■ マフィア戦隊ボンゴレンジャー 15
※Legend of VONGOLAの番外編、アイドル設定です。
地図を頼りに辿り着いた先には、断崖絶壁がそびえ立っていた。
あきらかにこの内部がアジトなのだろうと推測できる。
その時、断崖絶壁の中ほど、道・・・というよりはかろうじて足場と呼べるような場所を歩く二つの影が見えた。
「綱吉、あそこ」
「はい、俺も見ました」
雲雀がその場所を指し示した時にはすでにその人影は見えなくなっていた。
つまり、その付近に内部へと続く何かがあるはずだった。
しかもその人影は大柄の男と少女のようだった。
「女の子・・・でしたよね」
「みたいだったね」
「フゥ太と同じように人質・・・とか?」
「可能性は無いとは言えないけど・・・」
「先入観を持つな。テメーの弟以外は敵だと思え。女だから害がねぇとは限らねぇ」
垣間見た少女の安否を気遣う綱吉の言葉に雲雀も言葉を濁したような返答しか出来ないでいる。
そんな二人にザンザスがそう言い放つ。
敵地に乗り込むのに甘い考えで望むのは命取り・・・
それはヒーローらしからぬ考え方だが、それでもそれが鉄則だった。
ヒーローとは違うもう一つの顔をもつボンゴレンジャーだからこその言葉でもある。
「たとえ、さっきのが敵の一味じゃなかったとしても、向ってきたら切れ」
「・・・ザンザス、お前の言いたい事はわかってるよ。でも、もしも切らずに済む方法があれば俺はそっちを選ぶ」
「青臭ぇ。テメーがそれで負傷しようがくたばろうが俺には関係ねーけどな。お前は今、んな事にかまけてる場合か?」
ザンザスの言葉は優しくは無い。
しかし、その言葉からは、今は自分の弟を助ける事だけ考えてろ、という隠れた言葉が垣間見える。
綱吉はその隠された裏の言葉にザンザスに笑みを見せた。
自分の隠した言葉に気づかれたとわかったザンザスは綱吉から視線をそらす。
そして、行くぞとだけ短く告げると先頭を切って断崖絶壁を駆け上がって行った。
崖の中腹には見たとおりの足場ほどの通路が出来ており
その一角、先ほどの二人が消えた辺りにはぽっかりと広場が出来ていた。
広場というよりは洞窟といったソコの奥は暗くて見えないが、空気が通っている事がわかる。
その暗がりに目を凝らすように皆がその場でその先を見つめた。
最後に崖を登ってきた綱吉はその洞窟を見て、同じように奥を窺うように見つめると、皆の前に立って歩き出す。
その手にはボンゴレオレンジの証のオレンジ色の炎を灯して。
「行くよ」
「いきなり威張んな、カス」
そんな綱吉のどこかふっ切れたような様子に、ザンザスが珍しく軽く綱吉の肩を叩く。
何が珍しいかと言うと、カスと悪態は加えたものの声にトゲが一切なかったのだ。
スクアーロはじめ第二部隊の面々はあまりに珍しい光景に表情を引きつらせたほどだ。
綱吉の灯した炎の明かりで照らしながら暗闇の中へと入っていく。
だいぶ長いのかと思われた洞窟はそれほど長くもなく、すぐに行き当たりにぶちあたる。
「入り口とか無いかな・・・」
そう呟きながら、辺りを照らす綱吉。
しかし、穏便に内部に潜入しようとしていた綱吉に反して
第二部隊の面々は行き止まりに辿り着くと、何も言わずに壁を破壊した。
第二部隊の開けた穴の先に近代的な施設があった。
因みに開けた穴のすぐ横に入り口があったのだが
綱吉は文句を言う気も失せたのか黙って内部に侵入していく第二部隊の後を追う。
内部は入組んだ構造になっており
闇雲に動いてもどうにもならないと判断したボンゴレンジャーは立ち止まって作戦を練る。
ソコに、カツコツと小さな足音が近づいて来るのが聞こえた。
全員がその足音のする方向へ視線を向ける。
そこに現れたのは少女だった。
___________
うぅ〜・・・なかなか終わりが見えない・・・
いえ、でも最終までの筋書きは出来てます。
敵はまぁ、皆さん想像の通りです。
真6弔花も出そうか・・・に悩んでます。
しかし登場人物が増えると面倒だしなぁ・・・でも敵に人員足りないのも問題だし。
っつーか何よりも時間が無いデス。
地図を頼りに辿り着いた先には、断崖絶壁がそびえ立っていた。
