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きまぐれ

きまぐれに書き散らすところ。

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マフィア戦隊ボンゴレンジャー 9

※Legend of VONGOLAの番外編、アイドル設定です。





ボンゴレンジャー指令本部
とある場所にひっそりとあるその場所に髑髏を連れて戻るボンゴレンジャー
本部に踏み込むとまず館内放送のような声が迎えてくれる

『お帰りなさい、ボンゴレンジャー。司令長官プリーモ様がお待ちです。』

綱吉以外のボンゴレンジャーは今まで司令長官に呼び出された事などなく
いきなりのその言葉に一瞬目を点にして固まる

「ボス、ちょっと待ってください。俺たちもですか?」
「そうみたいだね。獄寺君、そんな緊張しなくても大丈夫だよ?」
「いっつもツナだけ呼ばれんのにな。」

いきなりの事に恐縮するように獄寺が綱吉に話しかければ
山本はのほほんとしながらも、どうしたんだろうな~等と不思議顔をしてみせる

「そうだ、上の者と話をするのはボスである沢田の役目だと思ってたぞ、俺は。」
「笹川さんだけじゃなくて皆そう思ってましたよ…。」
「まぁ、どんなヤツなのか興味はあるよね。」

綱吉が上に呼ばれると少なくても一時間は戻ってこないのを知っているメンバーは
司令長官がどんな人なのか、どんな話を綱吉としているのか知る術はなかった
もちろん、綱吉が戻って来た時に聞いたりはするのだが
綱吉の語る内容からは仕事以外の事は語られない
それにしてはいつも時間がかかるな…とは思っていた

「これでボンゴレンジャーが全員そろったから、だと思うよ?」

そう言いながら綱吉は髑髏に笑いかける、心配はいらないよとそう言うように
髑髏が緊張しているのか少し強張った顔で小さく頷くのを確認すると
綱吉は先頭に立って司令長官室へと歩き出した


司令長官室前で立ち止まると、綱吉は一度皆の方へ振り返る

「えっと、緊張する必要はないんだけど…皆ちょっと心の準備しといて。」

それだけ告げると、誰かがその言葉に対して何かを言う前に部屋の扉をノックし
中からの応答を確認して綱吉は扉を開けた

「失礼します。」
「ツー君、おかえり。」

綱吉に続くようにしてボンゴレンジャー全員が入室すると
ソコにはニコニコと笑顔の男が綱吉をギュっと抱きあげていた
その男の顔を見るなり驚きに目を見開き固まる綱吉以外のボンゴレンジャー達
驚いたのも無理は無い
男の行動もそうだが、その男の顔は綱吉にそっくりだったのだ

「皆、ご苦労だった。」

思わず目の前の二つの顔を交互に見つめてしまう
そんな皆をニコニコと見つめながら見回すその人は髑髏を見つけると
一度、髑髏に笑顔を見せてから、綱吉に向き直った

「ツー君はやっぱり頼りになるね。幻を見事現実世界に引っ張り出すなんて。」
「一時的…らしいですけど。」
「うん。まぁ『彼』もこちら側でそうそう派手には動けないだろうし、大丈夫だよ。」

いずれ骸に戻ってしまうと髑髏が言ったため
アジトに戻ってくるまでにボンゴレンジャー内でも意見が分かれた
敵である骸をアジトと言う懐に入れるのは良くないんじゃないかと言う意見もあった
だが、綱吉は髑髏が分かり合えると言った言葉を信じようと連れて帰ったのだ

「ねぇ…綱吉、君って長官の子供なの?」

雲雀の発したその言葉は、その場の全員の疑問でもあった
血縁者でなければ納得できないほど似ているのだ
その雲雀の問いかけに皆の視線が注がれる中、綱吉はあっさりと答える

「いえ、俺の祖父です。」

その綱吉の言葉にまた皆そろって目を点にして固まる
目の前のその男の姿と『祖父』という言葉がうまく頭でリンクしない
男はそれほど祖父と呼ぶに相応しくない若々しい姿をしていた

