きまぐれ

きまぐれに書き散らすところ。

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イカロスと大空 1(ユニ→ツナ)

いつだって、人々が夢見るのは大空
大空を自由に飛ぶ鳥を羨むのは自然の摂理
それがただの無い物強請りだとしても
それだけに留まらないのが人間という無駄に知能の発達した生き物

しかし

翼を手に入れたモノの末路
神は人としての範疇を超えたモノを許しはしない
そう、それはかの神話のように・・・
きっと最期には地に落ちる運命





「・・・」

ユニは手元の書簡に目を落とし嘆息した。
その書簡の入っていた封筒にはボンゴレのエンブレム、そして温かいオレンジ色の炎。
その炎に熱はないながらも、触れれば心に温かなものを運んでくれる。愛しい炎。

10ほども年の違う許婚はまだ顔をあわせた事のない人ながら
その人柄はたびたび届く書簡からうかがい知る事が出来る。
ファミリー間の淡々とした情報共有や決定事項の連絡が書き連ねられた書簡。
その最後に必ず彼の直筆でユニへの言葉があった。
時にそれは労いだったり、心配してくれていたり、お礼の言葉だったりした。

それ以前にボンゴレ10世と言えばこの世界でその名声が聞こえてこないはずもない。
母に縁談を聞かされた時から淡く灯った恋の炎はきっとこんなオレンジ色だろう。
優しくて気高くて、どこか激しくて・・・温かい。
ユニの心を温かくするのも、氷のように冷たくさせるのもこの炎だけだった。

夢にまで見た許婚との出会いはすでにかなわぬものだと
心にポッカリ開いた穴は隙間風を吹き込んできていた。
ボンゴレ10世が亡くなったという情報は彼を葬ったと言うミルフィオーレからの情報だ。
ボンゴレからの情報を合わせて見ても、それは真実だという証拠が重なるだけ。
少し困ったように微笑む彼の写真は余計に心を凍らせるようでしばらく見ることもできなかった。
しかし今、ユニは手元の書簡ごしに自分のデスクに置いた写真立ての中で変わらず微笑むその笑顔を見つめる。
心が全く冷えないわけじゃない。
それでも心に灯る熱は希望という名の炎。

ユニの手元の書簡は彼が亡くなったと聞いた後に届いた彼からの最後の書簡。
その大部分は代わり映えのしないファミリー同士の内容。
しかし、その最後にあった言葉はユニの心に決意を抱かせるに十分な言葉だった。

『諦めないで、俺も諦めない。』

その書簡に灯るオレンジの炎にそっと触れるか触れないかの距離で手をかざし
デスクの上の写真の少し困った笑顔を見る。
そうしてから瞳を一度きつく閉じ、ゆっくりと瞳を開く。
瞳の裏に映るのはいつだって少し困った笑顔と温かい色の炎であるように
自分で暗示をかけるつもりで・・・。

「・・・γ」
「はい、姫。お呼びですか?」
「ミルフィオーレに向かいます」
「・・・なっ!正気ですか?」
「決めたの。じきに状況は変わります。私は逃げない」
「・・・、かしこまりました」


自警団が義賊となり、長い歴史の中で血も涙もないマフィアとなった
ボンゴレの歴史はリボーンから聞いて知っていた。
彼が背負うのはそのボンゴレという組織の光と闇の歴史。
それだけでも大層な重荷だという事は想像するまでもないし
実際、ユニと同じ年くらいの頃は背負う事を拒否していたと聞いている。
しかし、ボンゴレ10世である彼はユニまでも背負ってくれた。
自警団を設立した初代と外見だけでなく内面も似通っているという彼は
今、この世界すら全て一人で背負おうとしている。

アルコバレーノが焦がれるのは澄み渡った大空。
力あるリングは持ち主を映す鏡となり得る。
負を蓄積しすぎたマーレリングに助力する気にならないように
澄んだままのボンゴレリングに恋に似た焦がれた気持ちになる。
虹は澄んだ大空にこそ相応しい光の芸術なのだから。





