きまぐれ

きまぐれに書き散らすところ。

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しろたえぎく(白一)


出会いは最悪

最悪と言う事は、これ以上落ちようもないだろうと
高をくくっていたわけではない
ただ、お前には自分を抑える必要性を感じないだけ

「兄…ここで何をしている?」
「お…?…白哉っ!!」

隊舎から自宅に戻ると
ソワソワと落ち着かない様子のオレンジ色の頭をみつけた
不審に思い、とりあえず声をかけてみると
いきなり縋りつくように駆け寄ってくる

思いっきり怪しい
コイツがこんなに懐くはずが無い

「よかった~。俺いきなりココに引っ張り込まれて、わけわかんなくてさ。」
「…いきなり、引っ張り込まれた?」
「そうなんだよ、誰んちかもわかんねーし。マジびびったっつの。」
「…誰に引っ張り込まれたんだ?」
「わかんね。いきなりだったし。白哉んちだったのか。焦ったぜ。」
「私は未だに状況が把握できていないのだが…?」
「あ?俺もわかんねーもん。」

整理するとこうだ…
何者かに尸魂界へ来いと脅しの連絡が黒崎へ入り
言われるまま来てみると
いきなり我が屋敷へ引っ張り込まれ閉じ込められたと言う事らしい

これでは全く意味がわからん

「他に何か思い出せないのか?」
「わかんね。まぁいいって、害無かったし。」
「…私が迷惑しているとは思わないのか?」
「んな事言ったって、俺のせいじゃねーし。」
「まぁ、兄ひとり我が屋敷に居るくらい迷惑でもなんでもないがな。」
「ならいいじゃねーか。っつか、俺帰りたいんだけど、どっから出るんだ?」

つまりこうだ…
我が屋敷に引っ張りこまれ
奥の座敷に連れてこられた為、迷子になったと…

とは言え、外は暗くなっている
今から現世に帰るのは時間がかかる事だろう

それに…
久しぶりに見た尸魂界でもめずらしい色は
少し私の心を浮かせる
何故だかはわからないが
なんだかフワフワと弾む感覚

「泊まって行け。」
「はぁ?いいよ、帰る。こんなデケー家落ち着かねぇし。」
「今から帰るのでは大変だろう。謎が謎のままなのも面白くないしな。」
「まぁ~そりゃ気味悪いけどよ。」

はじめに見つけた時のソワソワとした感じはもう無いが
それでも居心地悪そうにウロウロとしていた黒崎は
頭を掻いて諦めたようにため息をついた

「私の部屋でいいな。」
「は?こんなデケー家で客間はねぇのかよ?」
「あるが、面倒だろう?兄を客人扱いする気はない。」
「そうかよ…。」

私としては、すでに客という間柄ではないだろうと言うつもりで言ったのだが
どうやら少し違う解釈をされてしまったようだ
訂正するのも面倒なので特に言及せず
自室に招き入れる

私の自室に入ると黒崎は特に面白い物もないだろうに
キョロキョロと物珍しそうに辺りを見回す

「…白哉…。コレ何?」
「布団だ。お前は布団で寝ないのか?」
「いや…そうじゃなくて。何で並んで敷かれてるんだ…?」

自室に戻る前に使用人に黒崎の布団も用意しろなどと
言った覚えはないのだが

「兄が私の客人だと判断したのだろう?」
「いや、普通客人なら客間用意すんだろ…。」
「…そう言えばそうだな。まぁ、気にするな。」

確かに、少し妙だが…それほど気にする事もないだろう
もともと私の部屋に寝具を用意させるつもりだったのだし

「……白哉……。コレは…?」
「あぁ、良く出来ているだろう?」
「…つか、何?」
「ふぃぎゅあ、とか言ったか?十二番隊から買い取ったものだ。」
「いや、うん。だろうけどよ…コレ…俺?」
「そうだ。等身大がよかったのだが…誰か他の者に競り負けてしまってな。」
「…は?」
「おーくしょん、とか言ったか?あれだ。」

黒崎は自室に飾ってある1/2サイズの黒崎一護ふぃぎゅあを指差し
私から微妙に距離をとる

本当は別室にもっとたくさんあるのだが…
この反応だと見せぬ方がよさそうだ

「良く出来ているだろう?」
「っつーか…キモイ。」

黒崎が明け透けな言動で接してくれるから
私も気負うことなく
自分を見せる事ができる

並んだ布団にいそいそと入り込む姿を見れば
心の底から距離を置かれている事はないと思える

「もう、いいから寝よーぜ。明かり消せよ。」
「あぁ。」
「…ちょっと待て。何持ってきてる?」
「ふぃぎゅあ、だが?」
「ソレをどうすんだ…。」
「そうだな、今日は私と兄の真ん中に寝かせよう。」
「…やめてください。お願いします。」





__________

1月31日
誕生花:しろたえぎく
花言葉:あなたを支える
(あぁ…兄様はだから無理なんだ。シリアスにするつもりだったのに…キモイ人で終わってしまった。広げられなかった…色々謎のまま終わってしまえ)







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ジャスパー(リボツナ)


永遠なんて幻を語る気はない
俺に永遠が約束されてるわけじゃない

俺達が永遠を語るのは滑稽だ
明日さえ闇の中の世界
それがイタリアンマフィアの世界
それが裏社会



「リボーン?」
「…スピー…スピー…。」
「コイツ…寝方は昔と変わんないよな~…。」

キャバッローネとの会合という名の大騒ぎを終えて
ツナが自室に戻ると
いつの間にか会合の席から居なくなっていたリボーンが
ツナの自室のソファで寝ている姿に出くわした

「何処行ったのかと思ったら。俺の部屋に居るんだもんなぁ。」

この寝方から察するに
所謂、爆睡というやつだ
起こしたら血を見る事になるだろう

それは学生の頃から知ってること
リボーンがツナの前に現れたあの頃から知ってること


「10代目~…―」

ズガーンッ!!!

「うっわ、リボーンさんっ?」
「あぁ、獄寺君。今この部屋入ると危ないよ~。リボーン寝てるから。」

寝ていても睡眠を邪魔する不穏分子はしっかり成敗
それも昔から変わらない

「何で10代目は大丈夫なんですか?」
「え?…だって俺の部屋だもん。俺は居るのが当たり前だしね。」
「え…それって、なんか…。」

何か言いたそうにする獄寺は部屋の外から中を窺う
そんな獄寺を不思議そうに見るツナ
そしてツナの部屋で寝るリボーン
なんとも変な構図だ

「よぉ~ツナ。」
「あ、ディーノさん。あ…あぁ~でもディーノさんなら大丈夫かな?」

先ほどまで、別室で大騒ぎをしていたディーノがヒョイと顔を出す
部屋に入ろうとするディーノに
何かを言おうとしてやめたツナに怪訝な表情をしてみせる

「何だよ?…あ、リボーン寝てんのか?」
「そうなんですよ、居ないと思ったらココに…。」
「あぁ~…俺はたぶん大丈夫じゃね~な。っつーわけで、ツナがこっち来て。」

部屋の前で手招きするディーノの元へ
ツナが一歩踏み出すと

ズガーンッ!!!

ツナの足元の床に銃弾が突き刺さる

「…っ…動くのがダメみたいです。」
「…みたいだな。」

本当に寝ているのか?と問いたくなるほど
正確に銃弾が飛んでくる

「仕方ない。しばしの別れにハグくらいしたかったんだけどな。」
「あはは。また今度。」
「んじゃ、行くか。スモーキンボム。」
「10代目っ!明日の朝、お迎えにあがります。」
「うん。おやすみ、獄寺君。ディーノさんもおやすみなさい。」

ヒラヒラと手を振って去っていく二人を見送ったツナは
ソファで眠るリボーンにそっとブランケットをかける

最強の家庭教師にしばしの安息を…




「おい、はね馬。」
「なんだ?」
「リボーンさんはホントに寝てたのか?」
「あぁ~アイツは熟睡はしてないんじゃないか?俺とお前が居た時は。」
「無意識ってわけじゃないなら、10代目は大丈夫か…。」
「今は熟睡してんだろ、リボーンも。あの部屋にはツナしか居ないからな。」

あれで結構、独占欲が強いんだよな…とは
知ってても言わない方がいいだろうと口をつぐむ
伊達に生徒やってたわけじゃないディーノには
リボーンが唯一安心して眠れる場所を知っていた

自分の隣でいまだハラハラとツナの部屋を振り返るヤツには悪いが
ツナの右腕になるのはそうそう簡単じゃないだろう

だってツナにはボスになる前から
いや、この世界を知る前から
あの家庭教師がついてるんだから

あのリボーンがある意味
永遠を誓ったようなもの





__________

1月30日
誕生花:ペペロミア
花言葉:艶やか

誕生石:ジャスパー
宝石言葉:永遠の夢
(リボツナ難しい…リボーンはツナにだけ気を許しているといいと思います。)







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バトンです。(ヒバツナ)

※友人から貰ったバトンです。
 本館のブログにUPする予定だったのですが…
 物語になったのでこちらに
 ちょいと突っ走ってますが、お気になさらず(笑)

 因みに旦那様=雲雀さん・奥様=綱吉です。あと、+α
 ギャグです。




新婚さんバトン(またの名を旦那様バトン)

指定 『雲雀さん』


1.朝、旦那様が時間になっても起きません

「雲雀さん、起きてください。」

昨夜もパトロールで遅かった旦那様
控えめに声をかけたくらいじゃ起きる気配がない

「困ったなぁ…今日は出かける用事があるって言ってたのに、いいのかな?」

ベッドに近づき、そっとゆすってみる
疲れているのかグッスリ眠る旦那様を起こすのは少し気が引ける

「雲雀さんっ。起きなくていいんですか?」
「ん…。」
「雲雀さん?起きましたか?」

どうやら起きたようなのに
なかなか目を開けない旦那様
不思議に思って尚も身体をゆする

「雲雀さん?」
「…。綱吉、違うでしょ?」
「あ、おはようございます?」
「…違う。」


2.やっと起きてきた旦那様。何て声をかける?

やっと身体を起こした旦那様は少し不機嫌みたいだ
何が間違っていたのかわからず
綱吉は困り顔で雲雀を見つめる

「あの…雲雀さ…―」
「違う…君ももう雲雀なんだから、そう呼ぶのは違うでしょ?」
「…あっ…いや、でもそんな…恥ずかしいです。」

どうやら旦那様の言いたいのは
呼び名の事のようだ
しかし、いきなり呼び名を変えるのは
なんとなく恥ずかしい

「じゃあ、『恭弥』って呼ぶか、『アナタ』って呼ぶか選ばせてあげる。」
「うっ…えっとぉ…。」

どちらにしても何だか恥ずかしいなと
答えあぐねる綱吉と
そんな綱吉をジッとみつめる雲雀

何だかんだ言って初々しくて新婚らしい空気が流れる

「じゃあ、『恭弥』に決まり。」
「えぇっ…決まり、ですか?」
「決まりだよ。綱吉、僕を呼んで?」
「…き、…恭弥さん…。おはようございます。」
「うん。おはよう、綱吉。いい朝だね。」

どうやら旦那様のご機嫌がなおった様子
今日も二人の新しい日がはじまる


3.旦那様がアナタが作った朝食に好き嫌いを言います

「綱吉、口あけて。」
「えっ?…だめですよ、それも食べてください。」
「…それじゃ、今度君の口の中に無理やりピーマン突っ込むよ?」
「うっ…キュウリ嫌いなんですか?」
「コレは虫の食べ物だよ。」
「人も食べて良いものなんですが…。」

サラダのキュウリを箸でつまんで
尚も綱吉の口元に運ぼうとする雲雀
食べ物の好き嫌いに関しては自分にもあるので
強くは言えない綱吉

差し出されたキュウリをパクンと雲雀の箸から食べる

「おいしいですよ?」
「…綱吉が食べさせてくれるなら食べる。」
「…え?」
「食べさせて。」

口をあけて待つ旦那様にキュウリを一切れ運ぶ
モグモグと嫌いなキュウリを食べる旦那様を
ニコリと柔らかく綱吉が微笑みながら見る

「やっぱり…青臭いね。」


4.これから出勤する旦那様。玄関先に出てアナタはどうする?