あきらかにこの内部がアジトなのだろうと推測できる。
その時、断崖絶壁の中ほど、道・・・というよりはかろうじて足場と呼べるような場所を歩く二つの影が見えた。
「綱吉、あそこ」
「はい、俺も見ました」
雲雀がその場所を指し示した時にはすでにその人影は見えなくなっていた。
つまり、その付近に内部へと続く何かがあるはずだった。
しかもその人影は大柄の男と少女のようだった。
「女の子・・・でしたよね」
「みたいだったね」
「フゥ太と同じように人質・・・とか?」
「可能性は無いとは言えないけど・・・」
「先入観を持つな。テメーの弟以外は敵だと思え。女だから害がねぇとは限らねぇ」
垣間見た少女の安否を気遣う綱吉の言葉に雲雀も言葉を濁したような返答しか出来ないでいる。
そんな二人にザンザスがそう言い放つ。
敵地に乗り込むのに甘い考えで望むのは命取り・・・
それはヒーローらしからぬ考え方だが、それでもそれが鉄則だった。
ヒーローとは違うもう一つの顔をもつボンゴレンジャーだからこその言葉でもある。
「たとえ、さっきのが敵の一味じゃなかったとしても、向ってきたら切れ」
「・・・ザンザス、お前の言いたい事はわかってるよ。でも、もしも切らずに済む方法があれば俺はそっちを選ぶ」
「青臭ぇ。テメーがそれで負傷しようがくたばろうが俺には関係ねーけどな。お前は今、んな事にかまけてる場合か?」
ザンザスの言葉は優しくは無い。
しかし、その言葉からは、今は自分の弟を助ける事だけ考えてろ、という隠れた言葉が垣間見える。
綱吉はその隠された裏の言葉にザンザスに笑みを見せた。
自分の隠した言葉に気づかれたとわかったザンザスは綱吉から視線をそらす。
そして、行くぞとだけ短く告げると先頭を切って断崖絶壁を駆け上がって行った。
崖の中腹には見たとおりの足場ほどの通路が出来ており
その一角、先ほどの二人が消えた辺りにはぽっかりと広場が出来ていた。
広場というよりは洞窟といったソコの奥は暗くて見えないが、空気が通っている事がわかる。
その暗がりに目を凝らすように皆がその場でその先を見つめた。
最後に崖を登ってきた綱吉はその洞窟を見て、同じように奥を窺うように見つめると、皆の前に立って歩き出す。
その手にはボンゴレオレンジの証のオレンジ色の炎を灯して。
「行くよ」
「いきなり威張んな、カス」
そんな綱吉のどこかふっ切れたような様子に、ザンザスが珍しく軽く綱吉の肩を叩く。
何が珍しいかと言うと、カスと悪態は加えたものの声にトゲが一切なかったのだ。
スクアーロはじめ第二部隊の面々はあまりに珍しい光景に表情を引きつらせたほどだ。
綱吉の灯した炎の明かりで照らしながら暗闇の中へと入っていく。
だいぶ長いのかと思われた洞窟はそれほど長くもなく、すぐに行き当たりにぶちあたる。
「入り口とか無いかな・・・」
そう呟きながら、辺りを照らす綱吉。
しかし、穏便に内部に潜入しようとしていた綱吉に反して
第二部隊の面々は行き止まりに辿り着くと、何も言わずに壁を破壊した。
第二部隊の開けた穴の先に近代的な施設があった。
因みに開けた穴のすぐ横に入り口があったのだが
綱吉は文句を言う気も失せたのか黙って内部に侵入していく第二部隊の後を追う。
内部は入組んだ構造になっており
闇雲に動いてもどうにもならないと判断したボンゴレンジャーは立ち止まって作戦を練る。
ソコに、カツコツと小さな足音が近づいて来るのが聞こえた。
全員がその足音のする方向へ視線を向ける。
そこに現れたのは少女だった。
___________
うぅ〜・・・なかなか終わりが見えない・・・
いえ、でも最終までの筋書きは出来てます。
敵はまぁ、皆さん想像の通りです。
真6弔花も出そうか・・・に悩んでます。
しかし登場人物が増えると面倒だしなぁ・・・でも敵に人員足りないのも問題だし。
っつーか何よりも時間が無いデス。
![]() | 「家庭教師ヒットマン REBORN!」キャラクターシングルシリーズ第3弾1 ひとつだけ/沢田綱吉 俺からのメッセージ/リボーン (2009/11/18) リボーン 沢田綱吉沢田綱吉(國分優香里) 商品詳細を見る |
