■ やつで(ヒバツナ)
「テメェ…雲雀じゃねぇか?」
聞いたことのあるような声に振り返れば
見たことのあるような男がソコに居た
「…君。何いきなり育ってるの?」
「あぁ〜テメェも守護者だしな…10代目に会いたきゃついてこいよ。」
「あの子に会うのに君の許可なんかいらないよ。」
それでも…
この知ってるようで、全く別人の空気を纏うヤツについてきたのは
ここ最近君を見かけないから
見かけないくらいなら僕も気にしない
気になって仕方ないのは
君の気配がしない
学校に君が来てなくても君の気配はいつもあった
これはただの胸騒ぎ…
君が何処にも居ないような感覚
ありえない…
そう言い聞かせてた僕は
ありえない事なんてないってことを知ってる
特に君に関して、僕が気配を見失うなんてこと
その方が、ありえない…
「10代目、今戻りました。」
「お帰り、獄寺君。無茶な事はしてないよね?」
「あの男はまだ見つけていません。その代わり…」
「君…何、勝手に育ってるの?」
見知らぬ部屋に、君が横たわって居る
確かに、君だ
だけど、君の纏う空気は弱々しく
生気のコントロールを失っているよう
消え入りそうに思えたり、逆に鋭利さを含んだり
「…雲雀さん…?」
「コレは何?君たちに何が起こったの?ココは?」
すべてがわからない
ただ、君が目の前に居る事の安心感だけがそこにある
「ココはシャマルの家ですよ。獄寺君と俺は10年前から飛ばされて来てるんです。」
「10代目は致死量に値する毒で仮死状態だったんだ。」
10年前から飛ばされて来て
保険医に仮死状態を救ってもらった…
そういう状況だと説明された
「なんで…仮死状態になるほどの毒を投与されたわけ?」
「それは、雲雀さんが気にする事じゃないですよ。」
やんわりと、つきはなされる
僕に心配をかけないようにって配慮かもしれないけど
感じるのは疎外感
今の僕じゃ力にならないと言われた気にさえなる
確かに…
10年前から来たと言う君は僕が知らない空気を纏う
そのくせ、見せた事のないような
僕の全てを受け入れた表情で僕を見る
「雲雀さんに会えてよかった。」
「何、死期の近い人みたいな事言ってるの。」
「10年前の…この時代の俺が、あの時代で直面してる事を考えると…」
自分の事ながら、自信が無いのだと言う
10年前の自分が、どんな結論に達するのか
自分の事ながら、わからないのだと言う
「10年前の俺が…あの時代を、あの世界を、自分の未来をどう思うのか心配。」
「…。」
「10年前の俺が、諦めたり投げ出したりすれば、未来が変わるし。」
「あの子なら…君なら大丈夫でしょ。」
「やっぱり、雲雀さんは雲雀さんだなぁ。」
「君だって、変わらない。10年経ってもそんなもんなの?」
「それは身長の事ですか?気にしてるのに…」
気にしてるのに…と、クスクス笑いながら言う君
交わす会話の端々に感じる大人の対応
君が遠く感じる…
「ねぇ、何かあったら僕に言いなよね。」
「ありがとうございます。でも、大丈夫ですよ。」
この時代の君は未来で事態に直面してる
ココに居る君は、全てをわかってる
やっぱり感じる疎外感
「雲雀さんには10年後に助けて欲しいことがあるんです。」
「それじゃあ、今の僕はどうしたらいいの?」
「待っててください。」
フワリと微笑んで、そう言う大人になった君
君がそう言うのなら
今後、起こる全てに備えて待つのも悪くない
この時代の君が帰ってくるのを待つのも悪くない
__________
12月27日
誕生花:やつで
花言葉:分別
(逆に雲雀さんが大人のツナに会ったならを妄想してみました。)
聞いたことのあるような声に振り返れば
見たことのあるような男がソコに居た
「…君。何いきなり育ってるの?」
「あぁ〜テメェも守護者だしな…10代目に会いたきゃついてこいよ。」
「あの子に会うのに君の許可なんかいらないよ。」
それでも…
この知ってるようで、全く別人の空気を纏うヤツについてきたのは
ここ最近君を見かけないから
見かけないくらいなら僕も気にしない
気になって仕方ないのは
君の気配がしない
学校に君が来てなくても君の気配はいつもあった
これはただの胸騒ぎ…
君が何処にも居ないような感覚
ありえない…
そう言い聞かせてた僕は
ありえない事なんてないってことを知ってる
特に君に関して、僕が気配を見失うなんてこと
その方が、ありえない…
「10代目、今戻りました。」
「お帰り、獄寺君。無茶な事はしてないよね?」
「あの男はまだ見つけていません。その代わり…」
「君…何、勝手に育ってるの?」
見知らぬ部屋に、君が横たわって居る
確かに、君だ
だけど、君の纏う空気は弱々しく
生気のコントロールを失っているよう
消え入りそうに思えたり、逆に鋭利さを含んだり
「…雲雀さん…?」
「コレは何?君たちに何が起こったの?ココは?」
すべてがわからない
ただ、君が目の前に居る事の安心感だけがそこにある
「ココはシャマルの家ですよ。獄寺君と俺は10年前から飛ばされて来てるんです。」
「10代目は致死量に値する毒で仮死状態だったんだ。」
10年前から飛ばされて来て
保険医に仮死状態を救ってもらった…
そういう状況だと説明された
「なんで…仮死状態になるほどの毒を投与されたわけ?」
「それは、雲雀さんが気にする事じゃないですよ。」
やんわりと、つきはなされる
僕に心配をかけないようにって配慮かもしれないけど
感じるのは疎外感
今の僕じゃ力にならないと言われた気にさえなる
確かに…
10年前から来たと言う君は僕が知らない空気を纏う
そのくせ、見せた事のないような
僕の全てを受け入れた表情で僕を見る
「雲雀さんに会えてよかった。」
「何、死期の近い人みたいな事言ってるの。」
「10年前の…この時代の俺が、あの時代で直面してる事を考えると…」
自分の事ながら、自信が無いのだと言う
10年前の自分が、どんな結論に達するのか
自分の事ながら、わからないのだと言う
「10年前の俺が…あの時代を、あの世界を、自分の未来をどう思うのか心配。」
「…。」
「10年前の俺が、諦めたり投げ出したりすれば、未来が変わるし。」
「あの子なら…君なら大丈夫でしょ。」
「やっぱり、雲雀さんは雲雀さんだなぁ。」
「君だって、変わらない。10年経ってもそんなもんなの?」
「それは身長の事ですか?気にしてるのに…」
気にしてるのに…と、クスクス笑いながら言う君
交わす会話の端々に感じる大人の対応
君が遠く感じる…
「ねぇ、何かあったら僕に言いなよね。」
「ありがとうございます。でも、大丈夫ですよ。」
この時代の君は未来で事態に直面してる
ココに居る君は、全てをわかってる
やっぱり感じる疎外感
「雲雀さんには10年後に助けて欲しいことがあるんです。」
「それじゃあ、今の僕はどうしたらいいの?」
「待っててください。」
フワリと微笑んで、そう言う大人になった君
君がそう言うのなら
今後、起こる全てに備えて待つのも悪くない
この時代の君が帰ってくるのを待つのも悪くない
__________
12月27日
誕生花:やつで
花言葉:分別
(逆に雲雀さんが大人のツナに会ったならを妄想してみました。)
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