きまぐれ

きまぐれに書き散らすところ。

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Ciao! il mio fratello 7(スパツナ)

屋上の扉を開けた時、獄寺と山本は見た事もないような表情だった
驚きを通り越したような顔
それがきっと一番正しい表現だろう

「遅くなってごめんね。」

とりあえず、綱吉は獄寺と山本にそう告げて腰を下ろす
その綱吉の横に当たり前のように座るスパナはまだいいとしよう
スパナが来てからいつもそうだった為、獄寺も山本も多少免疫もでき
スパナとはそういうモノだとして認識もできてきた

しかし何故、雲雀も当たり前のように綱吉の隣に座るのか…

今まで当たり前のように綱吉の両隣を占有してきた二人にすれば
青天の霹靂と言ってもいいくらいの出来事
スパナが来てからというもの、残る一つの座を毎回水面下で争っていた二人にしてみれば
面白くないの一言につきる

手を繋いで屋上に現れた三人を見た時から
獄寺はずっと眉間に皺をよせ、威嚇するように雲雀を睨み
山本は不思議な生物を見るように雲雀と綱吉を交互に見る
何がどうなって…?そう口から出なかったのは奇跡に近い

「先に食べててくれて良かったのに、待っててくれたの?」
「10代目とご一緒したかったので。」
「皆で食ったほうが美味いぜ?」
「そっか、ありがと。じゃ、食べよっか。」

綱吉に向き直る時には普段の笑顔に戻り二人はそう言った

各々、自分のお昼に手をつける中
スパナがお弁当箱を開いて、あ…と小さく声をあげた
綱吉は自分のお弁当箱を開ける手を止めてスパナを見る

「どうしたの?スパナ。」
「コレ、ツナヨシのだ…ママン間違えて渡したみたいだ。」
「え?…あ、ホントだこっちがスパナのだ。」

そのスパナの言葉に綱吉は自分の方のお弁当箱を開けて中を確認する
そしてスパナの言葉通り間違って持って来ている事に気が付いた
とはいえ、お弁当の中身はまったく一緒で違うおかずが入っているわけではない
お弁当箱自体も、それを入れる袋も一緒だったので間違えたのだろう

「何が違うの?」

自分は購買のパンにかぶりつきながら雲雀がそう訪ねる
見て一瞬で気づくなんてどんな違いがあるのか気になるのも仕方ない

「コレです。」

綱吉がそう指し示したのはご飯の上にかかった、そぼろ
味付きのそぼろ卵が敷き詰められたご飯の上に鳥そぼろがかかっている
その鳥そぼろの形がどうやら違っているようだった

スパナの持つ綱吉のお弁当には魚の形で鳥そぼろが乗せられている
そして、綱吉の持つスパナのお弁当には工具の形の鳥そぼろ
あの母親ながら手の込んだ可愛らしいお弁当だ

「はい、コッチがスパナのね。俺のちょうだい。」
「ん。」

お弁当を交換しそれぞれ箸をつける
少し不慣れな手つきで箸を握るスパナもおいしそうにお弁当を平らげていく
沢田家の母の料理を知る者はそれが本当においしいのは食べなくてもわかる

「ツナヨシ…。」
「ん~?」
「ウチのコレとツナヨシのコレ、交換。」
「いいよ。」

そう言って、スパナは綱吉のお弁当箱に鳥のから揚げを入れ
綱吉のお弁当箱から玉子焼きを取る
沢田家の玉子焼きは砂糖の入った甘いやつだ
丁度いい具合に焦げ目の入ったその玉子焼きは見るからにおいしそう
そんな風景は、この二人が本当に仲の良い兄弟なんだと思えるものだった

それぞれご飯を食べ終えてのんびりとしだす
午後の授業まではもう少し時間があるし
お昼を過ぎれば下校まではもう少しだ

「10代目、今日は何処か寄り道して帰りませんか?」
「あ~…今日はスパナと商店街に行く予定なんだけど、獄寺くんも一緒に来る?」
「商店街…?何しに行かれるんですか?」
「スパナがUFOキャッチャーにハマっててさ。」
「何?ソレ…。」

そんな他愛もない会話を少々声を低くした雲雀の声がさえぎる
下校途中にゲーセンに寄り道なんて風紀委員長の雲雀さんに怒られる…と
綱吉がヤバイと顔にありありと書いてソロォ~リと雲雀を伺う

「ソレって放課後デート?…僕も行く。」
「へ?」
「ダメなの?」
「い…いえ、ダメじゃないですけど…。」
「10代目!俺もご一緒させてください!!」
「あ、うん。」

怒られると身構えていた綱吉は雲雀の言葉に拍子抜けしてポカンと雲雀を見つめる事となった
そんな二人に割って入るように獄寺がまくし立てる

何この展開…
綱吉は本日何度目かのその言葉を頭に浮かべた





__________
スパツナの連載も忘れてはいませんよ~
たくさんスパツナに拍手を頂いていて、とてもありがたいです。
ほのぼの兄弟スパツナ話はとっても書きやすい子達ですね~
周りから横槍は入って来ておりますが…
えっと、次回でやっと正ちゃんが登場かな?

ママンならやってくれるだろうと考えたお弁当。
スパナとツナが仲良くあのお弁当食べてたらめちゃくちゃ可愛いと思うんだ








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