■ マフィア戦隊ボンゴレンジャー 14
※Legend of VONGOLAの番外編、アイドル設定です。
「・・・あの・・・その格好で行くんですか?」
「敵地に乗り込むのに変身していかない馬鹿が何処に居る?」
「いや・・・まぁ、そうかもしれませんが・・・」
フゥ太が居た部屋に残されていたジョーカーのカードには特殊な加工がされていた。
カードの裏に特殊な塗料で記された地図を見つけ、さっそくソコへ行こうと言う事になったのだ。
・・・が、戦闘体勢を整えて出発しようとすると言う事は
即ち、第二部隊は言わずもがな、あの格好になってしまうわけである。
おもわず綱吉が洩らしたその疑問に、ザンザスは不機嫌を隠すことなく眉間に皺を寄せて言い返す。
見慣れてくれば笑いよりも哀れな気持ちになるその格好を見ながら
綱吉は歯切れ悪くザンザスに同意した。
「ぶっ潰しにいくぞぉ、テメーらぁ!」
何かをふっ切るようにスクアーロが叫ぶ。
メットすればまだマシなのに・・・と綱吉は思いながら、スクアーロの言葉に一度頷いてから言った。
「まずはフゥ太の保護が先です」
「・・・あぁ、だったな。しかし、なんでテメーの弟が狙われてんだ?」
「それは・・・」
自分のせいだとずっと心に重く積もるような澱を見つけられたようなそのスクアーロの疑問に綱吉は言葉を続ける事ができず、俯く。
そんな綱吉の様子にスクアーロは頭を掻くような仕草をして見せながら
ま、お前に聞いてもな・・・と綱吉の頭に手のひらをポンと撫でるように乗せて話題を逸らす。
どうやら、慰められたらしいその行動に綱吉は少し笑ってみせた。
「先輩、綱吉に笑われてんじゃん、そのパステル」
「違う・・・ってその前にお前もパステルだろうが!」
「もう、あんたたち、パステルパステル言わないでよ!ボスが睨んでるわよっ!」
今更、睨まれたところで、そんなザンザスもパステルなのだが・・・
綱吉は騒ぐ第二部隊の面々に素朴な疑問を投げかけてみる。
「あのさ、メット・・・なんでしないの?メットすればマシだと思うんだけど」
「だな、いい大人がパステルなのが微妙なんであってメットしちまえばわかんねーもんな」
その綱吉の素朴な疑問はボンゴレンジャー達も思っていたらしく
山本も綱吉の言葉に頷きながらそう言い、その他のメンバーも頷いている。
なかなか辛辣なその山本の言葉にスクアーロは視線を逸らし、ザンザスは眉間の皺を増やす。
ベルは言うじゃん・・・と呟き、レヴィはうっ・・・と唸る。
ルッスーリアだけは特に何も言わず、ニ〜ッコリと微笑むとビシっと山本に指を指す。
「わかってないわね、山本武!」
えぇ〜・・・何が?と思えども、とりあえずルッスーリアの次の言葉を待つ綱吉。
ついでに、あれは風紀違反じゃ・・・とまた空気の読めない発言をしそうになった骸の足を踏んづけて黙らせる事も忘れなかった。
ルッスーリアは指した指を引っ込めるとカメラ目線でウィンクした。
「良い子の皆が誰が誰かわからなくなっちゃわないように、に決まってるじゃない♪」
「・・・ごめん、ルッスーリア・・・誰に向って言ってるの・・・?」
綱吉は表情を引きつらせてルッスーリアに問うが
ルッスーリアはそんな綱吉の言葉には答えず、さぁ行くわよ〜と出動して行った。
「あんな強烈なの一度見たら忘れなくないですか?」
「・・・獄寺くん、それは言わないであげて・・・」
ルッスーリアの後に続いて出動していく皆を見ながら綱吉も出動への一歩そ踏み出す。
その時、ポンと肩を叩かれて振り返ると、セコーンドがそこに居た。
セコーンドは特に何を言うでもなく、ただ綱吉の頭を撫でた。
言葉はなくとも、大丈夫だとそう言ってくれているようで、綱吉は少し力の入っていた肩を下ろした。
そのまま綱吉も何も言わずに部屋を後にする。
最後に綱吉が出て行った扉を見つめ、セコーンドは呟いた。
「・・・お前を信じてる」
__________
ちょっと間を入れてみた。
こんなことしてるからページ数が増えるんだよね・・・知ってる。
「・・・あの・・・その格好で行くんですか?」
「敵地に乗り込むのに変身していかない馬鹿が何処に居る?」
「いや・・・まぁ、そうかもしれませんが・・・」
