FC2ブログ

きまぐれ

きまぐれに書き散らすところ。

  • 07 «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • » 09

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Your Dream(ザンツナ)

※夏コミ発行の『Family Relationship』のおまけ話。
 ザンザスはちっちゃいツナにメロメロにされたよ☆
 指輪争奪戦は愛情の裏返しだよ☆←っていう概要だけ抑えておけば大丈夫です。





小さなお前に会った時、俺の世界が回り始めた

それまでは生きる事も何もかもどうでもよかった俺が
はじめて見つけた生きる意味
それが、お前だったなんて言ってやるつもりはないが

それでもそれは真実なんだ





ボンゴレリングをめぐる、ボンゴレ史上に残るお家騒動の後
ザンザスは綱吉にたびたび会いに来るようになっていた
ザンザスにとって日本の沢田家という場所は聖域に近い

今日も綱吉が学校に行っている間に沢田家に上がりこんだザンザスは
綱吉の部屋に持参の椅子を置いて寛ぐ
奈々ともずいぶん前から顔見知りであるザンザスを疎む者などココには居ない
綱吉は帰ってきたら嫌な顔はするだろうが
今まで一度も追い出された事もなければ無視された事もない
嫌々ながらという態度は見せるものの、綱吉はしっかりと相手をしてくれる

「ただーいまー。」

階下から聞こえてきたその声にザンザスは立ち上がるでもなく
静かに綱吉が上がってくるのを待つ
その口元には笑みが刻まれていた

ガチャリと扉が開いて、入ってきた綱吉は
いつもと違う部屋の圧迫感に嫌そうな表情を浮かべる

「また来てたの…?ザンザス。」
「そんなに嬉しいか。」
「…なんでそうポジティブかな~…。」
「お国柄だ。」
「あ、そう。」

普通に会話もするし、邪険にされるわけでもない
しかし、いつまでたっても綱吉はザンザスによそよそしかった
それが気に入らないのは当のザンザスに他ならない

昔、まだ綱吉が幼い頃にはじめて会った時に
無条件で自分に向けられた笑顔が今は自分に向けられない
自業自得だと言われれば心当たりは大有りだったザンザスだが
それでも何よりもザンザスが切望していたのは
その綱吉の笑顔だったのだから…

はじめは綱吉がどこかで笑っていてくれればいいと思ってた
しかし、少し距離が近づいた事によって欲が出てきた
自分にも笑顔を見せて欲しいと、そうザンザスは思うようになっていた

「おい、カス。学校は楽しかったか?」
「………。何?…その質問…。何か変なモノでも食べた?」
「…何でもねぇ。」

なんとかいい話題をふったつもりのザンザスだったが
綱吉にしてみれば、異常にしか感じられない
思わずザンザスがおかしくなった!!とスクアーロか誰かに騒ぎ立てたいのを堪える
しかし戸惑いは隠す事などできず、そんな返答になってしまった綱吉
ザンザスはその綱吉の反応にプイと視線をそらした

どうやら拗ねたようなその反応に困惑するのは綱吉だ
えぇ~…コレ俺にどうしろって言うんだよ…と困った顔をして
それでも何とか取り繕うようにザンザスに話しかける

「まぁ、学校は楽しい事も嫌な事もあるけど…何で?」
「…お前、今楽しいか?」
「……は?」
「楽しいのか楽しくねぇのかって聞いてんだ。」
「お前…わけわかんないよ。」
「いいから答えろ。」

綱吉は本当にわけがわからないといった顔でザンザスを見る
これは…そうとうおかしい…と誰にザンザスの変調を報告すればいいのか?と
頭に何人かの顔を思い浮かべる
しかし、報告手段がないことに思い至って諦めたようにため息をついた

