きまぐれ

きまぐれに書き散らすところ。

  • 09 «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • » 11

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

down on my knee(ザンツナ)

※過去作品「ブラックオニキス」の続きのお話です。






結局、拙いお祝いの言葉を言った子供は
ちょっとした大冒険を終え
疲れたのかすぐに寝てしまった

今はやすらかに閉じられている大きな瞳で、真っ直ぐ俺を見つめて
俺の誕生日を祝ったこの子供…
今まで、こんなに純粋な祝いの言葉を貰った記憶がない

眠る子供を見つめ顔をニヤけさせる家光
その家光の後ろから戯れ程度に蹴りを入れてこちらを向かせる

「痛いな…俺の一番幸せな時間の邪魔するなよ、ザンザス。」
「聞きたいことがある。」
「…なんだ?」
「コイツの誕生日は、いつだ?」

純粋な言葉に心動かされたと言うよりは
この子供の事がとても気になった
ただの家光の子供と思っていたのに…

「…ツナの?…何企んでんだ?」
「悪い事じゃない。祝われたからには祝いを返すのは当然だ。」
「へぇ~…意外と律儀なんだな。」
「…うるせぇ、いいから教えろ。」
「14日、今月のな。今年でもう4歳か…おっきくなったなぁ。」
「すぐじゃねぇか…っ。」

そんな俺の声は家光にはもう入っていないようで
子供を見つめて目を細めている
俺もそれをいつまでも見つめている場合じゃない
4日後って事はすぐに準備を始めないと間に合わない
俺は部下を大至急集め、イタリア全土の子供の好きそうな商品を掻き集めさせた

10月14日当日、俺は家光たちの滞在している部屋の扉を勢いよく開け放つ
あの大きな目が喜びに見開かれるのを見たい
あの日、一生懸命すがり付いた腕が忘れられない


「…は?帰った…?」
「は、はいっ!!昨日、帰られました。」

開け放った扉の向こうには誰も居なかった
どこか別の場所に滞在しているのかと
近くを通った部下に尋ねたところ帰ってきた答えに唖然とする
たくさんの子供向けの商品を腕いっぱいに俺は立ち尽くした




+++ +++ +++


「ザンザス?居る?」
「ボスなら出かけたぜぇ?」
「あれ?スクアーロ?何してんの…って、まぁいいや。」

ザンザスの部屋の扉をノックして開けるとザンザスは居なかった
部屋の主がいない代わりに
剣帝の名を持つヴァリアーの剣士が必死に何かを隠している
少し異様な光景に疑問を持たなかったわけではなかったが
係わり合いになる方が面倒だと綱吉は判断して目をそらす

「何でもない…が、ちょっと表で待ってろぉ。」
「え?…うん。」

言われるままに扉を閉めて暫く廊下で待つ
部屋の中から、もういいぞと声をかけられるのを待って
もう一度、部屋の扉を開けて中に入る

さっきスクアーロの後ろにあったと思われるモノは姿を消し
スッキリと部屋を見渡す事ができた

「まぁ、座ってろ。ボスならすぐにもどる。」
「うん。」

素直に近場のソファに腰を下ろす綱吉
何度も来たことのあるザンザスの部屋とは言え
部屋の主が居ないのに寛ぐわけにもいかず、なんだか落ち着かない

「あのさ…俺、ザンザスに呼ばれて来たんだけど…?」
「わかってる…。すぐだから、待ってろ。」

ティーカップを渡されるままに受け取る
すぐだというなら待とうと、そのカップに口をつけると
部屋の扉が開いて部屋の主が後ろ手に何かを隠しながら現れた

「あ、ザンザスっ!!呼んどいて遅いよっ。」

思わず立ち上がって文句を言う綱吉
ボンゴレのボスに就任してわずかしか経っていない
まだまだ目が回るほど忙しく
実を言えばゆっくりお茶を啜ってる時間なんてない

「お前、今日何の日か知ってるか?」
「何だよっ?」
「俺の誕生日から2日後、お前の誕生日から2日前の日だ。」
「…ごめん。だから何?」

全くわけがわからないと言いたそうにザンザスを見る綱吉に
スクアーロはオロオロとし
ザンザスは黙り込む

「俺、今すっごい忙しいの知ってるよね?」
「いいから、座れ。」
「俺の仕事溜まる一方なんだよ?ザンザス手伝ってくれんのかよ?」
「わかった、手伝ってやるから。俺の話を聞け。」