「雲雀さん。今日は寒いみたいなんで、マフラーしてってください。」
「…名前。」
「あっ…えと、恭弥さん。」
「うん。今日は早く帰るから。」

呼び名はなかなか変えられない
今朝から何度も言い直させられている気がする

「綱吉、行ってくるよ。戸締りはしっかりね。」
「はい。いってらっしゃい。」
「誰か来てもインターホンで話すんだよ。」
「あ、はい。」
「じゃあ、綱吉。もっとこっち来て。」
「え?」
「…今更しらきろうなんて思ってないよね?」
「う…。いってらっしゃい、恭弥さん。」

ギュっと目をつぶって旦那様のほっぺたにチュっと触れる
雲雀はそんな綱吉の頭を撫でて
愛しい奥様のオデコにキスを返して
扉の外へ出て行った

寒空広がる真冬の中で
心だけはホカホカのまま


5.旦那様が出勤して、アナタは家に1人です。どうしますか?

言われたとおりにまず扉に施錠をして
ダイニングを片付ける綱吉

新婚生活は少し恥ずかしいが充実している

「今日は俺は仕事ないし、何しようかな~。」

ボスと言う役柄上、何もない事なんてないのだが
とりあえず、切迫した状況にはない
旦那様のパトロールのおかげでもある

「ん~…がんばってハンバーグ作ろうかな。」

旦那様の好物を作って帰りを待つなんて
なんて新婚らしい姿

ピンポーン

呼び鈴が鳴る
誰だろう?とインターホンごしに声をかける

「はい。どちら様ですか?」
『クフフ…宅急便ですよ。』

インターホンの画面に映るナッポー型の髪
その前にその特徴的な笑い声

「…お前、変装する気ないだろ、骸。」
『さすがボンゴレもうバレてしまいましたか。これも愛のなせる業ですね。』
「いや、口調とか笑い声とか…その髪型とか隠してないし。」
『はやく開けてください。寒いんですが?』
「駄目。っていうか何しに来たんだよ。」
『お届けモノです。』
「何を?」
『そんな事言わせるんですか?恥ずかしいですね。』
「何だよ?」
『…貴方の愛しい僕をお届けにあがりました。』
「帰れ。」

ガチャン
インターホンを切って強制終了する
綱吉が一人家に居る時に限って骸は現れる

インターホンを切った後
いつもならすぐにもう一度、呼び鈴がこれでもかと立て続けに鳴らされるのだが
今日は、一瞬外が騒がしくなって静かになった

ピンポーン

再度鳴った呼び鈴に恐る恐る答える

「はい?」
『沢田。悪いな、途中で引き止める予定だったんだが。』
「草壁さん?」
『恭さんに言われてコイツをつけてたんだが…。迷惑かけたな。』
「いえ、こちらこそスミマセン。ご苦労様です。」
『あぁ、それじゃあな。』

そうして嵐は去っていった


6.旦那様の為に夕食を準備をします。何を作りますか。

「ハンバーグってどうやるんだっけ…。」

料理の本を開いて
その本の解説どおりに肉を捏ねていく
洒落た事はできないけど
オーソドックスなハンバーグ

料理の本に記された
『手捏ね料理は愛を込めるのに最適な料理』

「愛とか書いてある…はずかしっ…でも雲雀さんコレ好きだしね。」

後は旦那様の帰りを待って
焼きたての熱々を食べて貰うだけ

だんだん帰りが待ち遠しくなってくる


7.帰宅した旦那様に何か一言。

「おかえりなさい。きょ…恭弥さん。」
「ただいま、綱吉。」

今度は言い間違えずに名前を呼べたよう
少し顔を赤くして名前を呼ぶ奥様は
旦那様の目にはとても愛しく映る

「あ、今日は大変だったね。」
「え?…何がですか?」
「変態がウチに来たでしょ?哲から報告は聞いてるよ。」
「あぁ…骸の事ですか?草壁さんに迷惑かけちゃいましたね。」

はた迷惑な来訪者は、この家ではめずらしい事ではない
新婚生活を邪魔しようという輩は今日の来訪者以外にも居るのだから

「あ、今日はハンバーグ作ったんですよ。」
「そう。楽しみだね。」

それでも、二人一緒に居れば幸せ


8.あなたの作った夕飯を食べた旦那様、「おいしい!」と言ってくれました。

「よかったぁ…。」

焼く時に少し焦がしてしまい
見た目にはとてもおいしそうとは言えないハンバーグ
それでも、おいしそうに食べてくれる旦那様に
綱吉は安堵の息を漏らした

「綱吉も早く食べなよ。」
「はい。いただきます。」


9.お風呂の準備ができました。旦那様が入ろうとしています。一緒に入りますか?

「雲雀さん。ココにタオル置いときますね。」
「…綱吉、戻ってる。」
「あっ…えっと、恭弥さん。」
「仕方ないね。君も早く入っておいで。」
「えぇっ!?」

いきなりお風呂へのお誘い…
どうしようどうしようと脱衣所でグルグル悩みはじめる綱吉
新婚といえど、お風呂はさすがに恥ずかし過ぎる

「何してるの…まだ脱いでないの?早くして。」

応答のない綱吉に痺れをきらして
旦那様が脱衣所に顔を出す

「あっ…お、俺は後でいいです。」
「何言ってるの?モッタイナイでしょ?はい、脱がすよ。」

あれよあれよと言う間に
服を剥かれ気が付けばお風呂場に押し込められている
毎度の事なので、手際も良くなるというもの
そろそろ恥ずかしがらずに一緒に居てくれないだろうか?と
少し悩み顔の旦那様

身体をキレイに洗って
湯船に浸かる
緊張と恥ずかしさと温かい湯のせいで
身体が真っ赤になる綱吉

「もう、のぼせちゃいますからっ。」
「ダメ。もっと温まらなきゃね。今日も寒かったし。」
「恥ずかしいです…っ。」

消え入りそうな声で懇願する綱吉だが
お風呂はゆっくり入るもの
そう思ってる旦那様に解放して貰えるまでは
まだもう少しかかりそう


10.寝る時間になりました。「おやすみなさい」旦那様が布団に入ります。

一緒にベッドに入りお風呂で温まった身体を寄せ合う
奥様は同じベッドに入るのにはようやく慣れてくれたよう
ギュウと温かい身体を抱き締める

奥様は、目覚ましをセットして
枕元に携帯を置く

「雲雀さ…じゃなくて、恭弥さんは明日はお仕事ないですよね?」
「何言ってるの。君が行くのに僕が付いていかないわけないでしょ?」
「え?でも、久々にお休みなんじゃ…。」
「僕は君の何?」
「えっと…守護者です。」
「そう、それに君の旦那だしね。狼の巣窟に一人で行かせないよ。」
「明日は他ファミリーとの接触任務はないですよ?」

何もわかっていない奥様を
野放しにする事が何よりも心配

「君の守護者は僕一人で十分なのにね…。」

そう呟いて抱き締めた
奥様はすでに夢の中
あどけない寝顔にそっと触れるだけのをキスを

おやすみなさい


11.最後にこのバトンを指定して5人にまわして下さい

アンカーで。
やってみたい方がいらっしゃいましたら指定しますので言ってください☆

長い…ですね。
いや~何かいろいろスミマセン。
R指定にしてもよかったけど…一応このブログは全年齢対象なので
いや、でも一緒にお風呂は微妙な気がする。
ナニもしてないですが…





きんかん(ザンツナスク)


微かに発したSOSを見つけたのが俺だっただけで
お前を救ってやれるのは
きっと、俺じゃない…

俺が綱吉の側に居たところで
綱吉を救ってやれるわけじゃない
スクアーロに行かせたのは
アイツが根本的に優しい人間だからだ

そして綱吉はそれに気づけるヤツだからだ

スクアーロに持たせた紅茶が
少しでも綱吉を救えればいい

『お゛い、こないだ送った紅茶の中でどれが好きだ?』
『紅茶って種類とかあるのっ?』
『あぁ~いい、めんどくせぇ。どの色の箱のが好きだ?』
『えっとね。…あ、コレ。黄色いの。』
『…そうか。テメェ泣き言言ってねぇだろうな?』
『なんだよ、ソレ。』
『平気ならいい。』

アールグレイを好きだと言った綱吉が
自分の事にはてんで鈍いのを俺は知っていた
知らぬうちに傷ついた精神的な心労が
ベルガモットの香りを好むのだろう

『ボ~スっ。聞いた?綱吉ちゃんが10代目になったってもう広まっちゃってるみたいよ~?』
『んなもん初めから誤魔化したって意味ないぜぇ。』
『あぁ~ら、スクアーロ。それじゃボスが恥を忍んで影武者になった意味ないじゃない。』
『恥を忍んでは言い過ぎだ。気休めだろぉ?ボス。』
『あぁ…気休めにもならねぇようだがな。』
『それじゃあ、あっちは忙しくなるわねぇ。』
『おい、カス。お前仕事あったよな?』
『あ゛ぁ?…あぁ、俺が様子見てくるぜぇ。』

ボンゴレは今の綱吉が思う以上に巨大な組織だ
綱吉を10代目だと知った他ファミリーが出る行動は
俺でなくても予想が付く

自分が傷つくよりも
仲間が傷つく事を嫌がる綱吉にとって
ボスとして生きていく為の正念場になるだろう

俺が支えてやれたなら
アイツを押しのけてでも飛んで行った

だが…
俺は綱吉に平穏をやれない
俺が綱吉にやれるのは刺激でしかない



『ザンザス…?寝てんの?』
「寝てねぇ。お前は昨夜は良く眠れたか?」
『あ…やっぱりスクアーロはそういう差がねだった?』
「お前は気の張りすぎだ。」
『うん。ごめん。ザンザスにまで迷惑かけて…。』
「迷惑とは思ってねぇ。」

電話先で少し笑うような声が聞こえる
笑えるなら少しは安心だ
できれば俺がお前に笑顔を与えられたならと思わなくもないが…

『ザンザス忙しいんでしょ?電話してて大丈夫?』
「別に急ぎの仕事はない。」
『え?そうなの?じゃあ、久しぶりにこっち来たら?スクアーロも居るし。』

俺が自分で決めた境界線を
綱吉は軽く飛び越えてくる
その軽やかさに俺はまた救われる

お前の力になりたいと
そう思うようになって
お前の力になれる方法をいつも思案してる
そんな俺に助け舟をよこすのが
お前自身なんだから
俺はもうきっと、お前には敵わないんだろう

『また、お土産持って来てよ。ね、ザンザス。』
「…あぁ、そうさせて貰う。」

お前が好きだと言った香りを
俺も好むようになったのは
お前を想ってざわつく心を静める為

ただ、ベルガモットの香りでお前を思い出すんだから
悪循環でしかないんだがな…





__________

1月29日
誕生花:きんかん
花言葉:思い出・感謝
(ザンザス視点でした~。アールグレイは紅茶の種類。ベルガモットはアロマなどの香りの種類です。っつぅか…もう朝だし…)







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レプトスペルマム(ザンツナスク)

日本に仕事があったのは事実
ただ、その仕事よりも
ボスから頼まれてきた綱吉の世話は
今後のボンゴレにおいて、もっともデカイ仕事だと言える

自室に戻ってきた時の暗い顔を見たとき
あぁ、ボスの懸念は確かなものだったかと思うのと同時に
ボスに言われたからじゃなく
俺が綱吉を支えたいと思った

それが結果ボスの思う所と違うとしても…


「ヴォイ!そろそろ休憩入れろぉ。根詰めすぎだぜぇ。」
「ん~…でも俺ができる事ってこれくらいだし。」

昼過ぎに帰ってきてから
ずっと書類と見つめ合ってる綱吉

「目の下クマできてるじゃねぇか。寝てんのか?」
「寝れないよ。皆は外で任務に出てるのに、俺だけ寝れるわけないだろ。」
「ヤツ等も休憩くらい入れてんだろ?いいから、一回寝ろ。」

ボスの予感はやっぱり当たっている
仕事に慣れてきた頃に
きっと綱吉が精神的にやられると
ボスはそう言ってた

それは綱吉の優しさであり、弱さだが
ソレこそが綱吉の強みでもある

綱吉を潰さない事が
ボンゴレを守る事だってのは今や常識で
ソレとは関係なく
ボスは、俺は、綱吉をこの世界に留まらせたいと思っている

俺たちは今更、違う世界では生きられない
これが俺たちのエゴだとしても
今更…手放す事ができない

「スクアーロ。…紅茶淹れてくれる?」
「…駄目だ。」
「いいじゃん。俺、あれ飲むと落ち着くんだよ。」
「ホットミルクにしとけ。余計眠れなくなるぞぉ?」
「…だから、寝れないってば。」
「寝ろ。ヤツ等が戻って来た時にお前がそんな顔じゃ、ヤツ等の為にもならねぇ。」