「楽しくないわけじゃないよ…。」
「…そうは見えねぇ。」
「何で疑ってんだよ…。」

コイツめんどくせー…と綱吉が思わず思っていると
いきなりほっぺをつねられた
ザンザスにしてはそうとうの手加減をしているのだろうが痛いものは痛い

「イタタッ…ざんざふ、いたひっ…。」
「楽しい時は笑うもんだろうが。」

思わずえぇええっ!?と叫びそうになるが
ほっぺをつねられていては、それもままならない
綱吉に腕をつかまれて、やっと綱吉のほっぺを解放したザンザスは尚も言う

「…まだ、俺が許せねぇか?」
「…許せないよ。」
「謝らねぇぞ。あれは必要だった事だ。」
「お前が悪役買って出た事は親父に聞いてるよ…。俺が許せないのはモスカの事だよ。」

そう言った綱吉は、悔しそうな悲しそうな顔でザンザスを見る
その表情はザンザスには9代目と被って見えてしまう
小さくチっと舌打ちしてザンザスは元の椅子にドサッと座りなおした

「何で、あんなもの作ったんだよ…。」
「作ったのは俺じゃねぇ。俺は使っただけだ。」
「使うなよ。あんな…。」
「お前には、あの老いぼれを殴る権利があるからな。」
「そりゃ、俺だって9代目を恨んだ事もあるけど…でも、あんなのは嫌だ。」

その綱吉の言葉に、ザンザスは綱吉にはわからないくらいの笑みをみせる
自分の考えが全て間違いではなかったと
綱吉がはじめから希望していた事なら、ザンザスもあんな騒動を起こしはしなかった
マフィアのボスになる事を希望していないと思ったからこそのあの騒動だったのだから

「モスカはな…元はと言えばテメーがきっかけみたいなもんだぞ?」
「…は?何だよ、ソレ。」
「お前、子供の頃に巨大ロボになりたいとか言ったみてーだな?」
「……なんでそんな事、ザンザスが知ってんだよっ!!」

幼少期には誰だっておかしな夢を持つものだ
今になって思えば恥ずかしいだけのソレをなんでザンザスが知ってるのか…
しかも、それとモスカに何の関係があるのか…
綱吉は恥ずかしいのとわからないのとで混乱しながらザンザスを睨む

「お前がそう言ったっつってジジイが作らせたのがモスカだ。」
「…はぁ?」
「最終的にはお前がお前の意思で自由に操れる巨大ロボに仕上げる予定だった。」

まぁ、アレで研究は頓挫してるがな…とザンザスはつけたす
綱吉にとっては何がなんだかわからないばかりだ
何故、9代目まで自分の子供の頃の戯言を知っているのかも
そのうえ、なんであえてそれを実現しようとしちゃったのかも…

「…冗談…だよね?」
「俺が冗談なんて言うと思ってんのか?」
「…いえ、思いません…。…じゃあ、何?マジで言ってんの?」
「だからそう言ってんじゃねーか。んっとにカス頭だな、テメーは。」
「…っつーか何で?その…俺が巨大ロボになりたいとか言ったって情報は何処から…?」
「は?んなもん家光に決まってんだろ?」
「…親父っ!?」
「うっれしそうにお前の作文読んで聞かせてくれたぜ?」

自分の息子が可愛くて仕方ないという顔で
家光が綱吉の作文を朗読していたのをザンザスは覚えている
そして、今思えば、あの頃からもうボンゴレは綱吉を中心に回っていたと
そう思わざるをえない

綱吉は話を聞いて、何?その恥ずかしいエピソードっ!と顔を手で覆っていたのだが
だんだん家光に怒りを覚えたらしく
その手を拳にして握り叫んだ

「あの…クソ親父っ!!」

今度、家光が帰って来た時には何発か殴られるだろうな…とザンザスは綱吉を見る
ざまあみろと言いたそうな表情をうかべて





__________
このネタも収録しようかな…と思ってたんですが
ボツにして途中までで放置してたので、なんとなくまとめてみました
ザンザスも9代目も家光もあと、スクアーロもなんですが
とりあえず、ツっ君にメロメロです(笑)
いや~モスカネタは既出してそうなネタですね。申し訳ない。
だってまだ研究途中で、しかも炎が原動力って…
コレ、ツナの為に作ったに違いねーと思ってたのです。思いますよね?

