きまぐれ

きまぐれに書き散らすところ。

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Catch me if you can 準備編(WJジャンルMIX)

※本館パラレル花宿設定です。
 REBORN!・テニプリ・笛!・銀魂キャラが入り乱れておりますのでご注意を!!





いらっしゃいませ。
今宵はハロウィン、ここ花宿でも今宵限りの祭りの開催を予定しております。



10月31日夕暮れ時
近頃、日が暮れるのも早くなった
そんな中、まだネオンの明かりの灯らない営業前の花宿に
一人の男が吸い込まれるように入っていく

「いらっしゃいませ。10代目。」
「辰羅川さん…10代目はやめてください。」

キッチリとした喋り方の取締役・辰羅川に迎え入れられたのは
ボンゴレ10代目、この花宿の元締めのマフィアのボスだ
出資はもちろんのこと、花宿の花魁達からの信頼もあつい

「今日は特別営業ですよね?」
「えぇ、そうです。視察ですか?」
「いえ、そんな大層なもんじゃないですよ。」

マフィアのボスと言えば厳つい男を想像しがちだが
彼の場合、まだ幼さの残る顔立ちがそう見せるのか
彼の穏やかな話し方がそう見せるのか
とても雰囲気が柔らかい
まさかマフィアだなんて言われてもすぐには信じがたいほどだ

「あ、ツナだ。」
「…ってその声はリョーマくん?」
「何?まだ着替えてないの?早くしなよね。」
「え…?俺、参加はしないよ?」

全身毛皮のコートでも着ているのかという出で立ちの人物に声をかけられた綱吉
声と話し方で誰かはわかったものの
その本格的な仮装に少々度肝をぬかれたようだ

「ってゆーか、リョーマくんソレ何?」
「ネコに決まってるじゃん。」
「ネコってそんなに毛むくじゃらだっけ…?」
「カルピンはこのくらい毛むくじゃらなんだよ。」

自分の愛猫の仮装だと言い張るリョーマ
舞台キャッツの出演者のように顔まで特殊メイクを施してある

そう、本日の花宿はハロウィン特別営業
来店したお客様には普段の花魁衣装の花魁の写真が渡されることになっている
写真の裏にはその花魁の仮装の特徴が一つ書かれており
その写真を頼りに、仮装した花魁を探し出すゲームになっている
写真は一人の花魁に対して複数ある
他の人と協力して探し出す事が一番の近道だろう
もちろん花魁達はジッとなんてしていないので花宿中所狭しと探す必要性がある
また、本日ボンゴレ支給のスーツを着て胸に薔薇を挿した者は
隠れ逃げる花魁を探す為のヒントを持っている
そのヒントに関してはくれるもくれないもその人次第なのだが…
これだけ聞いても、なかなかに大騒ぎが予想される催しだ

「ツナ、ボケっとしてないで早く着替えるよ。」
「いや、だから俺は参加しないってば。」
「ダメ。」

綱吉は知らないが、本日の祭りに関して
綱吉以外のボンゴレファミリーには招待状が送られているのだ
しかも、その招待状の中には綱吉の写真
もちろん綱吉の写真の裏には綱吉の本日の仮装の特徴が一つづつ書かれている
その事実を知らない綱吉に、辰羅川がその事実を告げた

「えぇぇっ!?」
「Oh、申し訳ございません。」

辰羅川のその言葉には申し訳なさなど微塵も感じられなかったのだが…

「だから、今更ジタバタしないで、着替え。」
「…いーやーだーっ!!」

尚も嫌がる綱吉は、毛むくじゃらなリョーマに引きずられ奥へと連れて行かれる羽目になった




「嫌ですっ、こんな格好で居られません。」
「嫌じゃないの、将の写真の裏にはもうこの格好の特徴が書かれてるの。」
「翼さ~ん。」
「そんな可愛い顔して泣いてもダメだからね。」

リョーマに引きずられるままに奥へと入って来ると
とある部屋の中から言い合う声が聞こえてきた
恐る恐る部屋の中を覗くように顔だけ覗かせる
そこにはボンゴレ支給のスーツを着た数名と仮装した花魁が一人いた

