きまぐれ

きまぐれに書き散らすところ。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

クロッカス(スパツナ)


「…あ、あのっ。」
「…スパナ。」
「えっと…スパナさん?」
「いいよ、別にスパナで。」

自分からは近寄ってこない
かと言ってものすごく警戒しているわけでもない
とは言え、信じてもいない

なんだか野良猫みたいなヤツだな
ボンゴレ10代目は

身体は華奢だし
まだ子供だ

でも…
あのパワーはスゴイ
モスカは研究の集大成
ずっと追い求めていたのは
この男

計画も大事なのはわかってるけど
好奇心が何よりも勝った
ボンゴレ10代目の全てを知りたい
そのパワーも素性も全てが好奇心の対象

「ウチのモスカがやられるなんて…所詮はコピーか。」
「…えっと?…ここ何処ですか?」
「しかもアンタはまだ未完成…おもしろい。」
「…聞いてます?」

正一が気にするのも頷ける
ボンゴレ10代目が完成したら
並大抵の事じゃ太刀打ちできないだろう

たぶん、まず敵意を持って接したらいけない
あと、自然にしてないとダメっぽい
…やっぱ野良猫みたいだな

「それ、なんで食べない?」
「…え?ソレ?」
「飴、うまいよ。」
「や、そんな気分じゃないって言うか…。」

ふむ…警戒してるのか?
野良猫は餌を与えたら遠くから見たほうがいいんだっけ?

「え?…いや、何でそんな隅っこから見てるんですか?」
「…ウチが近くに居ると食べれないのかと思って。」
「いや、そういうわけじゃ…。」

毒とか警戒してるのか?
まぁ、敵同士だし実際殺せって言われてるけど
ボンゴレ10代目の完成したパワーが見たいから
殺すのは楽しくない

「毒は入ってない。食べろ。」
「そういう意味でもなくて…。」
「ん?そうか手動かないから?」
「いや…違うんだけど…。もうそれでいいです。」

何か疲れてるみたいだな
無理も無い
あんなパワーこんな小さな身体から出してたら
そりゃ疲れる…

モスカみたいに炎で充電できるわけないし
確か情報じゃ14歳
育ち盛りだし食べ盛り
うん、やっぱ食べさせないと

技が完成してもパワーが出ないんじゃつまらない

「ウチが食べさせてやる。」
「え?…いやいや、いりませんって。」
「毒が心配ならこっちを食え。」
「は?…っちょ…むぐっ」

ウチが食べてたのなら安心だろ
とりあえず、舐めてた飴を
そのままボンゴレ10代目の口に押し込む

「あ…間接キスになったな。」
「…間接とかいう次元を超えてる気がするんですけど…。」
「気にするな、ウチも悪い気はしない。」
「…も、いいです。」





__________

2月24日
誕生花:クロッカス
花言葉:私を信じてください
(書きたかったスパツナがやっと書けた…でもまだスパナが手探りです。一人称がウチなのが書いててこそばゆい…)







家庭教師ヒットマンREBORN!  ツナマイクロファイバータオル家庭教師ヒットマンREBORN! ツナマイクロファイバータオル
(2008/04/25)
不明

商品詳細を見る


スポンサーサイト

じんちょうげ(マモツナ)


自室に入るなり
シュルシュルと何処からとも無く現れた縄に拘束されたツナ
何これっ!?と大騒ぎするも
背筋を悪寒が走る感覚の
いつも幻覚で自分を混乱させる男の気配は無い

「何?何なのっ!?コレ…リボ…―」
「その名前呼ばないでくれる?」

フワフワとツナの頭上に浮かぶ赤ん坊
フードを目深に被り
いかにも魔術的な風貌

「…マーモンっ!!」

何で居るの?という面持ちから
すぐに一変して笑顔に変わる

「元気そうだね~。」
「…。」

自分が拘束されてる状況だと言うのに
大物なのかバカなのか
マーモンはこっそりため息をついて
フワリとツナの膝に降り立つ

ジィっと見つめてみたところで
ツナからは相手の表情は窺い知れない

それでも
この小さな存在がココに居る
その事実がツナには嬉しいようだ

「しっかりご飯食べてる?」
「まぁね。」
「皆は元気?」
「…たぶんね。」

会話が成り立たない状況でも
ツナはニコニコとマーモンを見る

幻覚で拘束されているにもかかわらず
無条件で信頼した顔でマーモンを見る

確かに…
アルコバレーノはボンゴレの陰の守護者と言ってもいいだろう
このおしゃぶりの呪いは
結局はボンゴレという組織に関係する

ボンゴレリング保持者が
大空に恋焦がれるように守護するのも
アルコバレーノが大空に支配されるのも似たようなもの
結局は大空を飾る虹でしかない

呪いを憂えて
呪いに打ち勝とうとするも
結局はマーモンも虹色のおしゃぶりに呪われた者

どんなに憎もうとしてみた所で
廻り廻って大空を想うことになってしまう自分を
嫌いにはなれないのだ

「ザンザスとかスクアーロも元気にしてる?」
「綱吉がこっちに顔を出さないから、僕が見に来たんだよ。」
「あぁ~…ごめん。俺も忙しくてさ。」
「そんなこと、知ってる。」

ツナの顔を見れば
少し安心するなんて
どこぞのヒットマンと似た自分の行動に
マーモンは少し嫌気がさした面持ちで幻覚を解く

自分は同じじゃない
この呪いを享受して楽しんでるふしのあるようなヤツ等とは違う
この呪いを解きたいし
この呪いに負けたくない

ただ、ツナには自分と似た思いがあるのを感じていた

ボンゴレなんて…

そんな思いをツナからは感じる
ボスでありながら
ボンゴレという組織に疑問を持つもの

縛られたくない
縛りたくない
その思いは同じではないだろうか…?