__________
お久しぶりです。
こんな挨拶ばっかりでスミマセン。
白→ユニでユニ→ツナな一応基本NLのシリーズです。
いやぁ・・・白蘭さんの翼がね・・・生えた瞬間にイカロスの翼がピンときたので・・・
あの子最終的に驕りすぎて自分の力で自滅する系かなぁ~と。
イカロスが焦がれた自由も大空ですからね。
そんな感じのイメージで書き始めてみました。
そんなに長くは続かない予定ですが・・・うん、たぶん。

ジャンルMIXの方も、ハトアリパロのもう一個も書きたいので
サクサク完結・・・できたらいいね☆

あぁ・・・最近『戦国☆パラダイス』という携帯ゲームにハマってます(苦笑)
因みに只今、私は伊達の殿にお仕えしております。
他にも徳川家康殿とか真田幸村殿とか石田三成殿とか本多忠勝殿とか宇喜多秀家殿とか島左近殿とか沢山の武将にお仕え出来るんですけどね。
まぁ、所謂育成系のヤツです。
主君を変えることも可能なんですが・・・
変えようとしてみたら殿に激しく引き止められたので笑ってしまいました(笑)
秀吉亡き後・・・的なことを殿が言うので、たぶん関ヶ原あたりって事なのかと思います。
っつーわけで伊達軍なので、私は東軍です。
殿も好きですが、私をメロメロにしたのは私の伝令君。
ポイント使ってするガチャで当たった伝令君がもう好みすぎて・・・!
殿とは反対側の目に眼帯してるガタイのいい強面のいい男なんです。
「カイ様、主君より命が来ております」とかマイページに居るもんだから頬が緩む。
殿<<<伝令君くらいの割合で伝令君にメロメロです。
いや、殿は殿で好きですよ?
しかし私の中の伊達クンのイメージがヘタレなのが・・・ね。
だって・・・ちょいとヘタレな逸話が結構あるんだもん、ウチの殿。







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だって男の子だもん

それぞれ修行を終えて女の子達の作った夕食を楽しみにダイニングに集う
今日の夕食はシチューのようだ
地下菜園でとれたニンジンにジャガイモ、タマネギにブロッコリー
ホコホコと湯気を立てるシチューは本当においしそう

皆でそろって「いただきます」と手を合わせ夕食がはじまった

和やかなムードでの夕食は過酷な訓練のご褒美としては素晴らしいもの
未だ不安はそれぞれ抱えていても
皆の顔には笑顔がうかぶ

「俺、おかわり。」

さっそく食べきった山本が席を立ちつつそう言ってシチューの残る鍋に向う
フとその姿を目で追って綱吉はアレ?と首をかしげた

「山本、背のびた?」
「ん?ん~…かな?自分じゃわかんねーけど、成長期だしな。」

ニカっと笑いながらまた席に着く山本をジッと見る綱吉
やっぱ伸びてるよね…?と少し羨ましそうにする
そんな綱吉を見て、獄寺が明るい声で言う

「コイツが伸びてるんなら、10代目もきっと伸びてますよ!」
「それはどうかしらね?」
「なんだよ、姉貴。」

獄寺の為にゴーグル装着で食卓に座るビアンキ
獄寺のその言葉に綱吉の手元を見ながらそう言う
そのビアンキの言葉に続けるようにリボーンが同じく綱吉の手元を見て言う

「好き嫌いするようじゃ身長は伸びねーゾ。」
「…っう…。」
「ツナ、ニンジンも残さず食べなさい。」
「トマトも残すんじゃねーゾ。」
「うぅ…わかったよ。」

二人に言われ、しぶしぶと今までつついていたニンジンをスプーンに乗せる
苦手な食べ物を食べるってのは意外と勇気のいるもので
スプーンに乗せたニンジンをジッと見つめて固まってしまう
それでも、皆に見守られるような感覚は後には引けない空気があった

綱吉は意を決したように、えいっと口の中にニンジンを放り込む
もぐもぐと何回か噛んで味わう前には飲み込むと言う
本当に無理やりな食べ方ではあったものの
見事にニンジンを食べる事に成功した