「…将さん…。」
「あ、リョーマくん、ツナくん…み、見ないでっ。」
「あ、将さん可愛いっスね。」

リョーマと二人で看板を張る花魁の将の格好は仮装と言うのか何なのか綱吉は言葉につまった
将の格好は短パンと少し大きめのトレーナー
だぶっとしたトレーナーの被るお尻からはチョロンとした犬の尻尾が見える
頭には犬耳が装着され、ご丁寧に赤い首輪までされている

「10代目遅かったね。」
「10代目はやめてください、不二さん。」
「不二先輩、ツナの衣装できてますか?」
「うん、さっき出来たっぽいよ?」

将は膝を抱えて、小さな子供がするようにトレーナーに足を隠して座ってしまった
後ろから見ると、チョロンと尻尾のついたお尻が可愛いだけなのだが…

もう一つ奥の部屋へ引っ張られるまま入ると
何かと花宿のお祭りに参加協力してくれるよろず屋の銀さんが居た

「あれ?銀さんも?」
「お、10代目。衣装もうすぐ出来るから、ちょっと待ってて。」

銀時はスーツに薔薇なので仮装側では無いらしいが
よろず屋の他二人がどうやら仮装するみたいだ
銀時が待っててと言うのでその場にあった椅子に腰掛ける
しかし、銀時は何をするでもなくチョコレートを貪りだした
その横で、少々哀愁漂うサングラスのオジサンがチクチクと針仕事をしている

ディーノさんのとこのロマーリオさんとか、ルッスーリアとか
サングラスの人はマフィアには珍しくないけど…

「サングラスにも色々あるんだな~…。」

と綱吉は思わず思ったままの事を口に出してしまっていた
そんな綱吉の肩にポンッと手を乗せ、銀時は言う

「10代目、それは違うよ。サングラスのせいじゃないよ。」
「…っ銀さん…俺の頭の中を読まないでくださいよ…。」
「いやいや、今の一言である程度わかっちゃうでしょ。」
「そうネ、マダオのマダオっぷりはグラサンとは何の関係もないアルよ。」
「…知ってる?オジサン、心弱いの知ってる?」
「新八のメガネは新八以上に新八だけどな~…。」
「それ今関係ないでしょっ!!っつーかメガネからそろそろ離してくださいよっ!!」
「それじゃ~新八が新八じゃなくなるネ。」
「そうだよ~具の入ってない肉まんくらい違っちゃうよ?」
「何それ、具の入ってない肉まんって味気なっ!!」

久しぶりに会った面々だったけど
まったく変わりないようだ
いまだ肉まんだ~生地だ~と騒ぐよろず屋の横からサングラスの人が綱吉に衣装を手渡す

「オジサンね、サングラスで良かったって今思ってるんだ。」
「え…?」
「だってオジサン、コレは着れないもん。」

そう手渡される衣装らしき布
手触り、布質、そして容量…どれをとっても嫌な予感しかしない
サングラスのオジサンは綱吉の肩にポンッと哀れむように手をおいた

「がんばれ、10代目。」
「なんだ、長谷川さんできたならそう言えよ~。じゃ、10代目あっちで着替えようか。」
「…なんか布少なくないですか?」
「銀さんが手伝ってあげるから、安心しなさいって。」

そう銀時に丸め込まれるように設置されたつい立の後ろへ追い立てられる
つい立の向こうからは楽しそうな銀時の悪代官声と綱吉の悲鳴…

「いーやーだーっ!!」





__________
ハッピー・ハロウィン☆
ハロウィンですね。
そんなわけでジャンルMIXです。
設定は本館のパラレル部屋より…
開店編もありますので、できれば今日中(31日中)にUPします。
リョマはやっぱ猫かなぁと思ってカルピンコスで
将たんはポチなのでワンコ。
さて、綱吉は何の格好してるのか、お楽しみに(笑)