「ほぉ、貴方がボンゴレンジャーの司令官ですか…。」

その声に振り返れば、先ほどまで髑髏が居た場所に骸が立っていた
一瞬にして緊張が走る
幻のボンゴレンジャーとの媒介者であるとは言え、ついさっきまで相対していた敵だ

とりあえず、骸の出方を伺うように間合いを取るボンゴレンジャー達
それに気づいているのかいないのか骸は飄々としている
骸は綱吉を尚も抱きあげているプリーモに一歩近づくと丁寧にお辞儀をしてみせた

「始めまして、おじい様。」
「…お前の祖父になった覚えはないんだが?」
「何言ってるんですか、綱吉くんに責任とって貰うんですから、貴方は僕にとってもおじいさんでしょう?」
「お前がしたくせに、俺が責任とるのかよっ!?」

骸の言っているのがあのキスの事だと瞬時に察した綱吉は思わず大声をだし
同じく理解したボンゴレンジャー達は戦闘態勢を整える

「ボンゴレネイビーを所望したのは貴方なんですから、貴方が責任をとるべきでしょう?」
「なに、その理屈…。」

なんとなく納得してしまいそうになる骸の言い分に
綱吉は、緊張感のない人だな…と呆れかえった顔をしてみせる
そんな綱吉の様子にボンゴレンジャー達の緊張感も長くは続かない

そんな彼らを黙って見ていたプリーモは一つ咳払いをすると
その現状の全てを無視して綱吉に笑顔で言った

「ツー君。こっちの調べでソレは取るに足らない敵だとわかったよ。」
「ちょっと、聞き捨てなりませんね。ソレって言うのはまさか僕の事じゃないでしょうね?」

プリーモの言葉にムッとした様子で骸が食いつく
しかし、プリーモは聞こえていないかのように何の反応も示さず尚も続けた

「本当の敵は他にいる。まずはセコーンドの方のボンゴレンジャー第二部隊と接触してくれる?」
「本当の敵って…どんなヤツらなのかわかってきているんですか?」
「うん、セコーンドの方で若干情報を掴んでいるみたい。」

ボンゴレンジャーには綱吉たちの他に闇の部隊と呼ばれる者たちが居る
彼らは自らを『ボンゴレンジャー暗黒部隊』と名乗り
その名の通り暗躍しているのだが…




『次回、ボンゴレンジャー第二部隊!!』





__________
なんだかのんびりな更新でスミマセン。
骸との対話はやっぱり成り立ちませんでした(笑)
そして、アイドル設定のプリーモはツナのジィジ設定と言う事もあり
綱吉に対してだけ優しい口調になります。
その他の人に対してはいつもの初代ボンゴレなボス口調です。
さてさて、次回はヴァリアー登場です…が、ちょっとお休みさせて頂きます。
ボンゴレンジャーではないネタはチョロチョロ書きに来ますので!!
いや…飽きるでしょ?ずっとボンゴレンジャーだと(私が)

夏コミの新刊ですが…
雨ツナ本を出す予定だったのですが、ゴメンナサイ予定変更です。
いつか絶対出したいですが、今回はごめんなさい。
ザンツナシリアス本と、ごちゃ混ぜマイナーツナ受け本になりそうです。
ザンツナシリアスは5月の準備号の続きです。
ごちゃ混ぜ本は小咄集のような感じになると思います。
一応、今のところ書くつもりのラインナップは
白→正→ツナ←雲雀とナッツツナ&プリツナとザンツナ前提フラツナと幻騎士ツナかな。
出来れば雨ツナが流れちゃったので山ツナかスクツナも盛り込みたいですが…

いや~幻騎士ツナはね
先週のジャンプで山本と戦ってる時に言った幻騎士の言葉に
また、ぐわ~↑↑っと書きたい病が再発しちゃって☆
ツナの瞳に惑わされって…好きなんでしょっ!?素直になれよ!!
と悶えてしまったので…書きたくなっちゃって(笑)
オンラインでも近いうちに書きたいな~とは思ってます♪
いや、誰も待ってないのは知ってますが…

とまぁ、そんな感じの予定です。
コツコツ頑張ってはいますが、7月入って気持ちが焦ってます…







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