そう言ってやれば
少し眉根を切なそうに歪める

精神的に…
綱吉の心が弱るのは仲間の為
自分の置かれた立場に嫌気が差すとか
そんな直接的なものじゃない
綱吉は仲間を思って心を痛める

このまま一人考えさせても
結論が出ないループした悩みを解決してやる事はできない
俺が出来るのは
ソレを強制的に辞めさせるコトと
少しでも逃げ道を作ってやるコトだけ

ようやくベッドで眠りについた綱吉の眠りは深くはないだろう

紅茶かホットミルクかで
堂々巡りの言い合いを繰り広げてから約1時間
結局、ミルクティーを淹れてやって
渋る綱吉を無理やりベッドに入れた

「スクアーロ、何か報告があったり誰か帰ってきたら起こして。」

それだけ言ってスゥッと眠りについた綱吉
過去自分を殺そうとした俺にも
こんなに簡単に信頼をよせる
綱吉の超直感が俺を仲間だと認識したのなら
俺が危険な任務に行く事も綱吉は嘆くのだろうか

ヴヴヴッ…ヴヴヴッ…

携帯の振動がやけに響く気がして
急いで綱吉のベッドから遠ざかり通話ボタンを押す

「ボスか…。」
『そっちはどうだ?』
「何とか寝たぜぇ。」
『そうか…。』
「ボスは来ねぇのか?」
『俺が行っても、逆に安心できねぇだろうが。』

そんな事はないと思ったが、言わなかった

特別、イタリアを離れられない理由があるわけじゃないのに
ボスが誰かにこの役割を任せようとしたのは
俺がはじめて見たボスの戸惑い

綱吉がベルガモット香る紅茶を好む理由を
ボスは見抜いていた
心を落ち着かせる香り
それを好む理由

アールグレイの香りが残る部屋で眠る
綱吉の寝顔は幾分落ち着いて見えた
その事だけ伝えて、電話をきった





__________

1月28日
誕生花:レプトスペルマム
花言葉:質朴な強さ
(第2弾…スクアロ視点です。三角関係っぽくなってるかなぁ~?)







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ヘリオトロープ(ザンツナスク)


「あぁ~っ…疲れたぁ…。」

外での仕事を終えてアジトに戻る
家に帰ってきた感覚で
ドサッとデスクの椅子に腰を下ろして深く息を吐く

外に出ると
気を張らなくちゃいけなくなった
昔のようにボーっと外を歩くなんて出来なくなった

この世界を選んだのは結局は俺の判断だ
マフィアを選んだつもりはなくても
結局は肩書きがモノをいう
そんなの、わかってたはずなのに
この現状がはじめて俺にソレを自覚させる

結局はリボーンの思うとおりになってるのかもしれない
俺の周りに『仲間』を作っていったのは
やっぱりリボーンだから

友達なんて居なかった俺にとって
一番つよくて
一番やさしい
絹の糸でできたかのような鎖


コト…

「…え?」

目の前に温かい湯気の立つカップが置かれる
琥珀色の液体から芳しい香りがして
心が幾分落ち着く

「飲め。」
「あ、スクアーロ?…何してんの?」
「他に言うことねぇ~のか…。いいから、飲め。」
「ありがとう。いい香り。俺の好きなヤツだ。」

やっとカップに口をつけた俺を見て
安心したように表情が少し柔らかくなるスクアーロ

「こっちで2、3仕事が出来たからな…。」
「あぁ、それで居たんだ。何で紅茶淹れてるの?」
「こっちに居る間、お前の世話を任されたんだ。」
「あぁ、リボーン?」
「いいや、ボスだ。」
「…はぁ?ザンザス?」

スクアーロが日本に居る事も驚きなのに
俺の世話をザンザスに言われたなんて
驚き以外のなにものでもない

「ソレが好きだってのも、ボスから聞いた。」
「あぁ、この紅茶?」
「…ボスがいつも送ってるヤツなんだろぉ?」
「ん、そう言えばそうかも。」

以前、大量に送られてきた紅茶の中で
どれが好きだったか聞かれたことがある
その時にコレって言ったからだと思うけど
ザンザスってそういうトコ意味わかんないよね
そう言って笑うとスクアーロが呆れた顔して俺を見る

「お前が好きだって言ったからだろ?」
「まぁ…そうだけど。でも律儀に送らなくてもいいのにね。」
「…何か、ボスが哀れになってきたぜぇ。」
「は?なんで?いつもお礼してるよ?いらないって言われるけど。」

まぁ、ザンザスが好きな物なんて知らないから
日本で流行ってるものとか
お酒とかを送るんだけど
いつも、テメェは何もしなくていいって言われる

日本人の精神としては
お礼をするのは当たり前だから
文化の違いかな?くらいに思ってたんだけど…

「俺がお前の世話を言われたのもなぁ…理由があるんだぜぇ?」
「ん~?なんで?」
「軽いな…ヴォイ…。」
「ん~。さっきまでちょっと沈んでたんだけどね。何でだろう…紅茶がいい香りだからかな?」

自分でも不思議だとは思う
紅茶の湯気と香りが心をこれほど落ち着かせるなんて

「…それならいい。」
「え?理由を教えてくれるんじゃなかったの?」
「お前が平気ならいいんだ。」

変なスクアーロ…
そう思ったけど、デスクに詰まれた書類が目に入る
そのまま深く考えることなく
一口、紅茶を口にして
仕事に手をつける事にした





__________

1月27日
誕生花:ヘリオトロープ
花言葉:献身的な愛・熱望
(3話連続でザン→ツナ←スクのツナサンドを書きます。まずツナ視点。)







家庭教師ヒットマンREBORN!vsヴァリアー編 Battle.1家庭教師ヒットマンREBORN!vsヴァリアー編 Battle.1
(2007/11/30)
ニーコ; 國分優香里; 市瀬秀和; 井上優; 近藤隆; 稲村優奈

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カロライナジャスミン(ロック刹)

※ちょっぴネタバレ?…かもです。
 たぶん大丈夫。







生きるために…殺せ

声が聞こえる
耳に障る声
俺の信じていた世界の声


「刹那。まだ起きてたのか?身体休める事も大切だぞ?」
「わかってる。」

プトレマイオスの一角
宇宙を一望できるデッキで
ただ外を一心に眺める俺に
背後から声がかかる

子供に接するように優しく
穏やかに諌めるような声音

この声は違う
俺の心を支配していた声じゃない

そのロックオンの声は時に怒気を含む事はあるものの
穏やかだ
穏やかだからこそ
俺の脳をめぐるモヤを一瞬飛ばす

「せ~つな。部屋戻って寝ろ。」
「…あぁ。」
「あぁ、じゃなくて。他に言う事あるだろ?」
「…?」
「ったく…おやすみって言うんだよ。」
「あぁ…おやすみ。」

一人で居ると考えなくても脳にモヤがかかる
俺は何なんだ?
俺はどうして生きているんだ?
俺はどうして生まれたんだ?

そして耳障りな声が聞こえる気がする

殺せ
死ね
生きろ
打て
死ぬな
…神様

何が正しいかなんて俺は知らない
わかっているのは
俺は生きていて
そして、俺はちっぽけだという事だけ

俺に何が出来る?
俺に世界が変えられるのか?

そんな事はどうでもいい
俺はそれをしなくちゃいけない
それが俺の願い
それが俺の生きる意味

「刹那。」
「…。」

部屋を出ようとした瞬間に
またロックオンに声をかけられる

寝るのは好きじゃない
何も考えずに眠りに落ちれればいいけど
脳は寝ていても俺の意思に反して思いをめぐらせる

「眠れなかったら、俺んとこ来てもいいからな。」
「子供じゃない…。」
「ははっ、そうか。まぁ、気が向いたら来ればいいさ。」
「ロックオン。」
「なんだ?」
「おやすみ。」
「ああ、おやすみ。刹那。」
「ありがとう。」

その俺の言葉に
一瞬面食らったような面持ちで目を見開いて
豪快に笑う、ロックオン

笑顔は空気を柔らかくする
それをロックオンは体言してくれる

俺は…
どう笑っていいのか、わからない
俺は笑顔を返せていただろうか?

「刹那っ。日本の言葉でな、『寝る子は育つ』ってのがあるんだが、知ってるか?」
「…聞いた事ない。」
「寝ると身長伸びるぞ?って事だ。」
「…。寝る。」
「ははっ!そうしろ、そうしろ。」

寝る前、最後に聞いた声が
ロックオンの笑い声でよかった

脳に声が上書きされる感覚
消えることはないけれど
一晩だけでも
救われる錯覚





__________

1月26日
誕生花:カロライナジャスミン
花言葉:長寿・甘いささやき
(スイマセン…うちのブログにもソレスタルビーイング介入します。)







機動戦士ガンダム00 (1)機動戦士ガンダム00 (1)
(2008/01/25)
宮野真守

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プリムラ(ディノツナ)


一目で恋に落ちた
そんな俺をお前はどう思う?

年が10も離れた弟分
俺は大人で、分別をわきまえなくてはいけなくて
そして手本でなくてはいけない


恋に落ちた方が負けなんて
そんな常識に自分が捕らわれる日が来るなんて思わなかった

どんなに想っても一方通行だと感じてしまう
俺が想うほどにツナは俺を想ってくれない…
俺が欲するほどにツナは俺を欲しがってくれない…

俺の強すぎる想いは
気づかれたら怖がらせるほど深い愛
そう、だって俺はもうツナを手放す気がない


「よぉ、ツナ。」
「ディーノさんっ!!どうしたんですか?」
「日本に来たから、可愛い弟分に会いにな。」

ウィンクしてツナの頭にポンポンと触れる
そうなんですか~っとニッコリ笑うツナ
このまま肩に担いでイタリアに連れて帰ってしまいたい

それをしたら、リボーンにも門外顧問にも怒られそうだ…

ツナの頭をかいぐり続けていると
いつものように横から横槍が入る

「はね馬ぁ~っ!!気安く10代目に触るんじゃね~っ!!」

お前等はいつも一緒に居られるんだから
たまには俺に譲れってんだ…

結局、朝来た俺も悪いんだが
これから学校に行くと言うツナ達とわかれる
ツナの両側にぴったりいつもくっついてる2人

俺が早く生まれすぎたのか?
俺が生まれた場所が悪かったのか?

それでも…
今の俺だからこそツナと出会えた
今の俺だからこそツナと居られる

「ボス。目が笑ってねぇぞ?」
「…だってアイツ等、ずるくねぇか?」
「あっちはあっちで同じ事思ってそうだけどな。」

断然、アイツ等の方が羨ましいと思うけど…

俺がツナに自然に触れられるのも
無条件にツナから笑顔を貰えるのも
俺が俺だから

俺がツナの傍にずっと居られないのも
ツナの事だけ考えていられないのも
俺が俺だから

ツナが背負う物の大きさを
本当にわかってる人物は数少ないだろう
そして、本当に理解してやれるのは俺だけだ

俺をも背負おうとしなくていい
ただ…
ツナの隣に立って
ツナの背負う物は背負ってやれないけど
支える事はできるから

困ったら
迷ったら
いつでも俺を頼ればいい

ただ、俺に与えられた場所
ツナの頼れる兄貴分と言う絶対不可侵の場所は
誰にも譲らない





__________

1月25日
誕生花:プリムラ
花言葉:美の秘密・永続する愛情
(ディノさんとツナはお互い信頼しあってればいいと思います。そして年の差にヤキモキすればいい。)







ツナ マグカップ/家庭教師ヒットマンREBORNツナ マグカップ/家庭教師ヒットマンREBORN
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不明

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アベンチュリン(ヒバツナ)


幸運は掴むもの
僕はそう思ってる


「おはよう、綱吉。昼休みに応接室に来て。」
「あ、おはようございます、雲雀さん…って、えぇっ?…行っちゃった…。」

僕がそうしたいと思ったら
そうなるようにすればいい
そうなればいいな、なんて思ってたって意味は無い

「あの~…こんにちわ。」
「入って。」
「お邪魔します。」
「適当に座ってて。」
「はい。」

恐る恐るという風に
彼は応接室のソファに腰掛ける
もう何度も来てるはずなのに
彼がココに慣れる気配はない

僕の肩に乗っていた鳥が彼の頭へ乗って羽を休める

のどかな昼下がり

この空間が幸せだと
そう思うようになったのはいつからだろう

幸せを掴むための鍵があるのだとしたら
僕の場合、それは君みたいだ

「雲雀さん…忙しいんですか?」
「あぁ…まぁね。年度末なんて忙しくないわけないだろう?」
「そうですよね。…あ、何か手伝える事ありますか?」
「いいや、もう一段落つくから…。」