今週末のイベント原稿にも追われておりまする…
んむぅ~最悪日曜は新刊ないかもです…が…
頑張りたいと思います。







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love Bite 3 (ヒバツナ)

どんなに君を想っても
君はココには居ない

君と僕を繋いでいた証は粉々に砕けて
その力ごとなくなった
僕が失くしたのはあの指輪だけなはずなのに
君も一緒に失くしたような…

『指輪ひとつで量れるくらいの力なら無くてもいい』
指輪を壊すように言った君はそう言ったという
そう、そんなもの初めから君が求めていなかった事を
僕も他の者達も知っている
肩書きがマフィアだったとして
君にとっての力は指輪でも匣でもなく仲間なんだと

指輪がいつから兵器になったのか
何のために匣が出来たのか
それを知りたいと思った

時に人間は禍々しい発明をしてしまうもの
兵器や人を殺める為の発明でなかった物が負の道を辿るのは
今日までにもあった流れだ
どこかに利益が無い場合それはありえない


「こんな時にテメェは何を考えてやがるっ!!」
「落ち着けよ、獄寺。」

負傷した身体を無理に起こして怒鳴り散らす
その男に僕は視線だけをおくる

その男の言いたいことがわからないわけじゃない
でも、僕が匣の研究の為にアジトを空けるのは前から決まっていた予定だ
それに…

「何って、決まってるじゃない。」
「テメェは、10代目やリボーンさんより、研究の方が大事なのかよっ!!」

そうだとも言えるし
そうじゃないとも言える
あの子を迎えに行くのは僕じゃなくてもいい
だけど、この状況でミルフィオーレとの全面戦争は避けられないとすれば
今、僕がするべきことは
あの子が戻ってきてから力になる研究を進めること

ボンゴレリングが無くなった今
マーレリングに対抗する力となるのは匣と炎の関係
今となっては誰しも炎を具現化することができるけど
過去それはボンゴレボスにしかできなかった事だ
そこに何かの鍵があるかもしれない

「君達二人居れば、あの子を迎えに行く事くらいできるでしょ。」
「そうかよ…っ。結局テメェは自分の事しか考えてねぇんだな。」

君達を信じてるからこそ僕は行かないんだ
そう言葉にはせず部屋を後にした

まだ喚き散らし睨みつけてくる嵐の守護者と
何も言いはしないものの静かに僕の動向を見るボンゴレの剣豪の一人

僕は信じてる
あの子はきっと帰って来るって





__________
この時点で、ツナの安否はまだわかってません。
捏造なのに無駄に匣の事とか考えてしまう…

※コミックス派さんネタバレ注意↓




というか、本誌っ
「大空のおしゃぶり」って言葉がっ!!
ボスがアルコバレーノて事ですよね?
ユニはボスじゃないの?それともユニはアルコバレーノなの??
おわぁ~気になるぅ~っ
新しいアルコバレーノ情報気になる~っ!!
やっぱコレはブラックスペル&ユニ側とボンゴレが手を組む感じになるのかな~?
幻騎士がユニとツナを重ねるたびに萌えます
間違えてツナに「姫」とか言えばいいのに…







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Ciao! il mio fratello 6(スパツナ)

※パラレルです。





息せき切って走って来た綱吉は
応接室と書かれたプレートのある部屋の前で
一度大きく息を吐き、そして胸いっぱいに息を吸う
こういう時は思い切りが必要

コンコンっとノックして中からの返事を待つ
いきなり乱入するのは怖い

「どうぞ。」
「…あ、ありがとうございます。」

中からの返事の変わりにドアが開けられ
風紀委員の証であるリーゼントと学ランの人に招き入れられる

「失礼します。」
「やあ、待ってたよ。」

応接室に入ると思っていた阿鼻叫喚の感じは微塵も感じられなかった
何事もなかったかのように普通に声をかけられる
スパナはと見れば、応接セットのソファで出されたお茶をのんびりと飲んでいた
気が抜けるとはこのことだろう

