きまぐれ

きまぐれに書き散らすところ。

  • 09 «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • » 11

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Perché(ヴァリツナ)

「ツナヨシぃ~っ。王子もうお腹すいて動けない。」
「ちょっ、もうちょっと待ってよ。今無理なのわかるだろ~っ!!」
「綱吉ちゃん。すっかりママンみたいね~。」

猛ダッシュでイタリアの街の裏道を駆け抜けながら交わされる会話
今現在の現状を一言で表すのなら…逃亡中だ
まだ姿こそ見えないが、追っ手が迫っているのは明らか

こんな状況で、おふざけに快く付き合ってあげれるほど
まだ綱吉はこの世界には慣れていない

トッーンとベルが高く飛び上がり
近くの建物の壁を伝って屋根へ飛び上がる
その後を続くようにルッスーリアも飛び上がる

綱吉はそんな2人の行動を目で追って
動けるじゃんっと思いながら
自分はどの道から逃げようかと辺りを見回す
その間も、もちろん速度を落とすことなく駆け抜ける
ある程度の地理を叩き込まれたとは言え、まだ見知らぬ場所も多い

ドタドタドタっと後方から足音がした気がして
建物の隙間の路地へ入り込もうとした瞬間
身体がフワリと宙に舞った

抱き上げられる格好の為
自分を抱えて走る者の顔こそ見えないが
目の前に靡く銀の長い髪とその抱き上げ方で誰だかわかる
フワリと衝撃もなく担ぎ上げる力強く優しい腕

コレがザンザスならガスッと音がしそうなくらい乱暴だし
レヴィならもっと腫れ物に触るようにたどたどしい

「スクアーロっ!!」
「黙ってろぉ、舌噛むぞ。」
「うっわッ…。」

綱吉を抱えたままスクアーロは音もなく建物の隙間を駆け抜け
屋根の上を越えて追っ手を撒いて走る
綱吉は言われたとおり舌を噛まないように黙ってスクアーロにしがみつく

しばらくグルグルと街の中を行ったり来たり走り回り
自然豊かな郊外の方角へ向う
アジトまでは遠回りだが、追っ手を撒くのが任務だ
計算どおりと言っていいだろう

郊外の自然そのままの森の中へ入って
やっとスクアーロが速度を緩めた

「ありがと、スクアーロ。」

そう言って降りようとするもスクアーロは綱吉をガッチリと抱き上げたまま道を進む

「スクアーロ?もう俺自分で走るよ?」
「もう着く。」

何処に?と思ったその時、温かい食べ物のにおいがして
綱吉のお腹がクゥ~と鳴った

「遅いよ~っスクアーロ。」
「もうパスタがゆであがっちゃうわよ~?」

さっきまで、自分と共に追ってから逃亡していた2人の声に
綱吉が身体をよじって進行方向に視線をむけると

ソコにはピクニックシートを広げ簡易コンロでパスタをゆでるレヴィと
それを今か今かと待っているベル
いつものようにふんぞり返ってこちらを見ているザンザスに
フレッシュトマトをカットしているルッスーリアが居た

「…何、してんの?」

思わず間の抜けた質問が口をついて出る
さっきまでの緊迫感は何?と呆然とする

「ちょっと、レヴィ。チーズは何処?それからベル、ブラックペッパーを取ってちょうだい。」
「王子もうお腹ペコペコで動けない。スクアーロに取ってもらってよ。」
「ヴォオィ!!てめぇ~少しは手伝え。」
「チーズならココだよ。」
「あら、マーモンありがと。スクアーロっ!早くしてちょうだいよ。」

綱吉の質問は空を切ってゆるゆると落ちて行く感覚だ
誰一人、この光景に疑問点は無いようだ

「ザンザス…コレ、何?」
「腹ごしらえだ。」
「今?帰ってからでいいんじゃ…。」
「腹が減ったら戦はするなとか言うんだろ?ジャッポーネでは。」
「…間違っては居ない…ような間違ってるような…誰に聞いたの?」
「家光。」

その答えに綱吉は頭を抱える
イタリアの人に変な日本の知識教えるの辞めてくれないかな…と思いながら

「は~い、出来たわよ~♪綱吉ちゃんにはトマトをた~っぷり入れてあげるわね。」

上機嫌でパスタを盛るルッスーリアに
俺トマトは苦手…などと言えなくなってしまった綱吉なのでした





__________
イタリア…イタリア…ヘタリア…みたいな感じで
ヴァリアーもイタリア人じゃんね…と思った事からはじまったのです。
スクツナと見せかけて、ただのギャグです。スミマセン。
書いてる途中でザン様にヘタリアのアホ毛が生えてたらを妄想してしまいました。
ゆるいザン様…手におえないだろうな…

ヘタリアは日本が好きです(愛国心?)
というか、日本受けで(笑)

題の「Perché」は「なぜ?」というような意味のイタリア語です。







ヘタリア Axis Powersヘタリア Axis Powers
(2008/03/28)
日丸屋 秀和

商品詳細を見る


スポンサーサイト

■ コメント

■ コメント投稿

管理者にだけ表示を許可する

■ トラックバック

http://day1ss.blog117.fc2.com/tb.php/207-8b304971

 | HOME | 

■ ご訪問ありがとうございます


現在の閲覧者数:

○お知らせ○

[オフ活動情報]
●1/8 COMIC CITY大阪[申し込み済]

サークル[SKY HIGH! JUMP UP!]

次回予定
◆「闇鍋」(1月発行予定)
タイバニオールキャラ(兎虎?)



■ プロフ

カイ

Author:カイ
※注意※
精神的に不衛生です。
同人要素が強いです。
基本主人公受けです。

[since 2007.08.22]

■ 最近の記事

■ カテゴリー

■ 月別

■ コメント

■ 拍手&コメントお返事[別窓]

Re: 
~2009/01/14

※↑までに頂いたコメ&拍手レス致しました。

■ ファミリー申請はお気軽に♪

■ トラバ

■ ブログ内検索

■ RSSフィード

■ メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。