あ、遅くなりましたが
夏コミお疲れ様でしたっ!!
当スペースにお立ち寄りくださった皆様、ほんとうにありがとうございました。
暑かったですね…熱かったですね…。
お声をかけてくださったり、本を手にとってくださったり、買ってくださったり
ほんとうに嬉しかったです。

冬コミも申し込みは期限内にしましたので、受かればまたお会いできるかと!!
あと、11月の全国大会に参加を予定してます。

またもや私の判断ミスで…
新刊が昼ごろには完売してしまって申し訳ございませんでした。
自分基準がおそまつ過ぎるのか…しら?
ほんとうに申し訳ないです。
もちろん再版はしますので、また見かけたらお願い致します。

土曜のアニリボがあまりの風ツナで悶えたのは私だけ?
ツナに抱かれて幸せそうだったよね…風さん。
っていうか、ツナに受け止めて欲しかっただけだよね?アレ。
雲雀さんと風さんでツナを取り合えばいいのに。
それにしてもアニリボはツナ総受けっぷりがハンパ無いっすね!!
萌え滾る。







家庭教師ヒットマンREBORN!DSフレイムランブルX未来超爆発!!最強Xガイド (Vジャンプブックス)家庭教師ヒットマンREBORN!DSフレイムランブルX未来超爆発!!最強Xガイド (Vジャンプブックス)
(2009/07)
Vジャンプ編集部

商品詳細を見る


スポンサーサイト

Legend of VONGOLA -if-

~もしも…アイドル設定でREBORN!がドラマ化されたら~





※「家庭教師ヒットマンREBORN!」15巻62P参照






ベルとの死闘を切り抜け、フラ付く身体を校舎に預ける雲雀
その時丁度、花火が打ち上げられるような音を聞き校庭の上空をフと見る
校庭の遙か上空では炎と炎がまさにぶつかり合っていた

綱吉の出す炎とザンザスの出す炎がぶつかり火花を散らす
見た限り今のところ優勢なのはザンザスだろうか
武器から繰り出される炎と生身の炎では優劣は簡単に付くように思える

空中で交差する影と影
お互いの炎は相反する作用をしているようで触れ合った場所から火花
綱吉は弾かれても弾かれてもすぐにまたザンザスに向って飛び出す
同じモノを賭けた相反する二つの力は空中に大きな花を咲かせて飛び交う


+++ +++ +++


「はい、カットぉ~っ!オッケーです。」
「一旦休憩で~す。二人共下ろしてやってくださ~い。」

監督のオッケーサインを見て
先程まで固唾をのんで見守っていたスタッフ達がガヤガヤと動き出す
時刻は昼過ぎ、そろそろ昼休憩の時間帯だ

他のスタッフの指示を聞いて
クレーン操作をしていたスタッフがゆっくりと慎重にクレーンを下ろしていく

そのクレーンには宙吊りになった綱吉とザンザス

先程の火花を散らすような戦闘の演技から一変して
首根っこを掴まれた猫のようにブランと吊られている
二人のボスが仲良く宙吊りになっている光景はなんとも言えず可笑しい
素直に指を指して笑うのはベルフェゴールだけで
その他は『ヴァリアー』のメンバーも『average fill』のメンバーも
ゆっくりと下ろされるクレーンを心配そうな面持ちで眺める

やっとの事で地に足を付くと、綱吉は安堵の息をついた
二人揃って撮れたての先程の映像を確認すると
すでに昼休憩に入っているその他のメンバーとは違い
昼休憩後の撮影の打ち合わせを始める

「お昼の後はどのシーンからですか?」

これは意外と最重要事項だ

せっかく地に足が付いたのに、またすぐに宙ぶらりんにされるくらいなら
もう少し先まで撮って欲しいと綱吉が思うのも無理はない
言葉や態度にこそ出さないが、ザンザスも同じ心境だろう