君は何もしなくても
僕を穏やかにもさせるし
その逆にもさせる

君と過ごす時間の為に
溜まり続ける仕事を片付ける

書類の先では君と鳥が戯れる

鳥は君の周りを飛び回り
時折、髪の毛をついばんだり
襟元をつついたり

君も笑って鳥をつついてみたり
指の腹でやさしく撫でたりしている

…鳥にムカツクなんてはじめてだよ

溜まった仕事に後ろ髪ひかれつつ
席を立って彼の座るソファへ
いまだ戯れる鳥をむんずと掴み
窓の外へ投げてみる

「雲雀さんっ!?」

外へ投げ出された鳥は空中で方向転換して
また応接室の窓から戻ってくる
しぶといね…

「今、投げました…よね?」
「いいんだよ、あの鳥はあのくらい平気だから。」
「は…はぁ。」

衝撃的なものを見たとでも言いたげに僕を見る君
大きな瞳がこぼれるほど見開かれる
その中に僕が居る事の幸せ

さっきまで鳥がついばんでいた髪に触れる
そっと引っ張ってみる
少しくすぐったそうに目を細めて
僕を見る君が
まぶしくて

あぁ…君が僕の鍵なんだと
改めて思った





__________

1月24日
誕生花:おもと
花言葉:母性の愛・相続

誕生石:アベンチュリン
宝石言葉:幸運の鍵
(雲雀さん、ヒバードに嫉妬するの回。)







雲雀ジャンボクッションカバー/家庭教師ヒットマンREBORN雲雀ジャンボクッションカバー/家庭教師ヒットマンREBORN
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不明

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まんりょう(骸ツナ)


「貴方は目障りです。」

もう、人を殺める瞬間に
感情など無い
衝撃すら感じない

こんな自分が好きなわけではないが
こんなだから僕なんだと
短く長い時間の中で納得はしている

「貴方は目障りだったんです。僕にとって、彼にとって。」

もう語る事の無いその人だったもの
コレは彼が悩んでいた事の元凶
コレが居なければ彼が苦しむ事も無い

僕が彼の傍に居る意味がなんなのか
そんな事は僕が決める
彼の守護者だと言うのなら
僕のやり方でやらせてもらう

それが彼が悲しむ方法だったとしても
それが自分と彼の心を遠ざけるものだったとしても


「また、お前か…骸。」
「アルコバレーノ…。僕がしたい事をしただけですよ。」
「ツナはバカじゃないゾ。」

彼はバカじゃない
そんな事はわかってる

きっと彼は僕のやり方に賛成しない
きっと彼はこの事を知っても
僕を想うのではなく
あの敵対勢力の男の事を嘆くのだろう

彼は僕に笑いかけない…

「骸…お前がやったのか?たまに出て来たと思ったら…またそんな事ばっかり。」
「君には関係ありませんよ。」
「そうは言っても…。」

君の為なんかじゃありません
僕が僕のしたい事をしただけ
君が僕のことで思い悩む必要はないんです

「俺は…骸にそんな事をして欲しいわけじゃないんだ。」
「だから、僕が勝手にしたことです。君には関係ない。」
「でも、ボンゴレの為にしたんじゃないの?」
「結果的にそうなっただけです。」
「例え、そうだとしても…俺は嫌だ。」
「何がですか?人が死ぬ事ですか?」

ホントに甘いですね…
と続けようとした憎まれ口を遮った彼の言葉は
思いもよらない言葉

「お前が辛いのは嫌だよ。」
「…は?何を言ってるんですか?」
「骸が嫌な役回りをする必要はないんだ。」
「僕がやりたいからやってるんです。」
「そんなわけない。例え、その瞬間に何も感じなくても…。」

負の想いが蓄積されるはずだと
それで僕が辛くなるのが嫌だと
君はそう言うんですか?

それは、君が僕を想ってると言う事ですか?

「君は…どうしたら笑ってくれるんでしょうね。」
「え?…何?」
「僕は、君に笑っていて欲しいだけです。」

君がくれた本音に
思わずこぼれ出した
僕の本音に君はキョトンとした表情を見せる

「骸が、そんな事言うなんて思わなかった。」
「…気持ち悪いとか言うんですか?スミマセンね。」
「違うよ。…骸が笑っていてくれればいいよ。」
「そう言う事じゃないでしょう。僕が言ってるのは…。」
「だから、骸が笑ってれば俺も笑うよ。」

これじゃあ、話が堂々巡り
君が笑えばいいんですよ
それで全て収まるのに
難しい事じゃないでしょう?
いつもヘラヘラ笑ってるんですから…

「骸が辛いのに俺は笑えないよ。」
「…強情ですね、君も。」
「お前に言われたくないよ…。」

過去を変えることはできないから
君が心から僕に笑いかける事はこの先ずっとありえないと
そんな事はわかっているんです
だから…
仮初めでもいい
僕に笑顔を見せてくれませんか?

その為に僕はココに居るんだから…





__________

1月23日
誕生花:まんりょう
花言葉:陰徳
(ちょっと暗めのお話になっちゃった…歩み寄り一歩って感じで。)







骸マグカップ/家庭教師ヒットマンREBORN骸マグカップ/家庭教師ヒットマンREBORN
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不明

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アンスリューム(獄ツナ)


貴方は色鮮やかに
俺の心に咲き誇る


「獄寺君、おはよう。」
「おはようございます。10代目。」

微笑む10代目のまわりには
春が来たような淡い色彩が広がる錯覚

目が意識が全て引き寄せられるような
強い引力

俺は10代目から意識をそらす事ができない
それは、10代目の右腕としての意識が
自分の中にあるからだと
ずっとそう思ってた

「獄寺君、数学の課題やってきた?」
「いえ、でも学校ついたら一緒にやりましょうか?」
「ほんと?よかった~。獄寺君が居たら頼りになるよ。」
「あっ!10代目っ!!」
「えっ!?」

俺を見ながら歩いていた10代目に
ぶつかりそうな勢いで横を通り過ぎる人

とっさに10代目の腕を引き
胸に抱き寄せる

「あっぶねーな。大丈夫ですか?」
「う、うん。ありがとう。」

慌てて離れようとする10代目
シャンプーの香りのする10代目の髪が鼻先をくすぐる
思わず、腕に力がはいり
強く10代目を抱き締める

「ご…獄寺君っ?」
「…あ、…すみません。」
「えっと、いや…もう大丈夫だから、離して?」

俺の腕から離れる10代目を
名残惜しむ自分が居るのを
俺はもうずっと前から知っていた
知っていて気が付かないふりをしていた

10代目が大事だと思うのは
俺が10代目の部下だからで
俺が10代目の右腕となる為に必要な感情なのだと
そう心で言い聞かせる
心のどこかでそれを否定している自分が居るのを知りながら

部下として10代目が大事なだけなら
きっとこんなに苦しくならない
(いや、俺は右腕になるんだからこんな感情があってもおかしくないんだ)

ただの部下として10代目のお傍に居るのなら
10代目をひとり占めしたいなんて思うわけない
(一番の部下になりたい気持ちの表れだ)

でも…一生10代目のお傍に居て
10代目に触れる事ができないなんて
ツライ…


俺に微笑む10代目の
淡い色彩が俺の心に積もる
それは解けることなく
それは色褪せることなく
どんどん蓄積されていく

そして
俺の心の奥のほうに
真っ赤な色が燻る

いつ燃えて溶けて溢れ出してしまうかもわからない
真っ赤な熱


触れてもいいですか?10代目…
貴方に触れたら
俺の中の赤がドロドロに溶け出してしまうかもしれないけれど
そうしたら
さっきみたいに離してあげられないかもしれないけれど

触れてもいいですか?





__________

1月22日
誕生花:アンスリューム
花言葉:煩悩
(獄寺は自分の気持ちに気づくのが遅そう。)







家庭教師ヒットマンREBORN! vsヴァリアー編【Battle.4】家庭教師ヒットマンREBORN! vsヴァリアー編【Battle.4】
(2008/02/29)
國分優香里、井上優 他

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ろうばい(ヒバツナ)


君のその優しさは
君の強さとも
君の弱さとも


「雲雀さんっ…もう、それくらいでやめてくださいっ!その人死んじゃいます。」
「…何、言ってるの?それが仕事でしょ?」
「お願いですから…もうやめてください。」

確かに、このまま生かしておいても
この男がこの子をボンゴレをまた脅かす事はないかもしれない
それだけの事はしたつもりだし

だけど
君のその温情は君自身を脅かす事になりそうで
僕の手でそれを阻止できるなら
僕はそれを全うしたいんだけど…

泣きそうな顔をして
僕の腕にしがみつくこの子を見たら
戦意が殺がれたとしか、言いようが無い


「赤ん坊。君、どういう教育してるわけ?」
「…ツナのことか?」
「あの子の事意外に何があるっていうの?」
「アイツは確かに甘ぇけどな。」
「わかってるなら…―」
「でも、だからこそついて来るヤツも居るんだ。」

わかってはいた
あの子の優しさが人を動かす事
あの子の優しさが弱さにならないよう
僕たちが居るという事

でも、僕は
僕とあの子しか信用していないんだよ
僕がいつでもあの子の傍にいられればいいけど
そういうわけにもいかない世界

あの子にはしっかりして貰わないと
僕が生きた心地がしない

何をしててもあの子の事で頭がいっぱいになる

「お前もそうだろ?ツナがああだから、ココに居るんだ。」
「僕ばかりが、あの子の事考えてるみたいだ。」
「…そうか?俺はそうは思わねぇけどな。」
「どういう意味?」
「本人に聞いてみろ。」



「雲雀さん。あの…。」
「…ねぇ、なんでさっき止めたの?」
「え?」
「さっきの男、何でほってきたの?」

それが君の優しさなら
君は弱い

あんなものに情を持って接する必要はないでしょ?

「あれは…嫌だったんです。」
「あの男の策略を知っておきながら?嫌とか言ってる場合じゃないよ。」
「違います。俺は…雲雀さんがこんな事の為に手を汚すのが嫌なんです。」
「…は?」

何を言っているんだろう
僕はもともとこういう人間だし
こんな世界に居て、今更そんなこと…

綱吉はキッと強い色を瞳に宿して
僕を見る

「俺は、雲雀さんにボンゴレの為の汚い仕事をして欲しくないんです。」
「じゃあ、誰がやるの?」
「…雲雀さんがやるくらいなら…俺がやります。」

これは自分の問題だから
そう言う君からは強い意志を感じる

あぁ…
その君の情は君に敵対する勢力にむけられたものじゃなく
そう、僕に向けられた物だったんだね

不謹慎にも嬉しいと思ってしまう
その君の優しさは
君の強さ

でも…

「それじゃあ、僕が嫌だよ。」





__________

1月21日
誕生花:ろうばい
花言葉:慈愛
(一度全部消えたのですが…2度目の方が書ききれてない気になりますね…。)







SRDX 家庭教師ヒットマンREBORN!  雲雀恭弥SRDX 家庭教師ヒットマンREBORN! 雲雀恭弥
(2008/05/25)
不明

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デンファレ(高銀)


※なんとなく続いてるような感じのシリーズです。
 こちらをご参照くださいませ。






ずっと一人だった
誰にも自分を許せないでいた俺

精神叩きなおして来いと
親に放り込まれた剣道の道場で
言うなれば運命的な出会い

出会いはそんないいもんじゃなかったけど…
馬があうって言うのか、なんていうのか
結局あれ以来
俺はコイツとばかりつるんでいる

剣道が精神修行になったか?と聞かれると…
なんとも答えにくい

「覚えてろよっ!!」

何時代の住人だ?と聞きたくなる捨てゼリフを残し
走り去っていく男達
体格はいいものの、相手が俺とコイツだったのが運のつき

「うわぁ~痛い。」
「痛いな…。」

もちろん痛いのは捨てゼリフであって
俺たちはほぼ無傷だ
竹刀なんてなくても、あのくらいお粗末なヤツに負ける気はしない

「おまんらか~?最近ここらで暴れちょるのは。」
「…。オッサン誰だよ?」
「っつか何語だよ…。」
「オッサ…っ…おまんらいくつ?」
「「16」」

って…同い年かよっ
はっきり言ってコイツの事はよく知らない
名前と、師範の子供だって事
後、ケンカがめちゃくちゃ強いって事以外は

「わしは17じゃ~。オッサン違う。」
「年じゃね~よ。見た目見た目。」
「ってか何だよ、アンタ。」
「わしか?海援隊の坂本っちゅ~たら、わしの事じゃっ!!」
「は?肺炎隊?病弱なのかよ?」
「おまん…わしの何処が病弱に見えよるんじゃ~?おまんのが真っ白で倒れそうじゃ。」

海援隊っつったら…アレか?
この町の裏仕切ってる族のトップって噂の?