「ふん。…綱吉がボスになってよかったって今は思うよ。」
「何?突然。」
「本当のことだよ。」
「そう?…俺は今でも俺が居る事で存続してる、この組織が正しいのかわからないけど…。」

そう思えるボスだからこそ
ツナでよかったと思える

今度の大空が
この世界に何をもたらすのか…

見届けたくなるのは
自分自身の思いなのか
それともアルコバレーノとしての思いなのか…





__________

2月23日
誕生花:じんちょうげ
花言葉:不死・不滅
(マーモン難しい…っ!!キャラがつかめない子ですね。虹とボンゴレの繋がりが気になります。)







家庭教師(かてきょー)ヒットマンREBORN! (12)家庭教師(かてきょー)ヒットマンREBORN! (12)
(2006/10/04)
天野 明

商品詳細を見る


Time Lag 2(ヒバツナ)

※1827HIT記念の小話です。
 どうしても、ツナ視点でも書きたくなっちゃったので…





「俺、…雲雀さんの事が好きです。」

そう言葉にしたとたん
深くなる想いに
正直、俺自身戸惑っていた

「好き」と言う言葉が
とても神聖なモノのように感じる

言葉にしてしまった事へのうしろめたさと
言葉にしてしまった事への興奮と…

でも、「好き」とそう言葉にして
改めて感じる想い
あぁ、やっぱり俺は雲雀さんが好きなんだ

雲雀さんを伺うと…困った顔

はじめて見た雲雀さんの表情に
高揚した思いは
空気の抜けた熱気球のように
萎んでどんどん落ちていく

今、感じるのは『後悔』だけ…

それでも、雲雀さんの前では笑っていよう
俺に出来ることは、それだけだから…


「あぁ~…自己嫌悪だ。」
「どうした?自己嫌悪なんていつもの事じゃねーか。」
「リボーン…。まぁそうなんだけどさ~。今日のは失敗。」
「雲雀にふられたか?」
「…っ!!何で知って…、どっかで見てた…?」

その的確な指摘に思わず疑ってしまうのも無理は無い
なにせ、この家庭教師は神出鬼没だから

「見てたんなら早いや…そうなんだよ。…あぁ~何で告白しちゃったんだろ~…。」
「…。」
「いや、好きだからなんだけどさ。言わない方がよかったよな…。」
「なんでそう思うんだ?」
「だって、雲雀さんを困らせちゃったから。」

そう、困らせてしまった
自分の中で想うだけだってよかったはずなのに
言葉にしたのは自分のエゴ

これ以上傷つくのは怖い…
そう思うのも正直な気持ちだけど
それ以上に…
雲雀さんは雲雀さんのままであって欲しい

だったら、俺に出来るのは
今までと同じ距離を保つ事
近すぎず、離れすぎず
友達でもなく、他人でもない
会ったら挨拶してニッコリ笑う

うん、いつもどおり…

「リボーン!またお前学校に来てたのか?」
「迎えに来ただけだゾ。今日はこのまま特訓に行くからな。」
「今からかよ~…。」

リボーンは最近、失恋した俺を気遣ってか
よく学校に現れるようになった
まぁ…修行だ試練だと言ってやりたい放題だから
俺を気遣って…とは思えないんだけどさ

ただ、一人で居るよりはいい

リボーンなりの優しさに
甘えてしまっている気がしないでもないけど…

もう少し
もう少し時間が経てば
きっと自分の気持ちが整理できると思うから

それまで
もう少し甘えさせて貰ってもいいかな?とか思う


背中に刺さる視線は
俺のせい
振り返ってまで視線を見つけるのは
いつもどおりじゃない…

俺の言葉で雲雀さんを困らせて
俺の言葉で雲雀さんを縛ってしまった

あの言葉が色あせるまで
あの言葉が思い出になるまで
俺が振り返るのはルール違反…だよね?

そんなふうに自分を正当化して
結局は、その視線に真っ直ぐ向き合う勇気がないだけ…

哀れみ?蔑み?
それともただの好奇心?
まだ、その視線に向き合うのは怖い
俺の言った「好き」が風化するまで
もう少し時間が欲しい


「…沢田…。」
「うわっ!?…は、はい?」

背後からいきなりかけられる声は
聞き間違えようもなくて
心臓が口から飛び出るかと思った

「ねぇ、こっち向いてよ。」
「えっと…何か御用ですか?」

恐る恐る、身体ごと振り返る
下を見て息を大きく吸って
思い切って顔をあげる

まだ、真っ直ぐ雲雀さんと向き合うのは怖い
その瞳が否定を紡ぐのを見るのが怖い
目が泳ぐ…

「もっと、しっかり僕を見て…。」

唇に触れた感触に目を見開けば
雲雀さんと目が合う

困ったような、安心したような表情

「えっ…。」
「…君が僕を好きだって言ったんだけど…忘れたなんて言わないよね?」
「い、言いません…けど、…え?…えぇっ??」

困った顔はしてるけど
雲雀さんの瞳は拒絶を表していない
訪れるのは安心と混乱

「君が、僕を見ないのは面白くないんだよ。」
「…雲雀さん…その言い方はズルイです。」
「言葉になんてしないよ、僕は…そのかわり…。」

再び触れる唇に自然と笑顔になる
もっと早くに怖がらないで向き合えばよかった

「いいね、その顔。」

「…なんだ、つまんねーな。」
「リボーンっ!!」
「…赤ん坊。」
「もっと迷って焦ってれば面白かったのにな。」
「悪趣味だね…君は。」
「褒め言葉だな、それは。」