「この後はシーン27から始めます。」
「じゃあ、後はしばらくスタントの人って事ですか?」
「そうです。沢田くんにはあの台から飛び降りて貰って、そのままの流れで撮っちゃいますから。」

そう言ってスタッフが指し示した台はそれほどの高さはない
ホッと息を吐く綱吉の背後からザンザスは進行表を確認する
自分の出番が少し先になると解るとスタスタと昼休憩に向った
その後を追うように綱吉も昼休憩に向う

今回のドラマはボンゴレ事務所のタレント総出演とも言える率で
ボンゴレ所属のタレントばかりが集っていた

しかも土曜の夜9時台と言えば人気の放送時間
その上、本格アクションドラマは日本では珍しい
その事だけでもメディアの目を引くのは当たり前だ

「ボス、またメイク直し?面倒ねぇ、その傷のメイク。」
「それ時間かかるよね。いつもザンザスのメイク待ちになるもんね。」
「それにしても綱吉チャンと夜の番組以外で一緒になるなんて何だか不思議な感じね。」
「…あの番組意外でルッスーリアと一緒になったこと無いもんね。」
「ボスとも今回が初めてでしょう?」
「うん。」
「ボスはどう?」
「…ザンザスはやっぱりスゴイと思うよ。」
「ふふっ♪でしょう?」

事務所の先輩と言うよりも
最近、綱吉はザンザスを役者として前を歩く者として見る
それだけザンザスの演技は惹きつけられ、そして勉強になる
ボンゴレ事務所の誇る二つの才能は着実にお互いを庇い合い引き立て合いながら成長している

『ボンゴレの伝説』を担う者二人の共演は芸能界に波紋を呼ぶだろう

それは即ち、このドラマの成功は綱吉とザンザスにかかっていると言う事でもある

そして、この二人であるからこそ、約束された成功があると
現場で二人の演技に触れた誰もが思うのだった





__________
本日、インテックス大阪のCOMIC CITYに参加してきます!!
只今、ホテルから携帯でポチポチと書いてます。

アイドル本「Legend of VONGOLA」発行記念(?)という事で小咄をひとつ
オフでは書かないだろうな…な妄想ネタです

今回ウチのプリンタちゃんがご機嫌を持ち直したので
自宅でペーパーでも作ろうかとこのネタを書いてたんですが
本の方の印刷の時はご機嫌良かったのに
最後の最後でまたご機嫌を損ねてしまわれまして…
結局、ペーパーは断念してコッチにUPする事にしました

たぶん、本編とはなんら関係のない感じの妄想なので大丈夫かと思います
一応カテゴリわけるならザンツナかなぁ?

またこういうネタがあったらココにUPするかもしれません







家庭教師ヒットマンREBORN! vsヴァリアー編 Battle.8 [DVD]家庭教師ヒットマンREBORN! vsヴァリアー編 Battle.8 [DVD]
(2008/06/27)
ニーコ國分優香里

商品詳細を見る

down on my knee(ザンツナ)

※過去作品「ブラックオニキス」の続きのお話です。






結局、拙いお祝いの言葉を言った子供は
ちょっとした大冒険を終え
疲れたのかすぐに寝てしまった

今はやすらかに閉じられている大きな瞳で、真っ直ぐ俺を見つめて
俺の誕生日を祝ったこの子供…
今まで、こんなに純粋な祝いの言葉を貰った記憶がない

眠る子供を見つめ顔をニヤけさせる家光
その家光の後ろから戯れ程度に蹴りを入れてこちらを向かせる

「痛いな…俺の一番幸せな時間の邪魔するなよ、ザンザス。」
「聞きたいことがある。」
「…なんだ?」
「コイツの誕生日は、いつだ?」

純粋な言葉に心動かされたと言うよりは
この子供の事がとても気になった
ただの家光の子供と思っていたのに…

「…ツナの?…何企んでんだ?」
「悪い事じゃない。祝われたからには祝いを返すのは当然だ。」
「へぇ~…意外と律儀なんだな。」
「…うるせぇ、いいから教えろ。」
「14日、今月のな。今年でもう4歳か…おっきくなったなぁ。」
「すぐじゃねぇか…っ。」