「10代目、素晴らしいです!」
「ははっ、そんなに不味くないだろ?」

ほぼまる飲みした綱吉にしてみれば、美味いか不味いかなどわかるわけもなく
とりあえずハハハと笑ってごまかす

和やかに夕食を終え、それぞれ部屋に戻っていく
廊下を歩きながら山本が喋るのに相槌を打ちながら
やっぱり見上げる角度が変わったような気がする…
と綱吉はまた羨ましそうに山本を見上げる
そんな綱吉の視線に気づいた山本は、綱吉の肩を抱きつつ言う

「ツナも成長期なんだし、じきに伸びると思うぜ?」
「うん…。」

それでも山本よりはおっきくならない気がする…と尚も羨ましそうな綱吉
ココに来てから、食事も生活習慣も同じなのに山本だけ背が伸びるのはなんで?と内心思う

「なんかさ、特別にしてる事とかあるの?」
「ん~?特に何もしてないぜ?まぁ、人それぞれだからさ。」
「そっかぁ~…。」

残念そうな綱吉の声音に山本は少し考えて
二ッと笑ってから、思わせぶりにアレかも…と言う

「何?何かあるの?」

思わず山本に詰め寄るように聞く綱吉
一緒に歩いていた獄寺も内心興味津々だったりする
綱吉よりは身長があるとは言え、山本の長身を羨ましく思うのは獄寺も一緒だ

「スゲーのがあるんだけど、試してみるか?」
「うんっ!」
「…10代目の行かれる所に右腕の俺が行かないわけにはいかねーぜ。」


リビングで待っててくれと言う山本の言葉に
綱吉と獄寺は大人しくリビングのソファに座り待つ
山本は部屋からなにやら持ってきてリビングに設置されたスクリーンにそれをセットする

「何それ?」
「ほいっ。」

そう言って投げて寄越された箱には『剣帝への道』と書かれていた
綱吉は何だか嫌な予感を覚える
『剣帝』…と言うとあの人物しか思い出せない
綱吉はとっさにリモコンに手を伸ばし、音量を小さくした

『ヴォオオオイ!!』

パッと画面が映し出されたかと思うと、案の定の大声が流れ出す
結構小さくしたと思った音量だったがそれでも尚、耳から頭を揺さぶるような声に
思わず綱吉は耳に手をあてた

「ロン毛ヤローじゃねーか。」
「…何?コレ…。」
「ん~っと、スクアーロからのメッセージ?」

その通りだろうが、この映像と身長に何の関係があると言うのか…
スクアーロの大声で縮みはしても伸びる事はなさそうな気がする

スクリーンに映し出されるのはスクアーロが格闘する様子
危ない…っとか、痛そ~っとか思いながら目を瞑りたくなるのを堪え画面に視線をそそぐ綱吉
しばらくその映像を黙って見ていた三人
はじめに口を開いたのは獄寺だった

「こんなもんで背が高くなってたまるかっ!!」

その通りだけど…と綱吉はスクアーロがその決闘の相手を倒すのを見届けた
山本は内容を知っていたところから察するに、すでに見たと思われる映像だろうに
真剣な眼差しでその決闘を見守る

相手が倒れ、スクアーロも戦闘態勢を解く
ルッスーリアのキャイキャイした声が何勝目かを告げている
あのスクアーロが負けるわけはないと頭でわかってはいても
真剣勝負のその映像は緊迫した空気をつたえてきていた
綱吉は握っていた拳を緩め、安堵の息を吐く