それにしてはあまりにもふざけた風貌の男
着崩した学生服に高下駄って…
少し、頭イカレたヤツなのかもしれない

「美白です~っ。これからの時代は美白なんです~っ。美男子は美白じゃなきゃいけないんです~。」
「天パが何言うちょるか~っ。」
「お前に言われたくねぇよっ。」
「何言うちょるが~っ。これからは天パの時代ぜよ~っ!!」
「マジっ?ちょっ…それじゃ俺、無敵じゃんっ。」

しかも何か出遅れたし
何か意気投合してるし

師範が言うにはコイツはなかなか自ら人と接しようとしないはずだ
俺だって、ここまでつるむようになるのに
どれだけ無言のぶつかり合いをしてきたか…

拳で剣で他人を測るヤツなんだと
そう思ってた

何処がシャイだよ…

師範に初めてコイツの事を聞いた時の事が思い出される
心配そうにコイツの事をシャイだと言った師範に
今のコイツを見せてやりたい…

「おい、アンタ。海援隊が俺等に何の用だよ?」
「お~そうじゃった。」
「いい気になってんなとかそう言う事かよ?」
「そう言えと言われて来たが…おまんら、わしと友達にならんか?」
「んだよ、仲間になれって事?肺炎隊の?」
「海援隊じゃ~。そうは言わん。」
「じゃあ、何だよ?」
「言い換える。わしと仲良くしてくれんか?」

やっぱり、この男…頭イカレてんのかもしれない
さっき時代錯誤な捨てゼリフを残して去って行ったヤツだって
きっと海援隊のコイツの仲間だろうに…

誰がそんなアホみたいに都合のいい話に乗るってんだ

「いいぜ。」
「おい、銀八っ?」
「ただし、俺は剣を交わして認めたヤツとしか仲良くしねぇ。」

その言葉に俺はハッとした
つまり…
コイツは俺の剣を認めてるって事だ

師範に褒められるのとじゃわけが違う嬉しさがこみ上げる

「剣…?竹刀か木刀っちゅうわけか?」
「どっちでもいいぜ?」
「わしは剣道の経験なんぞ、これっぽっちもないぜよ?」
「経験なんて関係ねぇ。武道はテメェの心でするもんだ。」

コイツは師範の血をわけた息子じゃないだろう
それはあまりにも不自然だからそう思った
だけど…
産みの親より、育ての親

言葉こそ違えど
コイツの剣に対する構えは
師範の教えそのものだったから





__________

1月20日
誕生花:デンファレ
花言葉:お似合い
(閑話休題的な…えっと、坂本の設定はココ笑うとこですよ?たぶん…)







銀魂3年Z組銀八先生 2 (2) (JUMP J BOOKS)銀魂3年Z組銀八先生 2 (2) (JUMP J BOOKS)
(2007/07/19)
空知 英秋、大崎 知仁 他

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バンダ(タジミハ)


皆でやる氷オニは
何回やっても燃える
毎日やっても楽しい

だけど、たまにはさ

明日のおにぎりの具だけじゃなくて
なんかメリットがあると
もっと楽しくなると思うんだ


「今日はぜ~ったい三橋を捕まえるっ!!」
「なんなんだよ、その意気込みは…。」

意気込む俺を、花井が呆れた顔して見てる。
意気込みもする
俺はぜったい三橋を捕まえたいんだから

「あぁ~何かコイツ等、賭けしてんだよ。」
「コイツ等って、どうせ田島が一方的にだろ?」
「まぁ一方的かもしんね~けど。三橋嫌がってなかったし、いいんじゃん?」
「さっきさ~俺も混ぜてってお願いしたら、田島にダメって言われたんだけど、何の賭けしてんの?」
「さぁ?そこまでは聞いてねーよ。」


グラウンド使って
バット振ったり、球打ったり投げたりする練習は
そりゃ楽しい

今日もいっぱい打ったし
いっぱい捕ったし
いっぱい投げた

だけど、今日の練習のメインはこっからだ
おにぎり食べて牛乳飲んで、プロテインも摂って
今日は氷オニするって昨日から言ってたもんね

「よっし、三橋。勝負な!」
「うんっ。しょう、ぶっ!!」

今日はぜったい俺が三橋を捕まえるんだ


「結局賭けってなんなの?泉。」
「負けた方が勝った方の言う事きくとかじゃね?聞いてみれば?」
「おーい田島、三橋っ。何の賭けしてんの?」
「水谷。まだ混ざりたいとか言ってんのか?ダメだからなっ!!」
「いや、何の賭けか知りたいだけだってば。」
「ん~?負けた方が勝った方のをしてやるの。」
「…何を…?」
「何って…―」
「言うなっ。それ以上言うなよ?聞きたくねぇっつの。」
「何だよ、花井…。」

花井がゲッソリしてるけど
そんなのはいいや
氷オニに集中しないとな…

「曖昧になったせいで逆にヤな感じなんだけど…。」
「もう、それ以上考えるな…水谷。」


三橋は身体が柔らかいからジャングルジムでは強い
っつーか逃げんのがうまい
でも…
三橋だけに集中すれば
捕まえられなくはない…

「三橋っ捕まえったっ!!」
「だーっ!三橋逃げろっ!!」
「なっ!!水谷、邪魔すんなよっ。」

水谷に行く手を阻まれて三橋は他に逃げてく
あともうちょっとだったのにっ

元凶の水谷は氷らせたし
今度は三橋の背後から…

「三橋っ!後ろっ。」
「う、ぉっ!!」
「だぁっ!!もうちょっとなのにっ。っつか花井もオニだろ~っ!!」
「うっ…そうなんだけど、勝敗つけさせたくねぇっつか…な。」

なんかグダグダ言ってる花井はほっとこう
三橋、三橋…居たっ

おぉっ
三橋が水谷救出に向ってる
これはチャンスっ

「三橋っ!水谷は俺に任せてもぐれっ!!」
「ぁ…?うわっ!!」
「泉ナイスっ!助かった。」
「今日は戦力がある方が有利だ…っつか三橋捕まえさせんなよ。」
「りょ~かいっ。」

結局、三橋には逃げられて
水谷を復活させてしまった
いつもより、結束固くねぇか?


結局…
俺は三橋を捕まえる事ができなかった
んで、俺も捕まらなかった

これじゃ~どっちが勝ったも負けたもない

「決着つかなかったな~。」
「うん。」
「じゃ~…一緒にしよーぜ。」
「うん。」
「んじゃ、三橋んちなっ。」
「いいよっ。」

また、今度
今度はぜったい捕まえるからなっ



「なぁ~…勝敗つかなくても、あんま変わりなくない?」
「っつかそもそも、何を賭けてたんだろな。」
「だから、あんま考えんなって…。水谷も泉も…。」
「あのさ。」
「ん?沖…。」
「宿題じゃない?」
「おぉっ!そっか、それだな。っつかアイツ等二人じゃ意味なくないか?」
「いや、でもさ…「やろーぜ」じゃなくて「しよーぜ」だったよ?」
「どっちもどっちじゃね?」
「もう、お願いだから考えんのヤメロって。」





__________

1月19日
誕生花:バンダ
花言葉:身軽
(花井はもうこの際自分が三橋を捕まえた方がいいんじゃないか?と捕まえようとして、田島に落とされたと思います。)







別冊アニカンR001 おおきく振りかぶって60ページ大特集 SchoolDays マリみて別冊アニカンR001 おおきく振りかぶって60ページ大特集 SchoolDays マリみて
(2007/11/10)
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パフィオペディルム(ヒバツナ)

フラフラと
フワフワと
僕のことを雲だと言うけど

フラフラと
フワフワと
君こそ掴み所がない…


「綱吉。」
「雲雀か…?ツナはココにはいねーゾ。」
「…どこに?」
「偵察任務に行ってたヤツがややこしい状況になっちまってな。そっちに出向いた。」
「誰?そのバカ。」
「偵察任務っつったら誰かわかるだろ?」
「笹川じゃない事だけは確かだね。」
「…アイツに偵察は無理だな。」

偵察…と言ったら守護者の中で適任が誰だかわかる
アイツだろう
そのスキルで人の身体を操れるんだから
その人物の性格や慣習が事前にわかっていれば
潜り込む事は簡単だ

それでいて
綱吉が出向かなければならないほどの状況
どれだけややこしいのか聞くつもりは無かったけど
今から自分も赴こうと言うのに
情報は無いよりあるほうがいい

アイツが向った任務の内容は
この頃頭角を現し始めた新組織の内情視察
まぁ、事前にあった情報から言って
視察は名目でその新組織の壊滅が任務と言っていいだろう

そこに進入して出てきた情報がまた悪かった
ボンゴレの古参の傘下組織が関わっているという確かな情報
コレにはボンゴレボスである綱吉が赴くのが一番手っ取り早い

「雲雀。今から行っても、たぶん全部終わってるゾ。」

俺はそんな事に時間をかけるような教育はしてねぇからな、とそう言う
確かに、綱吉が出かけた時間を考えても
仕事は全て終わってるだろう

「僕は迎えに行くだけだよ。」

ほとんど全てと言っていいほどの情報を僕は持ってる
僕が知りえないのは、あの子の事だけ
徹底した情報操作はボンゴレのボスであるあの子の場合
ボンゴレ傘下のファミリーや僕たち守護者でさえ
全ての情報をつかませては貰えない

いや、情報が全てじゃないと
そう思わされるほど、あの子は何をするかわからない

「そうか、じゃあツナに伝えてくれ。帰ったらネッチョリ説教ってな。」
「…あぁ、そう言う事。」
「アイツの甘さは自分の首を絞めるからな。大目に見てやるのはココまでだ。」

そう言う事…
それじゃあ、あの子にとってはツライ仕事だったね
裏切りはあの子にとってどれほど堪える事だろう





「あ、雲雀さんっ?」

バサバサとあの子の肩に乗っていた鳥が飛び立った
あの鳥…撃ち殺してもいいかな…

「どうしたんですか?」
「迎えにきたよ。」
「あ…そんなに時間経ってます?ヤバイっ…。」
「いや、時間は大丈夫。ただ…。」
「何ですか?」
「帰ったら『ネッチョリ説教』だって。」
「うぁ~っ…やっぱり…。リボーン怒ってました?」
「いや、怒ってはいなかったと思うよ。」

頭を抱えて掻き毟る
ネッチョリやだな~と諦めたように言う

「大丈夫。」
「何がですか?」
「君は大丈夫。誰が認めなくても僕が認めてる。」

ハッとした表情の後
いつもと変わらない笑顔を見せる

僕は君を認めてる
じゃなかったら、こんな所に居ない
だから…信じる事をやめないで
疑いだけの世界は寂しすぎるから…

「骸も…同じような事言ってました。俺、甘えてばっかですね。」

やっぱり、あの鳥…撃ち殺せばよかった

「他のヤツ等は?」
「あ…ちょっと一人になりたかったので…。」
「そう…。」

何も言わず綱吉の手を取る
そのまま来た道を引き返すようにアジトへの道を歩く
ゆっくりと





__________

1月18日
誕生花:パフィオペディルム
花言葉:変わりやすい愛情
(こういう組織の闇とかを考えるのが好きです。)







家庭教師ヒットマンREBORN! 18 (18) (ジャンプコミックス)家庭教師ヒットマンREBORN! 18 (18) (ジャンプコミックス)
(2008/02/04)
天野 明

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こちょうらん(ランツナ)