なんだかちょっとリボーンが不機嫌な気がしないでもないけど
結局コイツは頭抱えてもがいてた俺を
面白がってただけなんだよな…
まったく…

でも俺が雲雀さんを見れば
真っ直ぐ視線が返ってくる

いっぱい悩んで
いっぱい迷った
だからこそ向き合えることが
こんなにも嬉しい





__________

ほんとは、リボーン視点でも書きたかったんですが
それはまぁ別の機会にします。
というか、ハッピーエンドにしたいなぁと思っただけだったり(笑)
ツナ視点からお話を書くことが少ないので
ツナ視点だと難しいですね~…
勝手が違うというか何というかです。

こちらも、フリーにさせていただきますので
両方持ち帰るもよし
かたっぽだけ持ち帰るもよし
お好きにどうぞです。
あ、サイトに上げる方はブログ名か私の名前だけでも記載お願いします。







500ピース 家庭教師ヒットマンREBORN!守護者たちとともに 500-L99500ピース 家庭教師ヒットマンREBORN!守護者たちとともに 500-L99
(2008/03/24)
不明

商品詳細を見る


Time Lag(ヒバツナ)

※1827HIT記念の小話です。
 だいぶ遅くなりましたが…








「俺、…雲雀さんの事が好きです。」

そう言ったあの子の表情は真剣で
嘘を言っているようには見えなかった

ただ…
僕には「好き」がわからない

あの子の気持ちを信じないわけじゃないし
あの子にそう言われて嫌だったわけじゃない
それに、僕の中で確かに君は特別だけど
「好き」って言うのがどういうことか
わからないんだ

「僕には、わからないよ。」
「…そ、うですよね…あはは…。」

言葉をどう選んでいいのかもわからないから
そのまま返した僕に
あの子は困ったように哀しそうに笑った

「いいんです。ただ、言いたかっただけですから。」
「…。」
「忘れてください。」

そう言って僕に微笑んだあの子は
さっきの哀しい色を押し隠した顔で
やさしく笑う


今、思えば
君はずっと優しかった


「10代目~おはようございます。」
「おはよ、獄寺君。」
「よっ!ツナ。」
「おはよ、山本。」

校門前で風紀検査をしていれば毎朝君が目にはいる
誰にでもやさしく笑顔で接する君

「あ、雲雀さん。おはようございます。」
「おはよう。」

僕にもおなじ笑顔であいさつして
そのままいつもの二人と連れ立って行ってしまう

君のあの言葉はなんだったの?とか
詰め寄る気はないけど…

どちらかと言えば、変わらない君に安堵さえしていたけど…

君は変わらず笑ってくれる
わからない僕のままでもいいんだって
そう思えた

僕が変わらなくても
君はかわらず近くに居てくれるんだって
そう思ってた

僕たちはずっと変わらないまま
距離をもって
ずっと…

でもそれは
世界に僕と君しか居ない場合にしか成り立たない

変わらない僕に
僕の知らない所で変わっていく君
そんな僕たちに永遠なんてない

だって君は僕をおいて
変わってしまう…
僕だけココに残して
変わっていってしまう…


「リボーン!またお前学校に来てたのか?」
「迎えに来ただけだゾ。今日はこのまま特訓に行くからな。」
「今からかよ~…。」
「行くゾ。」

校門前に赤ん坊を見つけた君は
一目散に彼の元へ駆けつける

2、3言葉を交わして
疲れたような呆れたような表情をしてみせる

でもあの子が赤ん坊を見る瞳は
いつも僕が見る瞳と違う
あの子は僕にあんな顔はして見せない
あんな安心しきったような、信頼しきったような顔は
僕には見せたことがない

立ち去り際
赤ん坊が僕を見て、少し笑った気がした…

あの子は自分のモノだと
奪えるものなら奪ってみろと
そう言われたような
挑発的な笑み

ねぇ…
君は今まで誰にもそんな顔して見せなかったでしょ?
全てを受け入れた表情で笑顔を見せることはあっても
誰にも気を許しはしない野生動物のような顔で
誰とも一線引いて向き合っていたでしょ?

そんな君だから
僕は変わらなくてもいいんだって
そう思えた

君は変わらない
君は誰にも心を許さない
だから…
僕もそれでいいんだって
思ってた

君と僕は似た者同士でしょ?
群れるのを嫌うモノ同士でしょ?

君は僕を好きだと言ったのに…
それなのに
君は僕に心を許してくれない

わかってる
ほんとはわかってる

僕が君の心を受け入れなかったから
僕が君の心を理解しなかったから

ねぇ…
今更遅いかな?