そんな俺の声は家光にはもう入っていないようで
子供を見つめて目を細めている
俺もそれをいつまでも見つめている場合じゃない
4日後って事はすぐに準備を始めないと間に合わない
俺は部下を大至急集め、イタリア全土の子供の好きそうな商品を掻き集めさせた

10月14日当日、俺は家光たちの滞在している部屋の扉を勢いよく開け放つ
あの大きな目が喜びに見開かれるのを見たい
あの日、一生懸命すがり付いた腕が忘れられない


「…は?帰った…?」
「は、はいっ!!昨日、帰られました。」

開け放った扉の向こうには誰も居なかった
どこか別の場所に滞在しているのかと
近くを通った部下に尋ねたところ帰ってきた答えに唖然とする
たくさんの子供向けの商品を腕いっぱいに俺は立ち尽くした




+++ +++ +++


「ザンザス?居る?」
「ボスなら出かけたぜぇ?」
「あれ?スクアーロ?何してんの…って、まぁいいや。」

ザンザスの部屋の扉をノックして開けるとザンザスは居なかった
部屋の主がいない代わりに
剣帝の名を持つヴァリアーの剣士が必死に何かを隠している
少し異様な光景に疑問を持たなかったわけではなかったが
係わり合いになる方が面倒だと綱吉は判断して目をそらす

「何でもない…が、ちょっと表で待ってろぉ。」
「え?…うん。」

言われるままに扉を閉めて暫く廊下で待つ
部屋の中から、もういいぞと声をかけられるのを待って
もう一度、部屋の扉を開けて中に入る

さっきスクアーロの後ろにあったと思われるモノは姿を消し
スッキリと部屋を見渡す事ができた

「まぁ、座ってろ。ボスならすぐにもどる。」
「うん。」

素直に近場のソファに腰を下ろす綱吉
何度も来たことのあるザンザスの部屋とは言え
部屋の主が居ないのに寛ぐわけにもいかず、なんだか落ち着かない

「あのさ…俺、ザンザスに呼ばれて来たんだけど…?」
「わかってる…。すぐだから、待ってろ。」

ティーカップを渡されるままに受け取る
すぐだというなら待とうと、そのカップに口をつけると
部屋の扉が開いて部屋の主が後ろ手に何かを隠しながら現れた

「あ、ザンザスっ!!呼んどいて遅いよっ。」

思わず立ち上がって文句を言う綱吉
ボンゴレのボスに就任してわずかしか経っていない
まだまだ目が回るほど忙しく
実を言えばゆっくりお茶を啜ってる時間なんてない

「お前、今日何の日か知ってるか?」
「何だよっ?」
「俺の誕生日から2日後、お前の誕生日から2日前の日だ。」
「…ごめん。だから何?」

全くわけがわからないと言いたそうにザンザスを見る綱吉に
スクアーロはオロオロとし
ザンザスは黙り込む

「俺、今すっごい忙しいの知ってるよね?」
「いいから、座れ。」
「俺の仕事溜まる一方なんだよ?ザンザス手伝ってくれんのかよ?」
「わかった、手伝ってやるから。俺の話を聞け。」

そのザンザスの言葉を聞いて、綱吉はやっと黙り込み大人しくなる
その綱吉をソファに再度座らせるザンザス

いつもよりも真面目な面持ちで自分を見つめるザンザス
そのザンザスを不思議な面持ちで見つめる綱吉の目の前がいきなり真っ赤な薔薇にまみれる

「綱吉…結婚しよう。」

綱吉の目の前で片膝をつき、薔薇の花束を差し出し
ザンザスがそう言う

「…は?」
「お前、今年で18になるだろう?明後日、結婚しよう。」
「いやいやいや、待って。何言ってんの?」
「結婚を申し込んでる。」

何も不思議な事はないと言うようにザンザスは言う
綱吉にとったら不思議な事だらけだ

「あのさ、ザンザス。結婚って男同士じゃできないよ?」
「同姓結婚のできる国と教会くらい調べてある。」
「…好きな人どうしじゃないと俺は嫌だな…。」
「お前は俺が嫌いなのか?」
「そういうわけじゃないんだけど…結婚となると別というか…。」