ずっとずっと
これまでも
これからも
貴方は俺を導いてくれるって
そう信じ込んだ
貴方はその俺の信頼を裏切らない

だから…



「うわぁああんっ。」
「ランボ。お前また10年前から来ちゃったのか?」
「ヅナ~ぁっ!!」

ボンゴレ本部の廊下に響き渡る子供の泣き声
10年の時を経て
ボンゴレファミリーにはこんなふうに手放しで泣く子供は居なくなっていた

懐かしい泣き声にツナが駆けつけてみれば
やっぱり…と言うべきか
何か怖い事があって10年後にエスケープしてきた
牛柄着ぐるみの子供

涙と鼻水でグシャグシャにした顔を拭きもせず
身体いっぱいでツナにしがみつく

「あぁ~まったく。顔拭くよ?ランボ。」
「う゛ぁあ~んっ。」
「はい、もう怖くないから。」
「ランボさ゛ん悪くないも゛んっ。リボーンが悪いんだも゛んっ。」

きっとランボが何かしたんだろうと容易に想像が付いても
この子供にとって自分のする事すべてが正当化されたものなのだ



「ツナっ。おれっちケーキ食べたい。」
「はいはい。お酒入ってないのあったかな?」
「ジュースもっ。」
「5分で食べれるのかよ、お前は。」

さっきまで大声で泣いていた子供は
あえた飴で泣き止んでからは逆にうるさい

「ツナ…これやる。」
「石ころ?」
「さっきイーピンと拾ったんだもんね。おれっちの宝物。」
「くれるの?」
「ツナのゲーム壊しちゃったから…。」

あぁ~そんな事もあったなと記憶が甦る
差し出された石ころは本当にただの石ころで
価値なんてないけど
この自分勝手な子供が自分の物をくれるだけで
それは特別なことになる

「おれっちが悪いんじゃないけど…。リボーンなんか嫌いだ。」
「ランボ。ランボは俺の事も嫌い?」

優しい声でツナが聞くのへ
拳をギュッとにぎりしめ、フルフルと首を横に振る子供

「じゃあ、戻ったら10年前の俺にコレあげなよ。」
「ツナ許してくれる…?」
「ん~どうだろ。ランボがゴメンって言えば許すんじゃないかな?」

ツナが差し出す石ころを頭の中にしまいながら
少しだけコクンと頷くのを確認できたと思ったら
ボフンっと子供は消え
ソコには涙目の成長したランボ

「…うぁああんっ!!ボンゴレ~っ!!」
「あ~あ~。何があったか聞きたくないなぁ…。」

泣き方は10年前のまま
デカイ図体でツナに抱きつくランボ
ポンポンっと背中をリズム良くたたき落ち着かせながら
ポケットから飴玉を取り出しあたえる

ずっと昔からツナのあたえる飴はランボが泣き止む為のおなじない

「おかえり。怖い思いしたみたいだね。」
「うぇっ…ヒックっ。ボンゴレ…ごめんなさいっ。」

ツナはゲーム機が壊された後
ランボが石をくれた事は覚えていた
そして、何か言いたそうにしてたランボも

10年の時を経てランボの口から紡がれる謝罪の言葉に
ツナは少し笑いを堪えながら
ポンポンと背中をたたき続ける

「ボンゴレっ…俺のこと嫌いにならないでください…。」
「ランボは俺のこと嫌い?」

10年の時を経ての同じ問いかけ
ランボはヒックと啜り上げて

「好きですっ。」
「俺もランボが好きだよ。ランボが俺を好きで居てくれる限り、俺はランボが好きだよ。」
「ずっとずっと好きです。だから嫌いにならないでください。」
「はい、もう泣き止んで。ケーキ食べよう?」

さっきの子供が食べ損ねたケーキを
ゴメンが言えるようになった子供に差し出す



ずっとずっと
これまでも
これからも
貴方の傍に居られるように
貴方が俺を導いてくれますように





__________

1月17日
誕生花:こちょうらん
花言葉:あなたを愛します
(10年後のランボもツナに甘えていたらいいな~と思います)







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デンドロビューム(ヒバツナ)


キレイな人
キレイで優しくて、怖い人


「あの…。」
「何?」
「何故、俺はココで寝ているんでしょうか?」
「…僕が昼寝するからに決まってるでしょ?」

何あたりまえの質問してるんだと言わんばかりの返答
いやいやいや
ちょっと待ってよ

何で俺は保健室のベッドで
雲雀さんに羽交い絞めにされてるわけ?
昼寝は雲雀さんの勝手だけど
俺が居る意味がわかんないんだけど…

グルグルと悩んでいると
ギュウとさらに絡み付いてくる腕と足
身動きすらとれないんですけど…

「昼休みが終わる前に起こして。」
「…えっと…。」
「後、動いたら咬み殺すから。」
「……はい…。」

新手のいやがらせ?
っつーかイジメ?
何で俺なの?

しばらくすると耳元でスゥスゥと寝息が聞こえ始めた
ホントに寝ちゃうんだ
どうしよう…

動いたら殺される
その前に完全に寝てるくせに
ビクとも動きようがないくらい
キツク絡み付く体

恐る恐る
雲雀さんの方を窺う

………キレイな顔
長い睫毛にキレイな肌
美形だからこそ、怒らせると余計に怖いわけで
キレイな人だって事は知ってたけど
こんな至近距離で顔を見るとは思わなかった

見惚れるってのはこういう事なのかも
どうにかこうにか
仰向けだった身体を雲雀さんの方へ向ける

本当にキレイな人
見てて飽きないってどんだけだよ
草壁さんだってこんなに近くでは見たことないんだろうなぁ

何だかわからないけど
ドキドキする
このドキドキは恐怖からくるもの?
それとも…


いつのまにか俺も雲雀さんの隣で
雲雀さんに羽交い絞めにされたまま寝てしまっていた

気が付いたのは
予鈴のチャイムの音を聞いて
目を開けると
ジィっと見つめる瞳とぶつかる

「…起きた?」
「うぁ…はい。」

なんだかわからない気恥ずかしさに襲われながら
体を起こそうとするが…

「あの…放していただけないと、起きれないんですが…。」
「君のクラスは次の時間は補習。…だよね?」
「え?」

俺の方ではなく
保健室の入り口に視線をやりながら雲雀さんがそう言う
保健室の入り口に居た社会科教師は
ピっと顔をめぐらせ、コクコクと勢い良く頷く…

ちょっと待て…
教師っ!!ソレでいいのかよ、教師だろっ!?

俺の心の叫びは社会科教師に伝わるわけもなく
その教師は一目散に逃げて行った

「そういうわけだから、もう一眠りしようか。」
「え…あの。」
「今度は君も僕を抱き枕にしていいよ。」

ギュウとまた身体に絡み付く腕と足
…あぁ、俺、抱き枕だったんだ
今更ながらに納得させられる

教師すら一睨みで動かしてしまう
鬼の風紀委員長
本当に怖い人…なんだけど

俺の事抱き締めて
寝ないの?と言いたげに見つめてくる雲雀さんは
ウチに居るチビ達みたいに
ただ、自分の思うとおりにしたいだけみたいに思えて…

なんだか…

「あぁ、そう言えば君。動いたでしょ。」
「うぇっ…えっとですね…。」

まさか、雲雀さんの寝顔に見惚れて動きましたなんて
口が裂けても言えない…
咬み殺されるだけじゃすまなさそうだし

「君には罰を与えないとね。」
「…えっ…?」
「目瞑って。」

殴られるっ!!
そう思ってギュウと力いっぱい目を瞑る

チュッ

構えていた衝撃はなく
唇にやさしく触れるもの…

恐る恐る目をあけると
優しい顔でキレイに笑う人

ドキンっと胸が跳ねる
頭に血がのぼる
湯気が出そう

この状況では…俺は再びの眠りにはつけそうにない
また俺を羽交い絞めにして
瞳を閉じたキレイな人の背中に
そっと腕を回してみる
あったかくて、きもちいい

あ…
気が付いてしまった雲雀さんの鼓動の早さに
嬉しくなった昼下がり





__________

1月16日
誕生花:デンドロビューム
花言葉:わがままな美人
(花言葉が、雲雀さん以外に思いつきませんでした。)







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オンシジューム(イズミハ)


そりゃ…
心に傷を負った場合
すぐにはその傷を癒す事なんてできないさ

だからトラウマって言うんだし

三橋の場合
人付き合いにトラウマが出来ちまったのは
俺らは皆わかってるわけで

とは言え、野球はチームプレーだってのも
そりゃわかるけど
そんなの…
一番わかってるのは三橋だと思う


「お前はもうちょっとなぁ~っ!!」

また阿部が怒鳴ってる
阿部は躍起になりすぎなんだよな

どんなに言葉で言って聞かせたって
頭ん中で否定してんだから同じだ
もうちょっと、どっかり構えてらんないのかね

「三橋~っ。キャッチボールしようぜ。俺とっ!」
「う…でも……。」
「…あぁ~いいから行ってこい。」

田島はいいな
アイツは何にも考えてないから
逆にそれがいい

まぁ、三橋が野球で阿部を信頼してんのは確かだ
たぶん阿部は野球抜きにして
信頼してほしいんだろうな
ただ、三橋には気持ち押し付けんのは効果的じゃない

確かに俺だって三橋に信頼はして貰いたい
俺は俺のやり方で
俺は全部わかってても関係ないってこと
それを態度で示す事しかできねーし
それが一番、否定させない方法だって知ってる

「よ~っス。」
「あ、浜田。」
「お、泉。田島は?」
「アソコ。」

浜田もいいな
コイツはたぶん三橋の前の学校での話は聞いてない
たぶん誰も話さなねーし
コイツもそんなこと聞くようなヤツじゃない
聞いたとしてコイツにとって三橋は
今も昔も弟分なんだろうから、関係ないだろう

昔の弟分がカッコよく投げてんの誇らしそうなのは
ちょっとキモいけどな
まぁ、わからんでもない
三橋のピッチングがスゲーのは俺も誇らしいし

「泉、くんっ。」
「ん?どした?三橋。」
「えっと…。」

ふと見れば、浜田と田島が何やら話しこんでる
阿部は近くには居ないみたいだ

三橋は自分から輪に入るのが苦手だ
それはつまりトラウマがそうさせるわけで
だったら俺はうまく三橋を輪に入れれる存在で居たい

そして、たまには…

「あ~浜田に田島とられたのか。っつかアイツ等何話てんの?」
「んっと、…いたずら、ばれたって…。」
「んっとにバカだな。…三橋。俺とキャッチボールする?」
「いいの?」
「んじゃ、やろーぜ。」
「う、んっ!!」

たまにはさ
俺のことだけ見たらいいのにとか
別に人付き合い上手くなんなくてもいいのにとか
自分勝手なことも思う

じっくりゆっくり
三橋が俺を必要としてくれたらいい





__________

1月15日
誕生花:オンシジューム
花言葉:可憐・協調
(イズミハのリクが多いので…イズミハ意外と皆さん好きなんですね~♪)







おおきく振りかぶって (Vol.6)おおきく振りかぶって (Vol.6)
(2006/03/23)
ひぐち アサ

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シンビジューム(山ツナ)


好きだなぁ~って
そう思ったら
どうしても
伝えたくなる


「今日も寒いね~。」

木枯し…と言うには寒すぎる風が通り過ぎる中
学生ってのはそれでも早朝に
歩いて、もしくは自転車で登校する

布団から出る時の億劫さ
家の玄関から出る時の思い切り
どれも冬を何ヶ月か過ごせば
だんだんと慣れてくるから不思議だ

ただ、慣れて来たとは言え
寒さは日に日に増していく
ほんとに温暖化?と疑問を持つくらいには寒い

それでもツナの家が視界に入ると
フと温かさを感じるのは
ツナんちの温かさを知ってるからだろう

ツナもツナの母親も
ツナんとこの家族はあったかい
毎朝、通り道だしツナんちに寄るけど
いつもあったかい

「でも、今日は晴れてるから昼になればマシになんじゃね?」
「そうだね。雪とか降るよりはマシか。」

ツナの顔を見ると
ツナがしゃべるのを聞くと
なんつーかあったかくなる

寒い事に変わりはないんだけど
なんか身体の中からあったかくなるんだよな

「ツナ、手袋は?」
「あぁ~朝急いでて忘れちゃった。」
「つか、マフラーもしてないのな。」
「だって急いでたんだもん。」

風にさらされてる首元が
冷たくなってしまってるだろう指先が
すごく寒そうで
すごく気になる

「ん~…手袋とマフラーどっちがいい?」
「へ?」
「どっちもでもいいけど、それだとツナ気にするだろ?」
「何の話…かな?」
「学校着くまで貸すぜ?って話。」
「いいの?山本寒くない?」
「だからどっちかな。」