たとえ、今更だったとしても
今わかったんだ
「好き」がどういう事か
君が僕にとってどういう存在か

僕は君がくれた言葉を失っていない

ねぇ、君は今でも僕を「好き」?





__________

1827HITを記念して…
っていつの話?とか言うツッコミはなしの方向でお願いします。
キリバン保有者不明で譲渡していないので
お持ち帰り自由にさせていただきます。
出来たら、ご報告を拍手かコメントに残していただけると嬉しいです。

うん。なんかセツナイのを書きたかったのだけど…
なんだかセツナクなりきれなかったなぁ
雲雀さんと恋敵になれるのがリボーンかディーノさんかなぁと思ったのですよ。
骸…もいいんだけど、骸書くとお話があらぬ方向へ行きそうだったので…
自粛してみました。







家庭教師ヒットマンREBORN! Bullet.6家庭教師ヒットマンREBORN! Bullet.6
(2007/06/29)
ニーコ、國分優香里 他

商品詳細を見る


アフェランドラ(ザンツナ)


イタリアのとあるところ

ボンゴレ直属の暗殺部隊ヴァリアーのアジト付近で
ボーっと何をするでもなく空をみあげるザンザス

はっきり言って、不思議な光景だ

暗殺部隊ヴァリアーのボスともなれば
いつでも周りに気を張って
威厳ある脅威でなくてはならない

いつもなら、威厳も脅威も
ザンザスを表す言葉だとでも言うような
そんな態度で
そんな風貌で
イタリアの闇社会を闊歩している

そんな男が
呆けたかのように
流れ行く雲を見るでもなく
なにかを考えている風でもなく
ただただボーっと空を見つめる姿

ボス命のレヴィでなくとも
さすがに心配になってくる

「ちょっと…誰かボスを自分の世界から連れ戻して来る気ないかしら?」
「テメェで行け。俺は関わりたくねぇぞぉ。」

ボーっと放心状態のザンザスを
少し遠巻きに見ている部下

素敵筋肉でオネエ言葉を話すルッスーリアと
長い髪を風に靡かせるスクアーロ

どちらも、ザンザスからは一定の距離を保って
小声で話しあう

「アイツがあれじゃ仕事になんねぇぜ。」
「恋煩いかしら?」
「アイツがんなたまかよ!…キモっ。」
「アンタ…、ボスに聞かれたら殺されるわよ?」
「お前もな。」
「でも、『恋煩い』は当たらずとも遠からずだと思うのよね~。」

ボスを正気に戻すためにスクアーロを生贄に…
などとルッスーリアが考え始めた頃
俄かに喧騒を聞いた気がして後方を振り返る

「ただ~いま~。」
「あら、ベル。アンタ国外任務じゃなかったの?早いじゃない。」
「王子だからね。」
「って、なんだぁ~?その荷物は。」
「ん~?ボスへのお土産。拉致って来ちゃった。」

拉致…?とベルの肩に担がれたモノを見ると
もぞもぞとうごめくソレ
おいおい、生物かよ…と凝視していると
ベルは勢い良くザンザスの方へソレを投げ飛ばした

生き物を乱暴に扱うなっとスクアーロが声を荒げようとした
その瞬間…

「うわっ…ベル?」

聞こえた聞き覚えのある声に
投げ飛ばされたソレへ視線を戻す事になる

ズザーっと滑りながら
丁度ザンザスの目の前に着陸したのは
見知った男の姿

目の前にいきなり現れたソレを
さっきまで焦点のあっていなかったザンザスの目が捉える
心ここにあらずだった意識が
目の前の男に集中されるのが傍目でもわかる

「ボースっ!ソレお土産の綱吉。」
「あら、たまには気がきくじゃない、ベル。」
「シシシっ、でっしょ~?ボスがあのままでも困るしね。」
「ヴォオオイっ!!拉致ってお前、アレでも一応ボンゴレ10世だぜぇ?」

結局、声を荒げてベルに詰め寄るスクアーロを
ベルはキレイさっぱり無視して
綱吉から一向に視線をはずさないくせに
動きもしないザンザスに向けて言う

「ボス、ソレ明日には返さないといけないと思うから。」
「拉致って来たなら仕方ないわね。誰が追ってきてるの?」
「ん~…たぶん、雲。」
「あぁ~ら残念。了平ちゃんじゃないのね。でも雲の彼ならやっかいな事になりそうね…。」

いまだ綱吉を見つめるザンザスと
ココ何処っ!?と少々パニックになっている綱吉

一応のところ、この二人がボンゴレの最高権力者だと考えると
すこし脱力してしまうのも無理は無い

「後は綱吉ちゃんに任せましょうか…。」
「だね~。俺らお邪魔虫だし?」
「…っつーか綱吉に事情説明してやれよ…。」

穏やかな空の下
嵐の前の静けさとも言える
ゆるやかな時が流れる
そんなある日の出来事





__________

2月22日
誕生花:アフェランドラ
花言葉:雄々しい
(ザンツナと言い張ってみる…ただヴァリアーが書きたかっただけです。)







家庭教師ヒットマンREBORN! ドリームハイパーバトル!Wii(初回版:リボーンCCG「オリジナルPRカード」同梱)(特典無し)家庭教師ヒットマンREBORN! ドリームハイパーバトル!Wii(初回版:リボーンCCG「オリジナルPRカード」同梱)(特典無し)
(2008/01/10)
Nintendo Wii