「あ…雲雀さん。えっと、兄がご迷惑をお掛けしました。」

一応の社交辞令とでも言うべきか
とりあえず、その部屋の主にそう言ってスパナの側まで行く
そんな綱吉を雲雀は何かを考えるように見る
スパナは綱吉の声に振り返り、嬉しそうに笑った

「…別に、迷惑はかけられてないよ。」
「あ、そうですか…。なら良かったです。」
「コレ、君のお兄さんなの?」
「あ~はい、そうです。」
「君、日本人じゃないの?」

雲雀の言いたいこともわかる
なんと説明したものかと困ってしまう
別に疚しいところなど何もないのだが
スパナはもうすでに家族だから「養子」という言葉がうまく言えない

「ウチとツナヨシ、血は繋がってないから。」
「…そうなんですよ。まぁ、いろいろあって。」
「そう…。別に何でもいいけど。」

深く追求されなくて良かったと綱吉は胸を撫で下ろす
スパナはソファから立ち上がると綱吉の手を取り部屋を出ようと歩き出した

「あ、ホントすいませんでした。お邪魔しました。」
「ねぇ…。」

とりあえず、それだけ言って綱吉もスパナと部屋を出ようとすれば
後ろから、少し低い声で雲雀が呼び止める
なんですか?と振り向けば雲雀は二人が繋いだ手を睨むように見て言った

「兄弟だからって、ちょっとくっつき過ぎじゃない?」
「え…あ、あのっ!!群れてるわけじゃないんですっ!!」

だから咬み殺さないでと言外に滲ませながら慌ててそう返す綱吉
スパナは特に気にした様子も無い

「ウチはツナヨシが好きだから、だから手も繋ぐ…。」
「好きだから?」
「そう、ツナヨシの手あったかいし。」

綱吉は、おわぁ~何言ってんだこのバカ~っと叫びたいのを必死に堪え
雲雀がどう出るのかに備える
もう当たり前になっているこの男のバイオレンスさをスパナは知らないのだから
大事になるまえに綱吉が何とかしなくてはいけない

しかし、雲雀はスパナのその言葉に何か納得したのか
スタスタと二人の側まで歩いてくると
おもむろに綱吉のもう一方の手をとった

「そう…それなら僕もこの子と手を繋いでいいって事だね。」
「…は?」
「ヒバリもツナヨシ、スキ?」
「気に入ってるよ、咬み殺しがいがあって不思議でおもしろい。」
「そうか…ならライバルだな。」
「そうだね。」

独特の間延びしたようなスパナのテンポと
他人と会話しているようで自分の中で会話を成立させるような雲雀のテンポ
そのお互いマイペースなテンポがうまくかみ合う

ついていけないのは綱吉ただ一人

「え?…えぇ?何?コレ…。」
「ツナヨシ、お昼行こう。」

そうスパナに急かされて
スパナと雲雀に引きずられるように歩き出す
いまだ綱吉の頭は混乱したままだったが…





__________
お久しぶりです。
風邪をひいたり、原稿あったりで放置してしまいスミマセンでした。
お久しぶりの更新はほのぼのスパツナで
スパツナヒバなんていうカオスなサンドの出来上がりです。

うぅ~それにしても
ヒバツナ幻というもっとカオスな三つ巴が書きたい衝動に身を焦がしてます
だって…幻騎士xツナではないんですか?
本誌のあれは幻騎士xツナではないんですか~っ!?
悶えるほどに私の中でまたアレなカップリングが成り立ちつつあるんですが?