ツナは少し申し訳なさそうに俺を見上げてくる
やっぱツナに聞いたら駄目か…

ツナは変なところで遠慮するから
そういう時は強引にした方がいい

「じゃあ、マフラーな。」

そう言ってマフラーをツナの首元に巻く
ツナはされるがままになって
それから、ふわりと笑った

「ありがと、山本。」
「んで、手はこっちな。」

そう言ってツナの手を取り
自分のコートのポケットへ
仕方ないから、もう片方は獄寺に残しといてやる

「なぁ、ツナ。あったかい?」
「あったかいよ…っ。」

ツナは顔を真っ赤にして
山本って変だよっとか言いながら真っ直ぐ前を見て一緒に歩く
その横顔がなんだか可愛くて
そんなツナがなんだか愛しくて

「ツナ。」
「…何?」
「ん~…俺、ツナの事好きみたい。」
「はぁっ!?」
「ツナは俺のこと嫌いか?」
「…いや、好きか嫌いかって聞かれたら…好きだけど…。」
「よかった。」

ツナはますます顔を真っ赤にして
やっぱ、山本って変っと言いながら
やっぱり前を見て歩く

変でもいいさ
だって好きだなって思った
思ったら言わずにいられない

『山本』と俺の名前を紡ぐ唇が、その声が
耳に、脳内に気持ちよく響く

あぁ~こういう感じって
知ってるけど…もうちょっと
今のままがいい





__________

1月14日
誕生花:シンビジューム
花言葉:飾らない心・素朴
(山ツナは日常の一コマ的なのが好き。すごい見過ごしそうな感じがすきです。)







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カトレア(白ツナ)

魅了されたのは
その組織力でも
底知れぬパワーでもなくて

その美しさ
言葉にならない美しさ


「やっぱり、彼が欲しいよねぇ。あの純度の高いオレンジの炎ごと。」
「…百蘭さん。あんまり深入りすると火傷しますよ。」
「正チャンは、ほんと奥手だよね~。」
「何の話ですか…。」

わかってたよ
あの炎が美しいだけでなく
本当に熱を持っているってこと

それでも
この身体の一部が焼け落ちても
手に入れたい尊い光…

僕を魅了してやまない


「まるでロミオとジュリエットみたいじゃない?」
「…聞きたくないですが、誰と誰がですか?」
「素直に聞いてよ。」
「嫌です。」
「正チャンってばワガママ。」

君は何で僕の側に居ないの?
ねぇボンゴレ10世?

僕と君を隔てるのは
宵闇よりも濃くて、バルコニーよりも高い
だってロミオとジュリエットは愛し合っていたんだものね
君は僕を憎んでいるんでしょう?

それは愛よりも深く根強く
僕にとってこれほど甘いものはない


「あぁ、ボンゴレ。貴方はどうしてボンゴレなの?」
「百蘭さんがジュリエットなんですか…。」
「不服そうだねぇ。正チャン。」
「いえ、別に…。」

だってそうでしょ?
沢田綱吉クンは、僕を憎んで
僕を強く想ってこの世を去ることになるんだもん

ロミオはジュリエットを想ってこの世を去るんだもの

君が僕だけを想ってくれるなら
ジュリエットも後を追ってあげる

だけど

君が僕だけを想ってくれないなら
僕は君が想う全てを壊さないといられないんだよ

全ては君と僕のため
君が僕だけを想えるように
次の世でも僕だけを想えるように

君が心をココに残さないように
全部、ぜ~んぶ壊してから
それから僕は君を追う事にするよ

だってジュリエットは全てが憎いはずだもの
外的要因でロミオを愛する権利が無いだなんて信じない

「百蘭さん…ロミオとジュリエットの内容わかってます?」
「知らないよそんなの。だって僕はジュリエットじゃないし、彼はロミオじゃない。」

もっともっと僕を憎めばいい
愛して欲しいなんて言わないよ
だって愛は憎しみよりも薄っぺらい

僕だけを憎んで
僕だけを想って
そうして瞳を閉じて僕を待ってて
僕のことだけ待ってて





__________

1月13日
誕生花:カトレア
花言葉:あなたは美しい・成熟した魅力
(久々に白ツナを…私の中では純粋さゆえに狂ってる人ですね百蘭は…)







家庭教師ヒットマンREBORN!vsヴァリアー編 Battle.3家庭教師ヒットマンREBORN!vsヴァリアー編 Battle.3
(2008/01/25)
ニーコ、國分優香里 他

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ラケナリア(準ミハ)


『準さ~ん。』
「情けない声で電話してくるなよ。」
『準さんとこで猫飼えませんか?』
「猫?拾ったのか?」
『子猫なんスけど、可愛いんですよ。』
「じゃあお前が飼えばいいだろ。」
『ウチは飼えないから聞いてるんじゃないっすか~。』

そんな電話がかかってきて
ウチでも飼えないから断ったんだけど
その子猫が気になって
公園に居るという利央の元へ行く事にした

公園につくと
利央と迅がしゃがんで子猫を構ってる姿がすぐに目に入った
アイツ等ガキかよ…
笑いを堪えつつその場に近づく

「あ、準さんっ。」
「よ~。子猫は?」
「ココっすよ。可愛いんですよ~。」

利央の両手に乗るくらいの小さな子猫
ピルピルと震えてる姿が
いじらしくも愛しい感じ

茶色のふわふわの毛
腹のあたりは真っ白だ
瞳は大きくてジッと俺を見つめてきたかと思えば
キョドキョドと利央を見たり、迅を見たり
いきなりこんなに囲まれて怖がってんのかな?

それにしても、確かに可愛い…

「さっきまでスッゲーじゃれてたんですけど、疲れたのかな~?」
「猫は里親探すの大変だって言うぞ?」
「そういう事言うなよ、迅。」
「こんなに可愛いんだから誰か飼わないっすかね?」

三人で悩んでも
三人とも飼えないんじゃ話は進まない

「準さん猫苦手ですか?」
「いや。好きだけど、なんで?」
「だって、さっきからコイツの事触ろうとしないし。」

その柔らかさに触ると絶対欲しくなるから
だから出来れば触りたくない
結局誰かに飼われる事になるんだし

「あ、コイツ寝ちゃった。」

利央の手の上で安心しきったように
丸くなって寝ている子猫
やっぱり可愛い…もっかい親に交渉するか?

「スゲーっ。さっきまでじゃれてたのに爆睡じゃん。」
「子猫は全力で遊んで、全力で寝んのが仕事だろ?」
「あっ!!」
「なんだよ、利央。大声出すなよ。子猫起きるだろ。」
「いや、何かに似てると思ってたんスけど、今わかりました。」
「何?」
「コイツ…西浦のピッチャーに似てません?」
「それはお前、いくらなんでも西浦のピッチャーに失礼だろ。」

いや、似てますよっ!!と若干興奮しだす利央
同じ1年同士、ああいう選手に出くわすと
やっぱ何か感じるとことかあるのか?
今回、利央は出番もなかったし、何かしら感じてもおかしくない

1年だけの新設チーム
浮き足立ってもおかしくないのに
落ち着いたプレーされて、ちょっと焦ったっけ…

キャッチャーミットが動かないとか誰かが言ってた
マジでそんな事できんなら
ぶっちゃけスゲーと思う
コントロールいいヤツなら調子よけりゃ試合序盤はできるかもしれないけど
1試合通してずっとってどんな精神力だよ

「アイツ…試合の後、俺見たんスけど。爆睡してたんですよ。」
「試合で完全燃焼って…子供かよ。」

………
思いっきり完全燃焼するまで野球やるなんて
いつ以来してないだろう?

もちろんペース配分は大事だ
じゃねーと和さんに迷惑かけるし
でも…おもいっきり野球やってたんだ…アイツは

負けたのは悔しい
でも、おもいっきりやってたヤツに負けたんなら
少しだけ仕方ないかも…とか思う

利央の手のひらで寝る子猫にそっと触る
そのまま胸に抱く
やっぱり…

「準さん?」
「もっかい親に聞いてみる。」

やっぱり触ったらダメだな
コレもう誰にも渡したくないって思う

「駄目だったら、部室で飼いませんか?」
「それはさすがに監督にバレたらヤバイだろ…。」

監督の怒声が聞こえる気がして
三人で肩を竦めた

「準さんっ!!」
「何だよ。」
「ソイツの名前。『ミハシ』で決まりですからね。」
「だからそれは西浦のピッチャーに失礼だって言ったろ…。」

そうは言ってみたものの
別の名前も思い浮かばない…

ピクっと身じろいで目を開けた子猫を
目の高さまで抱き上げて
鼻の頭にチュッとキスする

ナ~っと小さく子猫が鳴いた





__________

1月12日
誕生花:ラケナリア
花言葉:継続する
(趣味に走ってごめんなさい。準ミハとかリオミハとかも好き~♪)







おおきく振りかぶって2 【通常版】おおきく振りかぶって2 【通常版】
(2007/07/25)
代永翼.中村悠一

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シェフレラ(フゥツナ)

「ツナ兄、何してるの?」

さんざん暴れ回ってそのまま疲れて寝ちゃった
ランボとイーピンに布団をかけてダイニングに行くと
ツナ兄が白くて丸い何かと奮闘してた

「あ、フゥ太。チビ達は?」
「遊びつかれて寝ちゃったよ。」
「フゥ太は昼寝しなくて大丈夫?」
「うん。もうそんなに子供じゃないよ。」

いつもはランボにツナ兄の膝とか取られちゃって
一緒に居られるだけで嬉しいんだけど
でもやっぱり
ほんとはもっと甘えたい

ツナ兄はどんな時でも
僕やランボ、イーピンには優しくて

時々怒ったりもするけど
それはランボが悪いからで
でもそれもツナ兄の優しさだって知ってるから
どんなに怒られてもランボもツナ兄の傍を離れようとはしない

たまに訪れるこんな時
ツナ兄を僕が独り占めできる時

「それ、何?」
「鏡餅だよ。皆で餅つきしただろ?」
「あぁ、ずっと飾ってあったヤツだ。」
「そう、ソレ。今日はねこのお餅を食べる日なんだよ。」

あのね
今日はね
特別な日だって…
ツナ兄が知るわけないよね
だって僕言ってないんだもん

「よし、これでよしっと。」
「ねぇ、ツナ兄。」
「ん?何?フゥ太。」
「あのね…今日ね。」

なんだか言ったら迷惑なんじゃないかな?とか
そんなことツナ兄にとったらどうでもいい事なんじゃないかな?とか
なかなか言葉がまとまらない

本当はね
別にいいんだ
ツナ兄の傍に居られるだけで
僕は幸せだから
こんな僕に優しく接してくれるだけで嬉しいから

「つっくーん。お餅終わった~?」
「あ、ママンだ。」

買い物に行っていたママンが玄関からツナ兄に声をかける
ガサガサとたくさんの袋を提げて
ニコニコ笑いながらキッチンへ入ってくる

「終わったよ。母さんそんなに買ってきたの?」
「だっていろいろ作らなきゃでしょ~?」
「って言うかまずフゥ太に何がいいか聞いたらよかったのに。」
「あら、そうね。そうだったわ。」
「フゥ太、今日は何が食べたい?」

ツナ兄とママンが優しく微笑みながら僕に聞く
今日は何か別の意味で特別な日なのかな?
それだったら、なんだか得した気分

「僕?僕が食べたいものでいいの?」
「あたりまえだろ?」

ちょっとだけ…
ワガママを言ってもいいかな?
嫌われたりしないかな?

「あのね…僕、ケーキが食べたい。」
「それは用意してあるよ。ご飯は何がいい?」

あれ…?
なんでケーキが用意してあるんだろう…
今日は何か本当に特別な日なのかな?

「今日はフゥ太の誕生日だろ?違った?」
「え~違ったの?私間違えちゃった?」
「違わないよ…でも何で知ってるの?」

僕はツナ兄にもママンにも言ってないのに
なんで二人は知ってるの?