『…是が非でも勝てぇ!!!』
「んなことテメーに言われるまでもねーんだよっ。」

そういつもの大声でスクリーンのこちら側にそう言うスクアーロ
獄寺はそうスクリーンに言ったが
そのスクアーロの言葉は、今のこの状況で綱吉たちの心に届く一言だった

そう、是が非でも勝たなくてはいけない戦いがある
それを綱吉はもう知っていた
それはこの状況だからではなく、スクアーロやザンザスと戦った時に思い知った事だ

しかし、獄寺は別としても山本はどうだろう?
ヴァリアーと戦ったあの雨の守護者の一戦も真剣勝負だったのは確かだが
頭でわかるのと心から理解するのとでは意味が違う

山本を巻き込んだのは綱吉だ
そこに後悔もすれば後ろめたさも感じている
だけど、この未来へ飛ばされた今の状況では山本にも協力して貰わなくてはならない

フッと綱吉はスクアーロの意図に気が付いてすべてに納得した

真剣勝負は力と力の戦いの他に心と心の戦いにも制さなくてはならない
絶対に負けられないモノの底力、それは強い武器になるだろう

そう、今、綱吉たちは是が非でも勝たなくてはならない戦いの真っ只中にいるのだ

人は心と身体を連動させて成長するもの
山本の成長は確かに、この映像のおかげなのかもしれない、と
綱吉はスクリーンに映るスクアーロを見つめた

「俺がツナたちと違う何かをしてるってんなら、コレしか思いつかなくてさ~。」
「こんなもんが身長と関係あるわけねーだろっ!この野球バカ!!」

無駄な時間を10代目に過ごさせるんじゃねーと尚も山本に食って掛かる獄寺
そんな獄寺を笑って宥めながら山本は綱吉を見る
綱吉はまっすぐに山本を見て、頷いた

「うん。関係なくはないかもね。ありがとう、山本。」

綱吉もまたスクアーロの言葉に決意を新たにする
『剣帝への道』も過去へ帰るための道も同じなのだ
道が一つしかなく、勝つことでしかその道を開けないのなら
是が非でも、勝つしかない

他に道があるのなら、どんなことをしても探しただろう
でも、どちらにしろ、向って行かない事には他の道を見つける事すら不可能だ

今までずっと、山本には心の中でゴメンと謝り続けていた綱吉
巻き込んでゴメン
こんな事させてゴメン
だけど、今、心から言える言葉ができた

「頑張ろうね。」

その綱吉の言葉に勢い良く返事を返す獄寺と、笑顔を見せる山本
守りたい仲間が居る
だからこそ、スクアーロの言葉はストンと心に入ってきた


そう、是が非でも勝つんだ…





__________
なんか山本って背伸びてるよね~?と言うお友達との会話から
ギャグ的な話を書くつもりで書いてたのに…
なんだ、このシリアス…
山ツナっぽい?と思いつつもカプ無しとします。
題名にギャグの名残が…なんか内容と合ってないですが、まぁいいか

最近、スパコミ原稿と他のブログで書いてるオリジナルにかまけててスミマセン
オフ原稿もコッチも頑張ろう。
オリジナルはちょっとお休みしよう…うん。
他方に手出すのは私の悪い癖…わかってるんですけどねぇ(苦笑)







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REAL 3


適度に酒の入ったフワフワした頭で夢をみた
俺がまだ小さな子供だった頃の夢

母さんも親父もまだ若い
そして、もう一人…おじいちゃん…
小さな俺が「おじいちゃん」と呼ぶその人は9代目だった

親戚付き合いが極端に無かった
小さいときは不思議にも思わなかったけど
中学生になったくらいから、かけおちだったのかな?とか思ってた
でも、そうだ俺にはおじいちゃんと呼ぶ相手が居た記憶が確かにある

フワフワした夢は現実にあった事じゃないかもしれないけど
でも何だかやけにスッキリと頭の靄が晴れた
親父の話を寝物語に聞いたからかもしれないけど…

「デーチモ…。」

母さんが階段を上ってくる足音が遠くに聞こえる
それとは別に耳元で未だ呼びなれない呼び名を呼ぶ声
親父の声じゃないし、もちろん母さんの声でもない
でもどこか聞き覚えのある声

「つっくーん朝よ~?」

母さんが部屋の戸に手をかける音がして目を開けると
目の前にせまる顔は、普通ならありえないご先祖様のものだった

「…っ?…アンタ…?」
「おはよう、デーチモ。」
「あ、おはようございます…?」
「つっくーん?…あら?…大お爺様?」

おはようと言われて挨拶を返すと母さんが部屋に入ってきた
そしてプリーモを見てそう呼びかけた
ご先祖様が目の前に現れたとして、その呼び名は正しいのかもしれない
その前に、母さんがこの人を知っていた事に驚く