商品詳細を見る


ひがんざくら(ヒバツナ)


「沢田。ちょっといいか?」
「っえ?…えっと?」
「ちょっと来てくれ。」
「あ…あのっ……えぇええっ?」

いつもの学校
いつもの昼休み
お昼を食べ終えて教室に戻った俺は
何故か風紀委員に連行された

理由がわからないし
ちょっと抵抗してみたら
肩に担がれて強制連行…
俺が何したって言うんだよっ

担がれた格好で教室を見れば
廊下に生徒が鈴なりの大騒ぎ
まぁ、そうだよね…

「沢田が風紀委員に拉致られた…。」
「ダメツナ今度は何したんだよ。」

そんなこと、俺が聞きたいよっ!!



連行された先は中庭の死角
ちょっと…普通に怖いんですけどっ
でも、風紀委員が自ら風紀乱すわけないし
…大丈夫、だよね?

ビクビクしながら
何が起こるのか待ち構える
俺を担いで来た、草壁さんが口を開いた

「沢田。お前に折り入ってお願いがあるんだが…。」
「ヒィ~っ…ゴメンナサイっ!!」

とりあえず、何を言われるかわからないので
同時に謝ってみる
というか、怖すぎて叫んでしまったようなものだけど

…ん?
今、なんか思いがけない言葉を言われた気が…

「…え?」
「お願いがあるんだ。」
「はい?」

お願い?
風紀委員が俺に何のお願いだろう
何だかちょっと興味が湧いてしまって
草壁さんの言葉を待つ

「委員長のことなんだが…―」
「遠慮させていただきます…。ごっごめんなさい。」

聞かなきゃよかったと
後悔するのは早かった
委員長って事は雲雀さんの事だよな
関わらない方がいい
俺の自己防衛本能がそう言っている

「お願いだ、そう難しいことじゃない。」
「いやいやいや、無理ですっ!!」
「ただ、名前を呼んで差し上げてほしいだけだ、頼む。」
「無理っ無理です…って…え?…名前?」

何だかもっと無理難題を言われるかと身構えたら
そんなこと?
俺、雲雀さんのことは「雲雀さん」って呼んでるし
今更じゃないか?

「あの…俺は雲雀さんって呼んでますよ?」
「そうじゃなくて、名前を呼んでは貰えないか?」
「…は?」
「氏ではなく、名の方を呼んで差し上げてほしい。」
「え…っとぉ…?雲雀さんじゃなくてって事ですか?」

いや、意味わかんないし…
何よりも、風紀委員全員でお願いしに来ることなの?

「後、俺のことも哲也で構わない。さんも必要ないぞ。同じ学年だしな。」
「はぁ…。」

雲雀さんの名前…って恭弥だっけ?
恭弥さんって呼べって事?

…ん?
同じ学年って今言った?
えぇええっ草壁さんて2年だったの?
ヤバイ…そっちのが衝撃だ…


「何、してるの?」

渡り廊下から聞こえてくる声に
場の空気が一気に気温を下げる

「委員長っ!!」
「何、群れてるの?感心しないね。」
「うっわ。雲雀さんっ…すみませんっ。」

反射って怖いよな…
雲雀さんの一声で、とにかく謝っちゃう癖がついちゃったよ

「君…なんで一緒なの?」
「あ、えっと。仲良くしようかなって…はははっ。…ね、哲也さんっ!!」

俺が苦笑いで草壁さんに振り返ると
背後の雲雀さんからさっきよりも低い冷気が流れ出す
草壁さんは深々と頭を下げたまま固まってるみたいだ
俺にどうしろって言うんだよ~っ

「へぇ…咬み殺されたいの?」
「いえっ!それは勘弁していただきたいなぁ~と…。」
「君、今なんて草壁を呼んだ?」
「え?…えっと、哲…―」

ヒュオンッ

言葉を言い終わる前にトンファーが空を切った音が耳元でした
俺の頬に当たるか当たらないかの寸止めで
雲雀さんの振り下ろしたトンファーが
草壁さんの見事なリーゼントを叩き壊していた

「もっ…申し訳ございませんでしたっ!!」
「今日はコレくらいにしといてあげるよ、もう行って。」
「はいっ!!失礼いたしますっ。」

えぇ?
ちょっと待ってよ…
俺をこの場に置いていくわけ?
確実に風紀委員の仲間割れだよね?コレ…
俺関係ないのに

俺の思いは誰にも届かず
風紀委員達はすぐに立ち去ってしまった
立ち去り際、草壁さんの目が「頼んだ」と言っているようで
他力本願っ!!と理不尽さに涙が出そうになったけど