しどろもどろと慌てる綱吉
そんな綱吉を、まだ無表情に見つめるザンザス

「それに、ザンザスは俺の事嫌いだろ?」
「…。」

結婚しようとその言葉が言えたザンザスだが
好きだの愛してるだのと言う言葉をザンザスが言えない事をスクアーロは知っていた

「それは違うぞぉ。これを見ろ。」
「何?その子供のおもちゃ…。」

見るに見かねたスクアーロが先程隠したモノを広げながら割り込む
そこには少し時代遅れな感じの子供向けの商品が大量にあった

「コレはな…14年前ボスがお前のために用意させたプレゼントだ。」
「はぁ?14年前なんて俺ザンザスの事知らないよ?」
「お前は14年前に一度ボスに会ってる。」
「そんなの覚えてないよ…。」
「覚えてなくても会ってんだ。その時からボスは…。」

ガスッ

そんな音が部屋に鳴り響き
窓硝子が割れ、そこに居た銀色の髪の男が星になった

その星を目で追い、見えなくなったところで綱吉はザンザスに視線をもどす

「も~、ダメだろ~。スクアーロ明日任務入ってるのに…。」
「ベルにでも代わりに行かせればいい。」

仕方ないなぁとばかりに、深くため息をついて
ザンザスが握りしめていた薔薇の花束を受け取る綱吉

「その…結婚に同意したわけじゃないから!!とりあえず、花瓶にうつそう?」
「まぁ、いい。どうせこれから一生付き合う事になるんだからな。」






__________
お約束のザンツナです。
今日はザンツナ真ん中誕生日なので、
本日のオンリーにて無料配布予定だったのですが、間に合わず…
こちらでUPさせていただく事にしました。

えっと…ザンザスが何か可哀想…
え?スクアロの方が可哀想?
それは仕方ありませんね、スクアロですから☆
ザンザスとツナとスクアロというこの3ショットが好きなようです。
アクセントにスクアロが欲しくなるザンツナ…
横恋慕でもいいし、2人のボスにただ振り回されるだけのスクアロもいいですね。
こんなん言ってますが、スクアロも大好きですよ~♪







家庭教師ヒットマンREBORN! 隠し弾2 (2) (JUMP J BOOKS)家庭教師ヒットマンREBORN! 隠し弾2 (2) (JUMP J BOOKS)
(2008/02)
天野 明子安 秀明

商品詳細を見る


アフェランドラ(ザンツナ)


イタリアのとあるところ

ボンゴレ直属の暗殺部隊ヴァリアーのアジト付近で
ボーっと何をするでもなく空をみあげるザンザス

はっきり言って、不思議な光景だ

暗殺部隊ヴァリアーのボスともなれば
いつでも周りに気を張って
威厳ある脅威でなくてはならない

いつもなら、威厳も脅威も
ザンザスを表す言葉だとでも言うような
そんな態度で
そんな風貌で
イタリアの闇社会を闊歩している

そんな男が
呆けたかのように
流れ行く雲を見るでもなく
なにかを考えている風でもなく
ただただボーっと空を見つめる姿

ボス命のレヴィでなくとも
さすがに心配になってくる

「ちょっと…誰かボスを自分の世界から連れ戻して来る気ないかしら?」
「テメェで行け。俺は関わりたくねぇぞぉ。」

ボーっと放心状態のザンザスを
少し遠巻きに見ている部下

素敵筋肉でオネエ言葉を話すルッスーリアと
長い髪を風に靡かせるスクアーロ

どちらも、ザンザスからは一定の距離を保って
小声で話しあう

「アイツがあれじゃ仕事になんねぇぜ。」
「恋煩いかしら?」
「アイツがんなたまかよ!…キモっ。」
「アンタ…、ボスに聞かれたら殺されるわよ?」
「お前もな。」
「でも、『恋煩い』は当たらずとも遠からずだと思うのよね~。」