フゥ太が居た部屋に残されていたジョーカーのカードには特殊な加工がされていた。
カードの裏に特殊な塗料で記された地図を見つけ、さっそくソコへ行こうと言う事になったのだ。
・・・が、戦闘体勢を整えて出発しようとすると言う事は
即ち、第二部隊は言わずもがな、あの格好になってしまうわけである。
おもわず綱吉が洩らしたその疑問に、ザンザスは不機嫌を隠すことなく眉間に皺を寄せて言い返す。
見慣れてくれば笑いよりも哀れな気持ちになるその格好を見ながら
綱吉は歯切れ悪くザンザスに同意した。
「ぶっ潰しにいくぞぉ、テメーらぁ!」
何かをふっ切るようにスクアーロが叫ぶ。
メットすればまだマシなのに・・・と綱吉は思いながら、スクアーロの言葉に一度頷いてから言った。
「まずはフゥ太の保護が先です」
「・・・あぁ、だったな。しかし、なんでテメーの弟が狙われてんだ?」
「それは・・・」
自分のせいだとずっと心に重く積もるような澱を見つけられたようなそのスクアーロの疑問に綱吉は言葉を続ける事ができず、俯く。
そんな綱吉の様子にスクアーロは頭を掻くような仕草をして見せながら
ま、お前に聞いてもな・・・と綱吉の頭に手のひらをポンと撫でるように乗せて話題を逸らす。
どうやら、慰められたらしいその行動に綱吉は少し笑ってみせた。
「先輩、綱吉に笑われてんじゃん、そのパステル」
「違う・・・ってその前にお前もパステルだろうが!」
「もう、あんたたち、パステルパステル言わないでよ!ボスが睨んでるわよっ!」
今更、睨まれたところで、そんなザンザスもパステルなのだが・・・
綱吉は騒ぐ第二部隊の面々に素朴な疑問を投げかけてみる。
「あのさ、メット・・・なんでしないの?メットすればマシだと思うんだけど」
「だな、いい大人がパステルなのが微妙なんであってメットしちまえばわかんねーもんな」
その綱吉の素朴な疑問はボンゴレンジャー達も思っていたらしく
山本も綱吉の言葉に頷きながらそう言い、その他のメンバーも頷いている。
なかなか辛辣なその山本の言葉にスクアーロは視線を逸らし、ザンザスは眉間の皺を増やす。
ベルは言うじゃん・・・と呟き、レヴィはうっ・・・と唸る。
ルッスーリアだけは特に何も言わず、ニ〜ッコリと微笑むとビシっと山本に指を指す。
「わかってないわね、山本武!」
えぇ〜・・・何が?と思えども、とりあえずルッスーリアの次の言葉を待つ綱吉。
ついでに、あれは風紀違反じゃ・・・とまた空気の読めない発言をしそうになった骸の足を踏んづけて黙らせる事も忘れなかった。
ルッスーリアは指した指を引っ込めるとカメラ目線でウィンクした。
「良い子の皆が誰が誰かわからなくなっちゃわないように、に決まってるじゃない♪」
「・・・ごめん、ルッスーリア・・・誰に向って言ってるの・・・?」
綱吉は表情を引きつらせてルッスーリアに問うが
ルッスーリアはそんな綱吉の言葉には答えず、さぁ行くわよ〜と出動して行った。
「あんな強烈なの一度見たら忘れなくないですか?」
「・・・獄寺くん、それは言わないであげて・・・」
ルッスーリアの後に続いて出動していく皆を見ながら綱吉も出動への一歩そ踏み出す。
その時、ポンと肩を叩かれて振り返ると、セコーンドがそこに居た。
セコーンドは特に何を言うでもなく、ただ綱吉の頭を撫でた。
言葉はなくとも、大丈夫だとそう言ってくれているようで、綱吉は少し力の入っていた肩を下ろした。
そのまま綱吉も何も言わずに部屋を後にする。
最後に綱吉が出て行った扉を見つめ、セコーンドは呟いた。
「・・・お前を信じてる」
__________
ちょっと間を入れてみた。
こんなことしてるからページ数が増えるんだよね・・・知ってる。
![]() | 家庭教師ヒットマンREBORN!(A) 2010年カレンダ− () トライエックス 商品詳細を見る |
■ マフィア戦隊ボンゴレンジャー 13
※Legend of VONGOLAの番外編、アイドル設定です。
第二部隊のアジトに戻ると
綱吉と山本は眠ってしまったフゥ太を仮眠室に寝かせて司令室へ向う。
ものすごく怖い思いをした後に、安心できる兄の元に戻れて安心したのだろう。