そんな事より…
この最悪の空気をなんとかしないと
俺は生きて帰れないかもしれない

「あの…雲雀さん。」
「…。」
「えっと…?」

トンファーはしまってくれたものの
俺をジッと見て一言も発しようとしない雲雀さん
かと言って空気は重いまま

ほんと…俺が何したって言うんだよ…

打開策を思案してみても何も思いつかない
フとさっき草壁さんに言われたことを思い出した

名前…
なんで名前なんだろう?
呼んでみたら、この状況変わるかな

悪い状況にかわるかもしれない…とは
なんとなく、思えない
たぶん、草壁さんが人を陥れるような人じゃないって思うから

「あの…き…、恭弥さん。」
「…何?」
「はっ…いえ、えっと何でもないです。」
「変な子だね。」

あ…
空気が軽くなった
下を向いていた顔を恐る恐る上げてみる

こっちをずっと見ていたのだろうか?
俺を見ている雲雀さんと目があった
それは見たこともないような顔
春の桜のように穏やかな…笑顔

信じられない思いよりも
なんだかホッとしてしまって
俺も顔が緩む

「…綱吉。金輪際、この学校で僕以外の人の名前を呼んだらどうなるか知らないよ?」
「え…は、はい。」

さっきまでの柔らかな空気が
一変してキンと張り詰める
ココは…従っとかないと
今、俺がどうなるかわからない




+++ +++ +++

「内藤くん。次、移動教室だって。」
「沢田ちゃん?昨日までロンシャンって呼んでくれてたじゃ~ん。どうしちゃったの~?」
「うん…内藤くんがリーゼントだったら一度くらい呼んでみてもよかったんだけどね。」
「何言ってんの?沢田ちゃんってやっぱおもしろ~いっ!!」

この学校内では何処に目があって耳があるかわからない
草壁さんはリーゼントだけだからよかったけど(?)
俺は目の前でスプラッタは見たくないんだよ…





__________

2月21日
誕生花:ひがんざくら
花言葉:神経美・優れた美人
(なんだかギャグを書きたかったんだけどね…微妙に草壁xツナとロンシャンxツナ風味も…すみません。またアレなカプを求めてスミマセン。)







家庭教師ヒットマンREBORN! ドリームハイパーバトル!Wii(初回版:リボーンCCG「オリジナルPRカード」同梱)(特典無し)家庭教師ヒットマンREBORN! ドリームハイパーバトル!Wii(初回版:リボーンCCG「オリジナルPRカード」同梱)(特典無し)
(2008/01/10)
Nintendo Wii

商品詳細を見る


おうばい(コロツナ)


「ツナ。」
「あ、コロネロ?めずらしいね。おかえり。」
「…ただいまだぜ、コラ。」

ボンゴレ日本本部
別にココは俺のホームってわけじゃない
だが、ココに来ればツナは
ボンゴレ10世となったツナは
かならず俺に「おかえり。」と言う

そんなツナに俺はいつも
「ただいま」と言う言葉しか返せない

もう何年もホームなんてなかったし
ファミリーなんて居なかった
俺はツナのファミリーってわけじゃないのに
それでもツナは笑顔で俺を迎えてくれる

その笑顔で安心してしまう俺が
やっぱりツナのそばが帰る場所なんだと
そう錯覚しても仕方がないと思う

「久しぶりだね。しばらくこっちに居るの?」
「ああ、しばらくは日本に居るつもりだぜ。」
「そっか。あ、コロネロの部屋も用意してあるからな?外で野宿するとか言うなよ?」
「俺の部屋…か、コラ?」
「うん。一応ね守護者全員と私室とゲストルームとかも作ってあるんだよ。」
「何でだ?」
「え?だってココが帰る場所だったらいいなって思うだろ?せっかくのアジトなんだし。」

羽を休める場所
安心する場所
そんな場所になればいいと
ツナはそう言った

「まぁ、まだ作りかけだけど。」

ツナが10世を名乗る事を決めた時
俺は偶然ツナの誓いにも近い言葉を聞いた

『俺が守るんだ。皆を…』

呟くように
言い聞かせるように

ツナは今でも自分が周りを巻き込んだと思っている
そりゃ血は争えない
それでも…
ツナ自身ボンゴレという組織に
ボンゴレリングという鎖に巻き込まれたのだと
昔のツナならそう言っただろう

結局俺の積年のライバルが
こいつを心から教育しちまったって事なんだろうが…

「このアジトがさ、今俺ができる全てなんだよね。」
「…そうか。」
「俺が皆を守れない状況でも、ココが皆を守ってくれる。」
「ツナ…。」
「ん?何?コロネロ。」
「お前は一人じゃないぜ、コラ。」

俺の言葉にふわりと微笑んで
頷くツナは、ほんとうに強くなった
10世という称号はもうすでにツナの重荷ではないのだと
その表情でわかる

「皆が俺の為に居てくれるのは嬉しいよ。だからこそ、俺が皆を守らなくちゃいけない。」

それが自分の特権だと
その為に10世の肩書きがあるのだと
瞳の強さが物語る

「ツナ、俺のことは気にするな。俺はお前のファミリーってわけじゃないぜ。」
「何言ってるんだよ、コロネロは俺の仲間だよ。」
「俺にはお前と一緒にお前のファミリーを守らせろって言ってんだ。」

キョトンとした表情で俺を見るツナは
ニッコリと笑顔を見せる

この過酷な状況下で
ツナの笑顔が曇っていない事が
どれだけ救いとなっているか





__________

2月20日
誕生花:おうばい
花言葉:恩恵・優美
(コロツナと言い張ってみる…コロネロ難しいな…また書いてみたいです。リベンジっ)







家庭教師ヒットマンREBORN! 17 (17) (ジャンプコミックス)家庭教師ヒットマンREBORN! 17 (17) (ジャンプコミックス)
(2007/11/02)
天野 明