そのザンザスの言葉を聞いて、綱吉はやっと黙り込み大人しくなる
その綱吉をソファに再度座らせるザンザス

いつもよりも真面目な面持ちで自分を見つめるザンザス
そのザンザスを不思議な面持ちで見つめる綱吉の目の前がいきなり真っ赤な薔薇にまみれる

「綱吉…結婚しよう。」

綱吉の目の前で片膝をつき、薔薇の花束を差し出し
ザンザスがそう言う

「…は?」
「お前、今年で18になるだろう?明後日、結婚しよう。」
「いやいやいや、待って。何言ってんの?」
「結婚を申し込んでる。」

何も不思議な事はないと言うようにザンザスは言う
綱吉にとったら不思議な事だらけだ

「あのさ、ザンザス。結婚って男同士じゃできないよ?」
「同姓結婚のできる国と教会くらい調べてある。」
「…好きな人どうしじゃないと俺は嫌だな…。」
「お前は俺が嫌いなのか?」
「そういうわけじゃないんだけど…結婚となると別というか…。」

しどろもどろと慌てる綱吉
そんな綱吉を、まだ無表情に見つめるザンザス

「それに、ザンザスは俺の事嫌いだろ?」
「…。」

結婚しようとその言葉が言えたザンザスだが
好きだの愛してるだのと言う言葉をザンザスが言えない事をスクアーロは知っていた

「それは違うぞぉ。これを見ろ。」
「何?その子供のおもちゃ…。」

見るに見かねたスクアーロが先程隠したモノを広げながら割り込む
そこには少し時代遅れな感じの子供向けの商品が大量にあった

「コレはな…14年前ボスがお前のために用意させたプレゼントだ。」
「はぁ?14年前なんて俺ザンザスの事知らないよ?」
「お前は14年前に一度ボスに会ってる。」
「そんなの覚えてないよ…。」
「覚えてなくても会ってんだ。その時からボスは…。」

ガスッ

そんな音が部屋に鳴り響き
窓硝子が割れ、そこに居た銀色の髪の男が星になった

その星を目で追い、見えなくなったところで綱吉はザンザスに視線をもどす

「も~、ダメだろ~。スクアーロ明日任務入ってるのに…。」
「ベルにでも代わりに行かせればいい。」

仕方ないなぁとばかりに、深くため息をついて
ザンザスが握りしめていた薔薇の花束を受け取る綱吉

「その…結婚に同意したわけじゃないから!!とりあえず、花瓶にうつそう?」
「まぁ、いい。どうせこれから一生付き合う事になるんだからな。」






__________
お約束のザンツナです。
今日はザンツナ真ん中誕生日なので、
本日のオンリーにて無料配布予定だったのですが、間に合わず…
こちらでUPさせていただく事にしました。

えっと…ザンザスが何か可哀想…
え?スクアロの方が可哀想?
それは仕方ありませんね、スクアロですから☆
ザンザスとツナとスクアロというこの3ショットが好きなようです。
アクセントにスクアロが欲しくなるザンツナ…
横恋慕でもいいし、2人のボスにただ振り回されるだけのスクアロもいいですね。
こんなん言ってますが、スクアロも大好きですよ~♪







家庭教師ヒットマンREBORN! 隠し弾2 (2) (JUMP J BOOKS)家庭教師ヒットマンREBORN! 隠し弾2 (2) (JUMP J BOOKS)
(2008/02)
天野 明子安 秀明

商品詳細を見る


スポンサーサイト

■ コメント

■ コメント投稿

管理者にだけ表示を許可する

■ トラックバック

http://day1ss.blog117.fc2.com/tb.php/230-9d26f96c

 | HOME | 

■ ご訪問ありがとうございます


現在の閲覧者数:

○お知らせ○

[オフ活動情報]
●1/8 COMIC CITY大阪[申し込み済]

サークル[SKY HIGH! JUMP UP!]

次回予定
◆「闇鍋」(1月発行予定)
タイバニオールキャラ(兎虎?)



■ プロフ

カイ

Author:カイ
※注意※
精神的に不衛生です。
同人要素が強いです。
基本主人公受けです。

[since 2007.08.22]

■ 最近の記事

■ カテゴリー

■ 月別

■ コメント

■ 拍手&コメントお返事[別窓]

Re: 
~2009/01/14

※↑までに頂いたコメ&拍手レス致しました。

■ ファミリー申請はお気軽に♪

■ トラバ

■ ブログ内検索

■ RSSフィード

■ メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。