんびりするのもいいだろ?」
「はぁ…そうだね。…まぁ、一応おめでと」
「フン、ツナもな」

そうして師弟は静かに日をまたいでお互いの誕生日を祝う。



3時間後、一気に騒がしくなったボンゴレアジトの中で
綱吉の自室だけは誰も居ないかのように静かな時間が流れていた。





__________
リボ&ツナ誕祝いと言う事で…
ツナ総受けからのリボツナです。
たぶんリボツナ、うん…きっと。







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