母さんと初代の顔を交互に眺めて状況を把握しようとする
二人は和やかな様子だ

「えっと…母さん?」
「あら、ツナは知らないわけないわよね?」
「うん…でも何で母さんも知ってるの?」
「ツナがお腹に居たときに会いに来てくださった事あるのよ?」
「…それって…?」

生まれる前の俺に小細工したんじゃないよね?と初代を仰ぎ見る
初代はニッコリと笑顔を返してきた

「わかるんだよ。」
「それだけ…ですか?」
「君がこの世に生を成してはじめて俺はココに居られるんだよ。」

初代の手によって俺がこんな状況じゃないのはわかったけど
初代の言っている事はわけがわからない
そう思って首をかしげる
そんな俺にはお構いなしに、母さんは嬉しそうに初代を見る

「ツナが小さい頃は、良く面倒見に来て下さってたのよ?」
「はぁ?」
「ツナも『おじいちゃん』って言って懐いてたわ。」

その言葉に今朝見た夢が思い出される…
おじいちゃんと呼んでいたのは9代目だと思ってたけど、もしかして…

「あのさ、9代目は?9代目も遊びに来てただろ?」
「おじじ様?おじじ様の事は『じじ』って呼んでいたわよ?私のが移ったんでしょうね。」

じゃあ、何?
俺が記憶してる「おじいちゃん」は初代ってこと?
俺が混乱している間にも、母さんと初代は昔話に花を咲かせている
俺がはじめてつかまり立ちしたのがどうとか
縁側から転げ落ちてどうとか…
何?この居たたまれない感じ

尚も続けられる俺の記憶して無い俺の過去
おねしょをしてどうとか
お風呂ですべって頭に大きなたんこぶができたとか…
もうやめて…と言いたいけど
その二人の声音はどこまでも優しくて
愛しい思い出を語る口調には、また違った恥ずかしさを感じる

俺の人生は普通じゃないと思ってた
マフィアのボスなんて、どう考えたって普通じゃない
だけど…
案外どこまでも普通なのかもしれない
そう思ったら、何だか肩に乗っていた重しが落ちたような
スッキリした気持ちになる

やっと目が覚めたような気持ちでいると
クシャリと頭を撫でられる
その覚えのある感覚に自然と笑顔になるのが自分でわかった





__________
一応、完結です。
ほのぼのが沢田家には似合いますね。
脳内設定としては、プリーモはツナを媒体としてこっちの世界に出てくる設定です。
うん、なんか話がそれた気もしますが…
でも楽しかったです☆







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REAL 2

親父の時もボンゴレという組織はいきなり現れたと言う


+++ +++ +++


「家光くんだね?」

そう言って俺の前に現れたのは
当時すでにボスとして就任していた9代目だった
流暢な日本語で話しかけられたが
明らかに外国人なその9代目の風貌に俺は黙って9代目を見ることしかできなかった

「家光くん、私のところで働かないかい?」
「…はあ?」

今思えば、失礼な若者だっただろうに
9代目は優しい表情を崩すことなく俺を見ていた
とは言っても、胡散臭い事に変わりはない
答えを出せないまま、9代目を伺い見ると
優しい笑みを刻む瞳の奥に強い意志があった
本気で言ってるんだって思った瞬間に俺は頷いていた

初めからマフィアだなんだと言う説明があったわけじゃない
俺に与えられた始めの仕事は9代目の身の回りの世話だった
それと同時に戦闘訓練をさせられたのにも
SPとして必要なのか?くらいにしか思っていなかった

少し経ってから知らされた事実には正直驚いたが
もともと、自分の血がマフィアから派生しているとなれば度胸も据わる
それに、その頃には9代目を尊敬し始めていたから尚更だ