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down on my knee(ザンツナ)

※過去作品「ブラックオニキス」の続きのお話です。






結局、拙いお祝いの言葉を言った子供は
ちょっとした大冒険を終え
疲れたのかすぐに寝てしまった

今はやすらかに閉じられている大きな瞳で、真っ直ぐ俺を見つめて
俺の誕生日を祝ったこの子供…
今まで、こんなに純粋な祝いの言葉を貰った記憶がない

眠る子供を見つめ顔をニヤけさせる家光
その家光の後ろから戯れ程度に蹴りを入れてこちらを向かせる

「痛いな…俺の一番幸せな時間の邪魔するなよ、ザンザス。」
「聞きたいことがある。」
「…なんだ?」
「コイツの誕生日は、いつだ?」

純粋な言葉に心動かされたと言うよりは
この子供の事がとても気になった
ただの家光の子供と思っていたのに…

「…ツナの?…何企んでんだ?」
「悪い事じゃない。祝われたからには祝いを返すのは当然だ。」
「へぇ~…意外と律儀なんだな。」
「…うるせぇ、いいから教えろ。」
「14日、今月のな。今年でもう4歳か…おっきくなったなぁ。」
「すぐじゃねぇか…っ。」

そんな俺の声は家光にはもう入っていないようで
子供を見つめて目を細めている
俺もそれをいつまでも見つめている場合じゃない
4日後って事はすぐに準備を始めないと間に合わない
俺は部下を大至急集め、イタリア全土の子供の好きそうな商品を掻き集めさせた

10月14日当日、俺は家光たちの滞在している部屋の扉を勢いよく開け放つ
あの大きな目が喜びに見開かれるのを見たい
あの日、一生懸命すがり付いた腕が忘れられない


「…は?帰った…?」
「は、はいっ!!昨日、帰られました。」

開け放った扉の向こうには誰も居なかった
どこか別の場所に滞在しているのかと
近くを通った部下に尋ねたところ帰ってきた答えに唖然とする
たくさんの子供向けの商品を腕いっぱいに俺は立ち尽くした




+++ +++ +++


「ザンザス?居る?」
「ボスなら出かけたぜぇ?」
「あれ?スクアーロ?何してんの…って、まぁいいや。」

ザンザスの部屋の扉をノックして開けるとザンザスは居なかった
部屋の主がいない代わりに
剣帝の名を持つヴァリアーの剣士が必死に何かを隠している
少し異様な光景に疑問を持たなかったわけではなかったが
係わり合いになる方が面倒だと綱吉は判断して目をそらす

「何でもない…が、ちょっと表で待ってろぉ。」
「え?…うん。」

言われるままに扉を閉めて暫く廊下で待つ
部屋の中から、もういいぞと声をかけられるのを待って
もう一度、部屋の扉を開けて中に入る

さっきスクアーロの後ろにあったと思われるモノは姿を消し
スッキリと部屋を見渡す事ができた

「まぁ、座ってろ。ボスならすぐにもどる。」
「うん。」

素直に近場のソファに腰を下ろす綱吉
何度も来たことのあるザンザスの部屋とは言え
部屋の主が居ないのに寛ぐわけにもいかず、なんだか落ち着かない

「あのさ…俺、ザンザスに呼ばれて来たんだけど…?」
「わかってる…。すぐだから、待ってろ。」

ティーカップを渡されるままに受け取る
すぐだというなら待とうと、そのカップに口をつけると
部屋の扉が開いて部屋の主が後ろ手に何かを隠しながら現れた

「あ、ザンザスっ!!呼んどいて遅いよっ。」

思わず立ち上がって文句を言う綱吉
ボンゴレのボスに就任してわずかしか経っていない
まだまだ目が回るほど忙しく
実を言えばゆっくりお茶を啜ってる時間なんてない

「お前、今日何の日か知ってるか?」
「何だよっ?」
「俺の誕生日から2日後、お前の誕生日から2日前の日だ。」
「…ごめん。だから何?」

全くわけがわからないと言いたそうにザンザスを見る綱吉に
スクアーロはオロオロとし
ザンザスは黙り込む

「俺、今すっごい忙しいの知ってるよね?」
「いいから、座れ。」
「俺の仕事溜まる一方なんだよ?ザンザス手伝ってくれんのかよ?」
「わかった、手伝ってやるから。俺の話を聞け。」