商品詳細を見る


すみれ(ヒバツナ)


君が居なくなった
君が居なくなったこの世界は
こんなにも…孤独だ

かつて僕が愛した孤独は
孤独なんかじゃなかったと
その時はじめて知った

かつて通った通学路に
かつて共に生活した学舎に
いつか君を見かけた川原に

この世界のいたる所に
君の記憶が残っている

僕が振り返れば
ソコには君が
少し嬉しそうに
少し困ったように
僕に呼びかけるよう

『雲雀さん。』

その声が
その笑顔が
その泣き顔が

君が…居ない


「沢田が…亡くなりました。」
「…。」

言葉はどんな凶器よりも深く
僕の心を刺した

言葉として聞いてしまったが最後
それは真実のこととなって僕の心を巣食う

君が何処にも居ない
そんなはずはない、君はきっと居る
でも…じゃあなんで君は僕に気づいてくれないの?

任務から帰った僕に
誰よりも先に気づいて迎えてくれた君
おかえりなさい。と
ご苦労様です。と

ホッとしたような
安心したような笑顔で

僕はココに居るよ

早く
早く迎えにおいで

僕は気が長くはないんだよ
そんな事、君ならわかっているだろう?

君が僕の元に来れない何かがあるならば
そんなもの君の炎で全て焼き尽くしてしまって構わないよ
君と僕の邪魔をするモノは、僕が全部咬み殺してしまおう

「ヒバリさん!!」

ほら、僕は孤独じゃない
君が居る
君はやっぱり居た

そう、すべては夢まぼろし
目の前に居る君が
例え幼く見えたとしても
君は僕の側に居る

あぁ、世界はまだ光を失っていない





__________

2月19日
誕生花:すみれ
花言葉:小さな幸せ・誠実・愛
(たまに戻りたくなる未来編の原点…色んな想いがあると思うんだ…そしてスパツナ書きたい…)







家庭教師ヒットマンREBORN! キャラポスコレクション 第1弾 BOX家庭教師ヒットマンREBORN! キャラポスコレクション 第1弾 BOX
()
不明

商品詳細を見る


ワンタン-尸魂界編-(十一番隊の場合)


一番隊隊舎の敷地の横
隊長格から三下まで護廷十三隊に人気の食堂

価格は手ごろ
味はおふくろの味
この食堂の食券が支給されていたりもするので
昼時には隊員達で賑わう

今日も一人一人と隊員達が集まって来たようだ

昼飯に心躍らせつつ現れる者
午前の仕事がそんなに酷だったのかゲッソリとしている者
皆、食事を前にすれば一様に瞳輝かせ
食物へのありがたみをかみ締める瞬間

食堂の一角では
特徴的なトゲトゲ頭とつるりん頭
それからトゲトゲ頭といつもいっしょのピンクの頭の少女が
周りを寄せ付けないオーラを醸しながら食事を取る風景がある

人を寄せ付けないのは何と言っても
更木 剣八その人が珍しく居るからに他ならない

「隊長、スプーン貰って来ましょうか?」

十一番隊第五席の華美な男が剣八にそう訪ねるが
今日のおすすめランチ飲茶懐石ワンタンスープと格闘中の剣八には聞こえていないようだ
とりあえず、スプーンを貰いに彼が席を立つ
剣八が使わずとも、ピンク頭の少女・草鹿 やちるには必要だろう

その剣八とやちるの向かいの席で
もう一つの今日のおすすめランチ坦々麺をすするのは斑目 一角
十一番隊らしく、強面ではあるのだが
如何せん少々の不幸な相が見え隠れする

坦々麺をすすりながら
目の前の隊長の格闘する器の中を見守る一角

ワンタンはスープの中でツルリツルリと逃げ惑う
思い切り掴めば真っ二つに割れてしまう
逃げられたり崩したりを繰り返した器の中は
すでにワンタンスープだったモノとしか表現できない惨状になっていた