「家光くん。君にお願いしたい仕事がある。」

その仕事の依頼があったのは俺が20歳になった頃だった

「日本に戻って、この子の護衛として就いて貰いたい。」
「日本人の女の子…ですか?」
「そうだよ。…似すぎるのも困りものだね。」

そう小さく洩らす9代目の言葉に、差し出された写真を見る
その写真では、何に『似て』困るのかわからなかった



「はじめまして。お嬢様。」
「…あら?おじじ様じゃないのね。」

日本で奈々と初めて会った時には、9代目に似ていると思った
奈々の出生については日本に渡る前に聞かされていたし
困るのは9代目に似てるからかと納得した

「おじじ様に会えると思って楽しみにしてたのに…残念ね。」
「お嬢様、9代目はしばらく日本に来られません。」
「…知っているわ。」

俺が日本に護衛として向わされたのには理由があった
9代目の奥さんが若くして亡くなったのが全ての始まりだった
9代目には子供が居なかったし、奥さん以外の人と再婚する気が無かったんだ

跡継ぎとして名前のあがる者は何人か居たが
ボンゴレのボスってのはそう簡単になれるもんじゃない
ボンゴレの大空たる資質
それは誰もが持って産まれる事ができるものじゃない

ボンゴレは9代目の前のボスは女性だったし
男じゃなければボスになれないわけじゃない

つまり、奈々にその白羽の矢が立っていた
それはボンゴレのボスになりたい他の候補にとって
一番やっかいな有力候補であり
一番簡単に始末できる相手

9代目は奈々をマフィアの世界に巻き込みたくなかったんだと思う
護衛として俺をつけ、打開策を練ると言っていた

「私、確かに血を引いているのは認めますけど、炎なんて出ないのよ?」
「はい。それでもお嬢様からは大空を感じます。」
「そんな事言われたって、普通の女の子なんだから、そんなものに興味持てません。」
「9代目は、お嬢様にはお嬢様のしたい事をして欲しいと…。」
「そう、おじじ様はいつもそう言ってくれる。」

そう言って俯いていた奈々は、スッと俺を見上げて言った

「でも、どうしても必要な事なら、私は嫌だなんていいません。」

強い瞳で見られた
あの時、俺にとって奈々は特別になったんだろうな
マフィアのお家騒動に巻き込まれた可哀想な女の子だと思ってた
それは大間違いだった
奈々はボンゴレの血を継ぐ者だった


+++ +++ +++

「まぁ、奈々が俺に惚れてくれるとは思わなかったんだけどな~…ってツナ?」

自分達の馴れ初めを子供に話すのは気恥ずかしい
そう思い頭を掻きながら綱吉を見れば
ダイニングテーブルに突っ伏してスースーと寝息を立てている

「寝ちゃったのか…。まだまだ子供だな~。」

酒のせいか少し赤みのある頬は成人した男だと言うのに柔らかさが残る
奈々もいくつになっても若々しい風貌だ
そんな所まで奈々に似るか…と愛しく感じる

フと似すぎるのも困りものだと言った9代目の言葉が浮かんだ
そう、似すぎるのは本当に困ったもんだ
奈々はあの時、回避できたが
同じ事が綱吉に起こるとは…

あの時、奈々も自分で未来を決めた
そして、綱吉もまた自分で決めた未来だ

「結局、俺が出来る事ってのは少ねーなぁ。」
「あら?ツナこんな所で寝ちゃったの?」
「ん~酒が入ったからな。」

椅子に座ったまま寝る我が子を見つけた奈々は
そっと綱吉の肩からブランケットをかける

「幸せそうな寝顔…。コレだけでいいわ、私。」
「…そうだな。」





__________
ラブラブ親子話の続きです。
家光に「お嬢様」と言わせたかっただけの話です(笑)
一応、脳内設定では家光20歳、奈々16歳って感じです。
もう一回くらい続きます。







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REAL 1 

※アニリボのED映像を見てツナと奈々のヒロインっぷりに、こんなん妄想したよな話。
 三話くらいで完結予定。家光x奈々とラブラブ親子の話。






ボンゴレの純粋な血統
そんなモノが自分に流れている事の不思議
それは歴代ボスに対面しても「大空」の炎を操れても
どうにも納得できない事実

「つーか、何で親父は全部黙ってたんだよ?」

紆余曲折あったものの、結局ボンゴレの10代目ボスとして就任した綱吉は
父親と酒を酌み交わせる年齢になっていた
自分がイタリアンマフィアの末裔だと知った中学生のあの頃
いつも不在だった父親に何の疑問も抱かなかった自分