そのザンザスの言葉を聞いて、綱吉はやっと黙り込み大人しくなる
その綱吉をソファに再度座らせるザンザス

いつもよりも真面目な面持ちで自分を見つめるザンザス
そのザンザスを不思議な面持ちで見つめる綱吉の目の前がいきなり真っ赤な薔薇にまみれる

「綱吉…結婚しよう。」

綱吉の目の前で片膝をつき、薔薇の花束を差し出し
ザンザスがそう言う

「…は?」
「お前、今年で18になるだろう?明後日、結婚しよう。」
「いやいやいや、待って。何言ってんの?」
「結婚を申し込んでる。」

何も不思議な事はないと言うようにザンザスは言う
綱吉にとったら不思議な事だらけだ

「あのさ、ザンザス。結婚って男同士じゃできないよ?」
「同姓結婚のできる国と教会くらい調べてある。」
「…好きな人どうしじゃないと俺は嫌だな…。」
「お前は俺が嫌いなのか?」
「そういうわけじゃないんだけど…結婚となると別というか…。」

しどろもどろと慌てる綱吉
そんな綱吉を、まだ無表情に見つめるザンザス

「それに、ザンザスは俺の事嫌いだろ?」
「…。」

結婚しようとその言葉が言えたザンザスだが
好きだの愛してるだのと言う言葉をザンザスが言えない事をスクアーロは知っていた

「それは違うぞぉ。これを見ろ。」
「何?その子供のおもちゃ…。」

見るに見かねたスクアーロが先程隠したモノを広げながら割り込む
そこには少し時代遅れな感じの子供向けの商品が大量にあった

「コレはな…14年前ボスがお前のために用意させたプレゼントだ。」
「はぁ?14年前なんて俺ザンザスの事知らないよ?」
「お前は14年前に一度ボスに会ってる。」
「そんなの覚えてないよ…。」
「覚えてなくても会ってんだ。その時からボスは…。」

ガスッ

そんな音が部屋に鳴り響き
窓硝子が割れ、そこに居た銀色の髪の男が星になった

その星を目で追い、見えなくなったところで綱吉はザンザスに視線をもどす

「も~、ダメだろ~。スクアーロ明日任務入ってるのに…。」
「ベルにでも代わりに行かせればいい。」

仕方ないなぁとばかりに、深くため息をついて
ザンザスが握りしめていた薔薇の花束を受け取る綱吉

「その…結婚に同意したわけじゃないから!!とりあえず、花瓶にうつそう?」
「まぁ、いい。どうせこれから一生付き合う事になるんだからな。」






__________
お約束のザンツナです。
今日はザンツナ真ん中誕生日なので、
本日のオンリーにて無料配布予定だったのですが、間に合わず…
こちらでUPさせていただく事にしました。

えっと…ザンザスが何か可哀想…
え?スクアロの方が可哀想?
それは仕方ありませんね、スクアロですから☆
ザンザスとツナとスクアロというこの3ショットが好きなようです。
アクセントにスクアロが欲しくなるザンツナ…
横恋慕でもいいし、2人のボスにただ振り回されるだけのスクアロもいいですね。
こんなん言ってますが、スクアロも大好きですよ~♪







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あの日の君と…(カノミハ)

※過去作品「きんもくせい」とリンクしてます。





あの日、レンは俺の隣にいた
あの日、俺はレンの隣にいた


校庭の片隅に忘れ去られたように咲く金木犀の香りがフと漂う
今日の投球練習はもう終わりだ
汗を拭いながらその木の前で立ち止まる

俺よりも少しだけ高い
だけど、周りの木に比べたらとても小さなその木は
甘い香りをさせてオレンジ色の花を散らしていた

『しゅう、ちゃん。』

そう俺を呼んで微笑んだ、あの日のレンを思い出して
一人で少し笑う
髪にいっぱい小さなオレンジ色の花をつけて
甘い匂いを体中からさせて嬉しそうにしていたレンは
あの日、俺の隣にいた
あの日、俺と手を繋いでいた

今は隣に誰もいない…

もう決して離さないと思っていたレンの手を
離してしまったのは俺の弱さだ

レンのひたむきさに、勝手に敗北して手を離したのは俺
自分の事にいっぱいいっぱいでレンを救ってやれなかった
ずっとあの日のまま手を離さなければ、今もレンは隣にいたんだろうか?
そんな事を思ったところで意味はないんだけど…