徐々に剣八のこめかみに青筋が浮き始めるのを
一角は何も言えず見守るしかない
たまの会食もワンタンスープのせいで落ち着かないものとなってしまった

「隊長、スプーン貰ってきました…―。」
「やってられるかっ!!」

先ほどスプーンを取りに行った綾瀬川 弓親が言葉を発するのが早かったか
剣八がワンタンスープを放り出したのが早かったか…

剣八の放り出した器は弧を描いて
ワンタンスープは向かいの一角の頭上へまっ逆さまに浴びせられた

いまだ湯気の立っていたワンタンスープは熱かろうに
一角は言葉もなく器を頭上からどける

「…。はい、スプーン。」
「ありがと。」
「隊長、中華饅頭がおいしいですよ。」

弓親は一角を一瞥した後
剣八に差し出そうとしていたスプーンをやちるへ手渡す
何事もなかったかのように再会される昼食

遠巻きに見ていた他の隊の隊員達も口を出せるはずもなく
そちらへ目をやらないようにしながら食事を再開する

「つるりん、ばっちぃ。」
「あぁ、美しくないね。まぁ、一角はもともとこんなものだよ。」
「あっ!でもこうすれば。」

無言で頭を拭う一角を見て何かに気が付いたように
やちるが一角の手から手ぬぐいを奪い取る

やちるは奪い取った手ぬぐいで
まるで乾布摩擦をするように一角の頭をこする
キュッキュと音がするほど頭を磨かれ
さすがに我慢も限界かと思われた瞬間

「ほらっ、ピッカピカ。」
「あぁ、スープの油分でいつもよりテカリが増してる。中華スープくさいけど…」
「ピッカピカつるりんっ。」

こめかみをピクピクとさせながらも
ワンタンスープで幾分か薄まった坦々麺に箸をつける一角
今日はとことん耐えるつもりのようだ

黙々と中華饅頭を食べる剣八
黙々と坦々麺を食べる一角
静かに飲茶懐石を食べ始める弓親
盛大に笑いながら一角を指差すやちる

あのエリアには踏み込むまいと心に誓う他の隊の隊員達

皆それぞれ思い思いの昼食を…

後で一角に胃薬を差し入れようと
そう思ったのはきっと一人二人ではないはずだろう





__________

2月18日
誕生花:たんぽぽ
花言葉:思わせぶり
(ワンタン尸魂界編…こっちはブリミュの帰りの道中で盛り上がってた話。書きたいトコまで書けなかった…次回につづくって感じで!!)







BLEACH 尸魂界 潜入篇 4BLEACH 尸魂界 潜入篇 4
(2005/10/26)
森田成一、折笠富美子 他

商品詳細を見る


しゅろちく(骸ツナ)


君の発する言葉は
すべて甘い砂糖菓子のよう


「いいよ。」
「…何言ってんだ、ツナ。こいつも一応お前の守護者だゾ。」

迷うことなく許可した君に
君の世話役でもあるアルコバレーノが反対を紡ぐ
それでも君は僕に微笑を向ける

「骸の好きなようにしたらいいよ。」

捉えようによっては
僕など、気にするに足らないと
僕など、どうしていようと構わないと
そう言われている気にさえなる言葉

そんな君の言葉で
僕は傷ついてなんてあげません
僕は傷ついたりしませんよ

「おい、ツナ。守護者がバラバラになるのは良くねぇゾ。」
「いいんだ。だって皆、俺が巻き込んだようなもんだし。俺に縛られないで欲しいんだ。」
「お前はボンゴレのボスだゾ?第一にボンゴレの事を考えやがれ。」
「仲間イコールボンゴレだよ。それ以外にボンゴレは無いと思ってる。」
「…フン。少しは考えてるって事か。」
「少しはってなんだよ…。いっぱい考えてるよっ!!」

僕の進路に関して
君とアルコバレーノが言い合いをする…という
なんとも不思議な光景を目の前に
僕は君の真意だけが気になっていた

仲間なんて思っていないでしょう?
仲間なんて言葉が一番胡散臭いんですよ

「この僕が進路に関して報告してるだけでも有り難いと思って頂きたいものですね。」
「あ、骸。髑髏も一緒に行くのかな?」
「そのつもりですが、何か?」
「髑髏は女の子なんだから、しっかり見ててやってね?」
「君が言いたいのはそれだけですか?」

そんな言葉が聞きたいんじゃないんですよ
僕に僕だけに僕への言葉をください
『仲間』としての上辺だけのものじゃなく
『君』が僕へ何か言いたいことはないんですか?

「ん?ご飯しっかり食べてね?後、無茶はしないこと。」
「…それだけですか?」
「お前はいいかもしれないけど、髑髏は女の子なんだからね?」
「……それだけですか?」

僕への言葉はないんですか?

「君は、僕が何をしていても気にならないんですか?」
「うん。何処で何をしててもいいよ。」
「…。」
「人を傷つけたりするのはして欲しくないけど…。」
「じゃあ、そう言えばいいじゃないですか。」
「骸が、どんな事をしてても、骸が幸せならいいよ。」
「…どうして君は…っ。」

どうして君は
そんな甘い言葉を吐けるんですかね?
僕を砂糖漬けにして、どうする気なんですかね?

僕のココロを甘い膜が覆うようにくるんで
苦味やアクを吸い出して
ドロドロにされてしまう

君の発する言葉はまるで
天からの啓示





__________

2月17日
誕生花:しゅろちく
花言葉:思慮深い
(調べていたら2/17は「天使のささやきの日」ってのがあったので…天使のささやき=ダイヤモンドダストの事らしいです。)







家庭教師ヒットマンREBORN!  骸マイクロファイバータオル家庭教師ヒットマンREBORN! 骸マイクロファイバータオル
(2008/04/25)
不明

商品詳細を見る


 | HOME | 

■ ご訪問ありがとうございます


現在の閲覧者数:

○お知らせ○

[オフ活動情報]
●1/8 COMIC CITY大阪[申し込み済]

サークル[SKY HIGH! JUMP UP!]

次回予定
◆「闇鍋」(1月発行予定)
タイバニオールキャラ(兎虎?)



■ プロフ

カイ

Author:カイ
※注意※
精神的に不衛生です。
同人要素が強いです。
基本主人公受けです。

[since 2007.08.22]

■ 最近の記事

■ カテゴリー

■ 月別

■ コメント

■ 拍手&コメントお返事[別窓]

Re: 
~2009/01/14

※↑までに頂いたコメ&拍手レス致しました。

■ ファミリー申請はお気軽に♪

■ トラバ

■ ブログ内検索

■ RSSフィード

■ メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。