でも、今は違う
父親の不可解な行動の答えを聞いてもいい頃だと思い
綱吉はグラスに入ったブランデーをチビッと飲みながらそう家光を見る

「言ったって信じなかったろ?」
「まぁ、信じるわけないけどさ。」
「現実を目の前にすりゃ信じないわけにいかないだろ。」
「それでも、心の準備とかさ~あるじゃん。」

親にとって子供はいくつになっても子供
そして、子供にとっても親は親でしかない
拗ねるようにそう言う綱吉はボンゴレのボスの顔をしていなかった

家光はそんな綱吉に目を細める
目に入れても痛くないくらい可愛い一人息子
生涯ただ一人と心から愛した女性との宝物

どんなに過酷な状況下でも自分の前では安らぎを与えれたなら、どんなにいいか
しかし、同じくボンゴレの組織の輪の中に居る家光には
その安らぎを綱吉に与える事は困難だ
綱吉に、普段部下に安らぎを与えるボンゴレの大空に
安らぎを与える事ができるのは母親である奈々だけなのだろう

奈々に似たのは面立ちだけでなく
そのおおらかさと包み込むような優しさ

あぁ…やっぱりボンゴレの大空なんだな、と
綱吉のもつ周りを落ち着かせる雰囲気は家光に若い頃を思い出させる

「本当に、母さんに似たなぁ。」
「…せめて体格くらい親父に似たかったけどね。」

家光がしみじみとこぼしてしまうくらい
綱吉は奈々に似ている

「あのさ、母さんは…まだ、その何も知らないんだろ?」

体格も面立ちも家光には似なかった綱吉も
奈々を思う優しさは家光に似て人一倍だ
マフィアという裏社会の一ボスなどになってしまった事は
綱吉を後ろめたい気持ちにさせていた

「そうか、まだお前には話してなかったな。」
「何を?」
「母さんは全部知ってる。」
「…はぁ?」

綱吉にとって寝耳に水な事実を息を吸うように自然に家光は言った
ボンゴレと関わるようになって、何年にもなるが奈々が知っているようには見えなかった
目の前に居る家光も、何かと誤魔化すような事を言っていたように記憶している
それを、すでに知っているとはどういう事だ?と
若干睨むように家光を見る

「あのな、お前プリーモの生き写しだって良く言われるだろ?」
「…言われるよ。けど、今それ関係ないじゃん。」
「お前、母さんにもそっくりだって言われるだろ?」
「親子なんだから当たり前だろ?」
「だから、プリーモと母さんも似てるって事になるだろ?」
「…は?…ボンゴレと縁があんのは親父だろ?」
「まぁ、俺も縁はあるが遠縁だ。」
「まさか、母さんも縁があるって言うのかよ?」
「母さんは直系の流れの血筋だ。まぁ、解りやすく言えば、俺が婿養子ってトコか?」
「初耳なんだけどっ!?」
「初めて言ったからな。」

あまりに突拍子も無いその話に
綱吉はそれほど飲んでいないにもかかわらず、フラリと机につっぷした
ありえない…と一刀両断するのが難しいくらい納得できてしまう話だ

確かに、大空の炎こそ無いものの
奈々のもつ雰囲気は綱吉と同じ種類のもの
この場合、綱吉が奈々と同じものを受け継いだとしか思えない
隔世遺伝でも何でもなく、ごくごく普通に親からの遺伝の成すものだとは
想像もしていなかっただけに綱吉への衝撃は半端じゃない

「まぁ、父さん達も色々あったんだ…。」

そう話し始める家光の瞳は愛しい者を見る目で宙を見つめ
そして優しい父親の顔で綱吉に目線を戻した

その話は両親の馴れ初めとして聞くには
あまりにも甘く現実離れした物語だった





__________
アニリボのEDの奈々が、誰よりもヒロインだったので…
アレ?もしかして…とか妄想した話
お友達のOさんと盛り上がったので(その設定楽しい!!と)書いてみようかなと、ね
沢田家ラブラブ親子のお話ですが、プリーモは出てくるかもネ☆
特別カプなしなのですが、一応ツナ総受けに入れておきます







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