サワサワと風が通り過ぎる音がする
この時期の風は汗をかいた後だと一瞬にして冷える感覚がする
肌寒いというか
人肌恋しいというか

なんだか無性にレンの声が聞きたくなって足早に部室に戻る
もちろん、身体を冷やさない為ってのもあるけど

急いで着替えを済ませる
シャツがズボンからはみ出ていたって気にしない
カバンをゴソゴソと漁り携帯を探す
奥のほうに入ってしまってるみたいでなかなか見つからなくてイライラする
全部ひっくり返したいけど、後が面倒だ
やっと見つけ出した携帯だけ握り締めて俺は部室を出た

さっきと同じ金木犀の木まで来て、その木の静止画を携帯で撮る
ピロリンっと特有の音がして静止画が携帯に納まった
カコカコっと携帯を操作してパクンと携帯を閉じる

しばらく甘い匂いに包まれながら、そのオレンジの花が散るのを眺めていると
携帯が震えた
すぐに携帯を耳に当てる

「レン?」
『しゅ…うちゃんっ。』
「ん、メール見た?」
『うん。甘い花っ!!』
「咲いてたからさ。」
『しゅう、ちゃん…俺、今度そっち行くね。』
「え?」
『お…祭り、もうすぐだよね?』
「そうだな、今度の連休くらいじゃないか?」
『また、一緒に行こっ!!』

なんとなく、レンと話したいなと思ってメールした
レンが覚えてたら嬉しいなと思ってもいた
同じモノで同じ思い出を持つ事ができているのが嬉しい

たぶん、俺もそれを言いたかったんだとわかった
レンとまた手を繋いで
レンとまた同じ場所で
またレンの隣で
この甘い匂いのする花を見たいって

俺はなかなかレンみたいに真っ直ぐには言えないけど

「ん、一緒に行こうな。」
『うんっ。』

じゃあな、と言って携帯を閉じる
もう一度目の前の木を見て、おもいきり息を吸う
甘い香りで身体いっぱいになる

あの日、レンは俺の隣にいた
あの日、俺はレンの隣にいた

手を離してしまったら、もう隣にいられない気がしてた
でも、あの日も一度離れてしまった俺たちは
このオレンジの花の咲く木の下で出会えたんだ





__________
カノミハです。
うん、やっぱカノミハ好きだなぁ~。
去年のこの時期に「きんもくせい」を題材に書いたお話とリンクしてます。
秋らしく、ちょっとしっとりした感じで…


あ、10月12日のREBORN!オンリーですが
ミルフィオーレxツナの方は発行できます。
原稿おわりました~♪
ただ、ザンツナは間に合わなくて…ゴメンナサイ。
ザンツナに関しては12日にこのブログでUPしたいと思ってます。







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Ciao! il mio fratello 5(スパツナ)

※パラレルです。





やっとの事で昼休みになった
はやくスパナをむかえに行ってお昼にしようと教室を出る綱吉
声をかけたわけでもないのに二人後ろから付いてくるのには
すでに慣れてしまって気にもならないようだ

「10代目~待ってください~。」
「あ、獄寺くんと山本。先に屋上場所取りしといて!!すぐに行くから。」
「お~う了解。行こうぜ、獄寺。」
「テメェが一人で場所取りして来い、この野球バカ。俺は10代目と…。」
「お~…ツナ早いな~。」

獄寺と山本が少し揉めてる間に綱吉の姿は見えなくなっていた
もちろん綱吉がものすごく早いわけではない
ただ単に視界から消えたと言うだけの話だ
だが、このまま追いかけてスパナを連れて屋上へ行く綱吉とすれ違いになるよりは
先に行って場所を取っておいたほうが綱吉は喜ぶだろう
そう獄寺が考えたかはわからないが、そのまま二人は屋上へ向った