すごくすごく嬉しい

「ディーノさんが教えてくれたんだよ。何だ…あってて良かった。」

ホッと胸を撫で下ろす二人が
すごくすごく好きだなって気持ちがあふれてきて
もう少しだけワガママを言いたくなった

「あのね。ご飯はなんでもいいよ。」
「あら、そう?じゃ~たくさん作りましょうね。」
「何でもいいのか?好きなもの言っていいんだぞ?」
「ご飯はママンの作ったものなら何でもおいしいから。」
「あら。嬉しい。」
「じゃあ、何か欲しいものとかある?高い物は無理だけど…。」

お金で買えるものなんて欲しくないよ
僕が欲しいのは

「あのね、ツナ兄。今日は一緒に寝てもいい?」

ツナ兄の横で
ツナ兄にギュッて抱きついて
そうして見る夢はきっと
幸せな夢に違いないから

「うっ…フゥ太。その子犬の目で見るのやめて…。一緒に寝るから。」
「ほんと?」
「うん。狭くても文句言うなよ?」
「やったーっ!!」

ツナ兄の傍ほど安心できる場所は無い
そんな事、ランボだってわかってる
わかってないのは当のツナ兄だけなんだけどね

無意識に僕たちを護ってくれて
優しく包んでくれるツナ兄が
大好きだよ





__________

1月11日
誕生花:シェフレラ
花言葉:とても真面目
(1/11はフゥ太の誕生日だったので…もちょっと大きくなったら独占欲とか強くなるに違いない。)

☆Happy Birthday Futa☆








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アナナス(骸ツナ)


『アナナス-Ananas-』
・パイナップル科。
・10度以下と30度以上の気温では生育しない。
・直射日光を好まない。
・水分を葉の付け根から補給する特殊な植物。


植物図鑑を広げ
なんともなしに見ていたツナ
その色鮮やかな赤い花とその植物の説明に
とある人物が思い浮かぶ

「ボンゴレ…。」
「っ!!…うわっ骸!!」
「今、何か不穏な感じがしたんですが…。」
「え?何のこと?…ってかお前何処から現れた?」
「そんな事はどうでもいいです。」
「どうでも良くないよっ!!」

いきなり現れた来訪者に
ツナは見ていた図鑑を勢いよく閉じる

閉じた拍子にページが折れたけど
気にしてる余裕は無い

「お前、ほんと普通に現れてよ。」
「貴方も、僕の事を植物に見立てたりしてます?」
「何の話だよっ。」
「犬が、僕のことをパイナップルとか言うんですよね。」

あぁ~…と言葉には出さず
その特徴的な頭頂部を見るツナ

パイナップル…
それはその頭頂部の形を言っているのだろうけど
それを骸に知られてしまったのは可哀想だ
というより、アホだ

「何ですか…その目は。」
「いや、何でもないよ。で?何しに来たの?」
「だから…不穏な空気を感じ取ったって言ったじゃないですか。」
「あぁ~…お前に普通の答えを期待した俺がバカだったよ。」

何とも言えない疲れがツナを襲う
この男に普通を説くことほど馬鹿げた事は無い
わかっている事のはずなのに
いつも、普通を期待してしまう

そんなツナの周りには
普通と呼べる事のほうが少ない…

「何を読んでいたんです?」
「読んでたって言うか、見てただけだよ。」
「植物…図鑑。」
「だから別に読んでないってば。」

ツナの手元にある本を見て
骸の声のトーンが若干下がる

パイナップルと称されたのがそんなに嫌だったんだろうか
だったらその髪型やめたらいいのに…
とは思っても声に出さない

「何を見てたんですか?」
「何だったかな~…覚えてないや。」
「…それはそれで何だかムカつきますね…。」
「何なんだよ、お前は。」

骸が図鑑を適当に開く
適当に開けば開くのは折れたあのページで
真っ赤な花が目に入る

一見パイナップルとは全く違うその姿に
気が付かなければいいのに
とツナは思う

なんかややこしい事になりそうだし…

「アナナス…?」
「ん?何その花。」
「ページが折れてましたよ。ココを見てたんですよね?」
「ランボとかが折ったんじゃない?」
「いいえ、折り目が新しいですから違いますね。」

変なところで目ざとい骸に
ツナはこっそりため息をつく

「何か赤くて綺麗だから見てただけだよ。」
「…へぇ。」
「特に何にも考えてないからな?」
「ボンゴレはこの花が好きですか?」
「いや、好きとか嫌いとか考えてなかったけど…まぁ綺麗なんじゃない?」
「こんなドギツイのに?」
「そんな言うほどじゃないだろ?」

目の前でクフフとあやしく笑う骸
普通に気味が悪い

「ボンゴレがそんなに僕を想ってくれてるとは思いませんでした。」
「はぁっ!?」

何がどうなって!?
と叫びたい衝動を抑える

っつかお前自分でナッポー認めんのかよっ
とも叫びたい

でも…
何を言ったところで骸の考えてる事はわからない
だったら何も言わないのが得策
それをツナは身を持って知っていた

「厳密にはパイナップルではないですけどね。」
「…。そうですね。」

あぁ…コイツ、パイナップルだって認めたよ…
そう思うツナが諦めたように深くため息をついた





__________

1月10日
誕生花:アナナス
花言葉:たくわえる
(いえ、パイナップル科だったので…つい)







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アイオライト(ヒバツナ)


他人を愛するってどういうこと?
他人と関わるのすら好きじゃないのに
愛するなんて事考えた事もなかった



「君。遅刻ギリギリだけど…もっと早く来れないの?」
「うわっ…雲雀さん。ごっ…ごめんなさい。」

始業のチャイムはもう後数分で鳴るだろう
ほとんどの生徒が登校してきてて
風紀委員達も撤収している時間帯

校門付近に残っていたのは僕だけで
まぁ、僕が残ったのはこの子がきっと来ると思ったからなんだけど…

「この時間じゃ教室に着く前にチャイムが鳴るでしょ。」
「…えっと、スミマセン。」
「仕方ない子だね。いつものヤツ等と一緒じゃないの?」
「あ、今日はちょっとゴタゴタしてたんで、先に行って貰ったんです。」
「そう…。」

自分で聞いておいて何だけど
やっぱりいつも一緒なのかと考えると
イライラする

あんなに群れるなって言ってるのにね…

「あの…遅れるんで、そろそろ行ってもいいですか?」
「あ、ちょっと。君はまずコッチ。」
「え?」

見れば顔のそこかしこに傷がある
今更だし、この時間にのんびり歩いて来るような子だから
HRに遅れるくらい問題ないよね

それより、少し血の滲んだ傷の手当てが先

彼の手を引いて
窓から保健室に入る

「ちょっ…雲雀さんっ?」
「おぉ~?なんだ怪我か?」
「あ、シャマル。っつかソコ以外につっこむとこあるよね?」
「ん~、まぁいつもの事だしな。」
「いつもって…雲雀さん…、いつもココからなんですか?」
「外からならココからの方が近いでしょ。」

とりあえず、保健室のベッドに座らせて傷の手当てをする
ここの保険医が手を出すとは思えないし
別に何もしないなら、居ないも同じ

「あ、痛っ…。」
「何したらこんなに傷だらけになるの?」
「うちのチビ達が、朝から騒いでて…。」
「そう…。君、明日から毎朝僕の所に来て。」
「えぇっ!?…何故でしょう…?」

だって…
君を見かけるといつも傷だらけ
それなら毎日僕に顔を見せてくれれば
僕も安心だし
それに…

「そうすれば君、遅刻しないですむでしょ?」
「…そう、ですね。」
「だから、明日から毎朝。僕のところに来ること。」

そう言って頬の傷にカットバンをはる
少し目を泳がせて迷った後
僕を瞳に捕らえて
少しうなづいた君

「わかりました…。朝、寄ります。応接室に居るんですか?」
「そうだね。校門前に居るよ。」
「あ、それなら絶対会えますね。」

ホッとしたようにニッコリ笑う君
毎朝、君に探してもらうのもいいけど
それで君が遅刻したら意味がないからね

「鬼の風紀委員長サマが熱心だねぇ~。」

保健室の主である男が
何をするでもなく黙って見てたのに
フと口をはさんでくる

「…何か問題でも?」
「いいや~。ツナだけ特別扱いなんじゃないのかな~って思っただけだ。」

ただ、やる気ないだけの男ではないだろうとは思ってたけど
この保険医がこの子と関係あるらしいのは知ってたけど

「この子が普通よりダメなんだから仕方ないでしょ。」
「返す言葉もゴザイマセン…。」
「ほら、行くよ。1時間目には間に合うから。」
「はい。」

この子の周りには
この子を気安く呼ぶ輩が多すぎる

「なんだ…無自覚か?」

保健室を後にする瞬間に聞こえてきた声
何の話?と言ってやりたいとこだけど
特別扱いは無意識じゃないしね…

「貴方に関係ないでしょ?」
「おぉ…怖っ。青いねぇ~。」

わかってはいるんだ
この、あの子に対する気持ちが
特別なんだってことには…

ただ、まだ僕には持て余してしまう感情で
どうしていいかわからない

だから…
君に対しては
思った通りに行動してみる事にしたよ

「雲雀さ~んっ。遅れちゃいますよ?」
「そうだね。行こうか。」





__________

1月9日
誕生花:観音竹
花言葉:スマートな淑女

誕生石:アイオライト
宝石言葉:初めての愛
(ヒバツナには誰かに横槍を入れて欲しくなります。ディノさんにしようかと思って何故かシャマルに…)







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ははこぐさ(高銀)


※銀八設定のシリーズです。
 詳細(?)はこちらをどうぞ。









―君の相手になる子は居ないね―

そう言ったのは、この道場の師範
俺が唯一、尊敬する大人


気に入らない事ばかり
この世の中ってのはこんなにも生きにくいのか
そう思ってた

押し付けられた人生と
隠すことなくぶつけられる期待
俺は俺の為に生きる事はできないのだと
そう言われている気分だった

街中で肩がぶつかれば殴り飛ばし
目が合えば睨みつけ
迷子の子供の手を叩き落とし

むしろ俺が迷ってた
出口の無い入組んだ道
さあ進めと言わんばかりにまっすぐ伸びた道に
足を進める気にはならなかった

「仕方ないね。君はルールのない方がいいみたいだ。」
「俺は剣道習いたくて来てるんじゃねぇよ。」
「じゃあ、うちの子と対戦するかい?」

うちの子…師範は良くそう口にする
俺の知る限り、師範には奥さんが居た気配は無い
過去に居たのかもしれないが
俺と同じ年頃の子が居るというのは不自然だ

「そいつ、強いのかよ?」
「そうだね。君とはまた違った感じでルールに縛られない子だよ。」

ただ、あの子はシャイだから…
そう言葉を濁す師範

今まで道場で一度も見たことがない師範のトコの子供
どんなヤツか興味を持つには十分な情報だった


明日はうちの子を連れてくるから
そう師範が約束してくれた
明日が楽しみだ

あぁ、明日を心待ちにしたのは何時ぶりだろう



「お前…人間?」
「…。」
「おい、口利けねぇのかよ?」

目の前に現れた存在は俺の常識を超えた生き物
本当に生きているのかと思い
思わずそう、口にしていた

馬鹿にしたつもりはなかったし
ただただ驚いた

日に透ける白銀の髪はキラキラと陽を反射していたし
真っ白な肌は消えてなくなるんじゃないかと思わせた

そいつは俺を見事に無視して
師範に向き直る

「コイツ何?」
「今日はその子と稽古して。」
「何で?」
「その子は強いよ?」
「ふぅん…。」

特に興味もなさげに俺を振り返る
その時俺は気が付いていなかった
そのあまりに人間離れした風貌に目を奪われて
そいつの瞳が獲物を捕らえた色を宿していた事に


「はい、俺の勝ち。全然強くないじゃん。」
「…っ。もう一回っ!!」
「もうヤダ。」
「…っ…クソ。」
「明日またな。」

油断した…
そうとしか言いようがない
こんな女みたいに真っ白なヤツが
こんな強いなんて思わなかった

結局、はじめに捕らえられた俺は
何度やっても勝てず
強く拳を握り締める

何かを思い切りやるのが久しぶりなら
思い切りやって負けるのは初めてだ

「お前、名前は?」
「銀八。」
「…俺は晋介。明日も来いよ。」
「だから、明日なって俺言ったじゃん。」

ケロリとそう言い返される
言葉を交わせば
剣先を交わせば
コイツが間違いなく人間なのだと実感できた

儚いように思えたのすら
幻なんじゃないかと思う

そしてその日、俺は初めて面白いと思える事を見つけた





__________

1月8日
誕生花:ははこぐさ
花言葉:温かい気持ち
(銀八で高銀シリーズです。なんかシリーズ名考えたいな…えっと、出会い編てことで)







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