ボスを正気に戻すためにスクアーロを生贄に…
などとルッスーリアが考え始めた頃
俄かに喧騒を聞いた気がして後方を振り返る

「ただ~いま~。」
「あら、ベル。アンタ国外任務じゃなかったの?早いじゃない。」
「王子だからね。」
「って、なんだぁ~?その荷物は。」
「ん~?ボスへのお土産。拉致って来ちゃった。」

拉致…?とベルの肩に担がれたモノを見ると
もぞもぞとうごめくソレ
おいおい、生物かよ…と凝視していると
ベルは勢い良くザンザスの方へソレを投げ飛ばした

生き物を乱暴に扱うなっとスクアーロが声を荒げようとした
その瞬間…

「うわっ…ベル?」

聞こえた聞き覚えのある声に
投げ飛ばされたソレへ視線を戻す事になる

ズザーっと滑りながら
丁度ザンザスの目の前に着陸したのは
見知った男の姿

目の前にいきなり現れたソレを
さっきまで焦点のあっていなかったザンザスの目が捉える
心ここにあらずだった意識が
目の前の男に集中されるのが傍目でもわかる

「ボースっ!ソレお土産の綱吉。」
「あら、たまには気がきくじゃない、ベル。」
「シシシっ、でっしょ~?ボスがあのままでも困るしね。」
「ヴォオオイっ!!拉致ってお前、アレでも一応ボンゴレ10世だぜぇ?」

結局、声を荒げてベルに詰め寄るスクアーロを
ベルはキレイさっぱり無視して
綱吉から一向に視線をはずさないくせに
動きもしないザンザスに向けて言う

「ボス、ソレ明日には返さないといけないと思うから。」
「拉致って来たなら仕方ないわね。誰が追ってきてるの?」
「ん~…たぶん、雲。」
「あぁ~ら残念。了平ちゃんじゃないのね。でも雲の彼ならやっかいな事になりそうね…。」

いまだ綱吉を見つめるザンザスと
ココ何処っ!?と少々パニックになっている綱吉

一応のところ、この二人がボンゴレの最高権力者だと考えると
すこし脱力してしまうのも無理は無い

「後は綱吉ちゃんに任せましょうか…。」
「だね~。俺らお邪魔虫だし?」
「…っつーか綱吉に事情説明してやれよ…。」

穏やかな空の下
嵐の前の静けさとも言える
ゆるやかな時が流れる
そんなある日の出来事





__________

2月22日
誕生花:アフェランドラ
花言葉:雄々しい
(ザンツナと言い張ってみる…ただヴァリアーが書きたかっただけです。)







家庭教師ヒットマンREBORN! ドリームハイパーバトル!Wii(初回版:リボーンCCG「オリジナルPRカード」同梱)(特典無し)家庭教師ヒットマンREBORN! ドリームハイパーバトル!Wii(初回版:リボーンCCG「オリジナルPRカード」同梱)(特典無し)
(2008/01/10)
Nintendo Wii

商品詳細を見る


ゆずりは(ザンツナ)