二人と別れ、綱吉は3年生のクラスへ向う
朝のこともあるし出来るだけそうしたくはない気持ちの綱吉だが
スパナを放っておくわけにもいかない

「…あの…。」

恐る恐るという感じで教室の中を窺いながら声をかける
昼休みと言う事もありガヤガヤと騒がしい中では
誰も綱吉に気づいてくれなさそうだ

「あの~…。」

キョロキョロと見回すも目立つはずのスパナの姿が見当たらない
綱吉は思い切ってもう一度教室の中に声をかけてみる

窓側に居た、朝の女子2人があ、と綱吉に気づくと
もの凄い勢いで綱吉の所まで来てくれた
気づいて貰えた安心よりも
その2人の異様な焦りように面食らってしまう

「あの、ス…兄を迎えに来たんですけど…。」
「弟くんっ!!大変なの。沢田くん、連れて行かれちゃったの!!」
「…へ?京子ちゃんのお兄さん…じゃない、笹川さんにですか?」
「違うの、風紀委員長が…。」

恐ろしいものを見たとでも言いたげに、その後の言葉を濁らせる
風紀委員長と言えばあの人しか居ないし
この学校では実質の最高権力者な上、はっきり言って恐怖政治を執行中だ
彼女たちが慌てるのも、言葉を詰まらせるのも納得できる

「…えっ、…雲雀さんが?…なんで…」
「弟くんが来るの知ってたから、止めた方がいいのはわかってたんだけど…。」

そんな綱吉たちの話が聞こえたスパナのクラスメイトたちが
その時の状況を皆で教えてくれた
何だかんだ言って、クラスに馴染めてきているようで綱吉は安心する

彼らの話では、綱吉を廊下にしゃがみこんで待っていたスパナの前を
雲雀率いる風紀委員会の面々が通りがかったらしい
日本の学校では目立つ事この上ないスパナを見て足を止めた
雲雀とその一行を見て、スパナが声をかけたらしい
二言三言、言葉を交わしたかと思ったら雲雀がトンファーを構えたので
コレはヤバイと教室の中の誰もが思ったそうだ
しかし、風紀委員の一人に何かを伝えられると
雲雀はトンファーをしまい、スパナを無理やり連れて立ち去ったのだと言う

「…何言ったんだろ…うぁ~雲雀さんの事教えとくんだったぁ~…。」

その経緯を聞いて綱吉は頭を掻き毟りながらぼやく
そんな綱吉を見ながら、はじめの女子がこう言った

「あ、沢田くんが『ツナヨシが来たらヨロシク』って言ってた。」
「…よろしくって何ですか…?」

思わず顔が引きつる綱吉
3年生のクラスに迎えに来るのとはわけが違う
しかも話を聞く限りでは、雲雀とは穏やかな状況ではなかったようだ

「…あの、おのんきバカ~っ…。」

とりあえず、スパナのクラスメイトにありがとうございます、とだけ伝え走り出す
この時間なら風紀委員は応接室に居るだろうとソコへ向うべく走る綱吉
獄寺くんと山本についてきて貰えば良かった、と今更ながらに思いながら





__________
なんだかいつの間にか完全に連載状態ですね。
いえ、このお話は結構今後の流れも考えてますよ?
まだミルフィの人たち出してないし、まだまだつづくよっ!みたいな感じです。
正ちゃんはもう決まってるんですが
百蘭とかγとかどうしよっかな~
ってかその前に雲雀さんですよね…
いえ、雲雀さん出すとなると、雲雀さんからのベクトルが綱吉以外に向くはずもなく
どうしても綱吉争奪になってしまうので…
酢綱雲と言うよくわからない三つ巴になると思います…ってか、なります。

スパツナに沢山の拍手を頂いておりまして…
コレはスパツナ書けよコノヤローというメッセージなのだと…
色々なトコに足つっこんでスミマセン


後、追記にて参加イベント情報記載しておきます。
新刊情報等です。







家庭教師ヒットマンREBORN!未来編【2】家庭教師ヒットマンREBORN!未来編【2】
(2008/10/31)
ニーコ國分優香里

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