「ふわぁ~っ…今日も疲れた。」
「休息も必要だゾ、ツナ。風呂に入って来い。」
「そうするよ。…雲雀さんは?」
「お前が気絶してる間に帰ったゾ。」

最近は毎日、気絶するほど特訓する
できる事は全部やりたい

これからの為に
俺の為に
皆の為に

でもちょっと前までは特訓の後は歩くのもままならないくらい
フラフラしながらベッドに直行だったけど
少しは付いていけるようになってきた

まだまだだけど
これからだ
時間は無いけど
時間が無いからこそ一秒も無駄にしたくない

「おい…。」

お風呂はやっぱ至福の時だよね~
ヘトヘトになっても
ゆっくり湯船に浸かれば生き返るし

「無視してんじゃね~ぞ、カスがっ!!」
「……っえ…?…って、うわっザンザスっ!?」

フラ~っとお風呂までの道を歩いていたら
呼び止められた…らしい
首根っこを掴まれてやっとその人物に気がつく

っていうか、面影はあれども
なんか表情丸くなってるし
なんか髪も長くなってるし
っつかつい先日死闘を繰り広げたばかりの人だとは
とうてい思えない…

あ、いや
俺にとっては先日でも
ザンザスにとっては10年くらい前なのか…

「何見てやがる…。」
「いや…見てないです。」
「ほんと貧弱だな、こんなに小さかったか…。」
「いや、俺は10年前から来ててですね。」
「わかってる。」

そりゃそうだ…
俺が望む望まざるに関わらず
この未来において俺がボスだったなら
ザンザスだって現状を知ってて当然

でも…
なんでザンザスはココい居るんだろう?

「お前が不在になったら、俺が守んねぇといけないモノもある。」
「…ザンザスって、今は協力体制?」
「…あぁ、そうか。お前にしてみたら、ついこないだの事か…。」

そう、少し遠い目をして俺を見つめてから
やっと俺の脚で立たせてくれた
もともとデカイとは思ってたけど…
10年後のザンザスはなんだかもっと大きい気がする

10年前だって大人だったはずだから
背が伸びたとかそういうんじゃないんだけど
なんか…おっきく見える

そんなザンザスがスッと俺の足元に膝をつき
俺を見上げるポーズをとってみせる

「ちょっ…!!何のつもりっ!?」
「俺はもうとっくに、お前に忠誠を誓ってるって事だ。」
「いい、いいから立って!何か変っ。変な感じするからっ!!」

ちょっと、ほんとやめて欲しい
いくら覚悟を決めたとは言え
いきなりこういう局面に出くわすのは心臓が飛び出る感じ

しかも
ザンザスだしっ

とりあえず、ザンザスの腕を引いて
何とか立ち上がらせる

やっぱり、見下ろされる方が落ち着く…
それもどうなんだ…とか、思わないでもないけどさ

「あんなんでも少しは成長してたのか…お前、もっと食えよ?」

あれ?
あの時と同じ高さから見下ろされる感覚
だけど、何かが決定的に違う

えっと…
目があっても怖くないって言うか
なんか刺さるような感じがしないって言うか

なんか…

「あぁ、そっか。」
「何だ?」
「ザンザス、何かちょっと若返った感じする。」
「それはお前だろうが…。」

いや、そうなんだけど…
違うんだ

なんて言うか
ギスギスしたような
イライラしたような
そんな空気を纏ってないからかな?

少し、近い場所にザンザスが居る
そんな気がしたんだ





__________

1月6日
誕生花:ゆずりは
花言葉:若返り
(ザン様のあのカッコよさは罪だと思います。あれで三十路超え…ほんと罪だと思います)







家庭教師ヒットマンREBORN! 13 (13) (ジャンプコミックス)家庭教師ヒットマンREBORN! 13 (13) (ジャンプコミックス)
(2007/01/04)
天野 明

商品詳細を見る


 | HOME |  »

■ ご訪問ありがとうございます


現在の閲覧者数:

○お知らせ○

[オフ活動情報]
●1/8 COMIC CITY大阪[申し込み済]

サークル[SKY HIGH! JUMP UP!]

次回予定
◆「闇鍋」(1月発行予定)
タイバニオールキャラ(兎虎?)



■ プロフ

カイ

Author:カイ
※注意※
精神的に不衛生です。
同人要素が強いです。
基本主人公受けです。

[since 2007.08.22]

■ 最近の記事

■ カテゴリー

■ 月別

■ コメント

■ 拍手&コメントお返事[別窓]

Re: 
~2009/01/14

※↑までに頂いたコメ&拍手レス致しました。

■ ファミリー申請はお気軽に♪

■ トラバ

■ ブログ内検索

■ RSSフィード

■ メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。