フゥ太はぐっすりと眠ってしまった。
司令室の扉を開けると
そこは例えようのない微妙な空気が流れていた。
気持ちはわかる・・・あの姿を見てしまったボンゴレンジャー達と
あの姿を見られてしまったボンゴレンジャー第二部隊の面々の
微妙な気持ちがそのまま空気に流れ出していた。
誰も目線を合わせようとしないその微妙な空間に、綱吉は意を決して踏み込む。
できることなら、フゥ太を連れて全て見なかった事にして逃げ帰りたいところだが
新たな敵の情報を何も聞けていないのに帰るわけにはいかない。
「あの〜・・・ありがとうございます」
「お子様は寝たか」
とりあえず、綱吉までこの微妙な空気を出す一員になってしまうわけにはいかない。
そう思ってまずセコーンドに声をかける。
その綱吉の言葉に振り向いたセコーンドは一人何も変わった事などないという顔でいた。
しかし、綱吉の意を決した声かけにもセコーンド以外の皆は微妙な空気を解く様子がなかった。
とりあえず・・・こんな状況でココに長く居たくない・・・と思った綱吉は席に着くと
えっと・・・と言葉を濁しながらも声をあげた。
「あのですね・・・とりあえず、弟も連れ帰りたいので、敵の情報を聞けたらなぁ〜・・・とか思うんですが・・・」
「ですね。こんな所にボスの弟さんを何時までも置いとくわけにもいきませんし、元々の目的もソレです」
綱吉の言葉にようやく自分を取り戻したのか、獄寺が同意する。
すると、ベルが面白くなさそうに口を挟んだ。
「どういう意味だよ・・・ここもれっきとしたアジトだぜ?」
カッチーンとか言いながら凄んでみせるが
何を言ってもボンゴレパステルピンクだと思うと威厳は半減どころか皆無だった。
ベルだけでなく、スクアーロやザンザスですら始めに感じた畏怖はすでに感じられない。
パステルカラーの威力は恐ろしいものだった。
コレが正規のボンゴレンジャーと第二部隊の差と言えばそうなのかもしれないが
もうちょっと何とかならなかったのだろうか・・・
と綱吉はさすがに第二部隊の面々を哀れに思っていた。
綱吉もどこか空中を見つめて微妙な空気を出す一員と成り果てようとした時、セコーンドが静かに立ち上がった。
「・・・よし、お互い言いたい事を言えるくらい仲良くなったな。では今後の話をしよう」
えぇええ?この状況でそういう結論に達しちゃうの?
と綱吉は持ち前のツッコミ魂を刺激されたのか、瞬時に我に返る。
他の面々もとりあえず、セコーンドの言葉にその視線をセコーンドに集めた。
「今後は、ボンゴレンジャーも第二部隊も協力して事に当たる事になる。敵についてはこちらも鋭意解析中だが、一つわかっている事がある」
第二部隊とも協力する・・・それは状況が今までに無いほど切迫している事を示す。
今までそれぞれ独自で活動していた二つの戦隊が一体になって敵に向わねばならないと言う事だ。
綱吉はそっと第二部隊の面々を見回してからセコーンドに視線を戻して言った。
「わかっている事って、何ですか?」
「・・・ヤツ等の狙いは世界の滅亡でも平和の破壊でもなく、我々ボンゴレンジャーとその組織だと言う事だ」
「・・・え・・・?」
今まで平和の為に人々を守る為に戦ってきたボンゴレンジャー達は小さく息をのんだ。
綱吉は瞳を見開いた後、苦しそうに眉を顰める。
「それって・・・、それじゃあ俺たちが皆を不安に巻き込んでいる事になるじゃないですか・・・」
綱吉はそう搾り出すように言う。
さっきフゥ太を救出した時に感じたのと同じ、やるせない感情になる。
自分のせいで誰かが犠牲になる・・・それは綱吉に一番ダメージを与える。
そんな綱吉を見て、ザンザスが鼻で嘲るように笑う。
「わかってんだろ?俺達がヒーローなんざしてる時点で、これは起こりうる事態だってな」
その言葉は全てを理解するのに十分なものだった。
ボンゴレンジャーには秘密がある。
平和を守るヒーローとは違うもう一つの顔。
それはヒーローとはあまりにかけ離れたもの。
綱吉はザンザスのその言葉に唇を噛むようにして押し黙る。
それでも綱吉たちはヒーローとしてこの事態に対処しなくてはならないのだ。
そんな綱吉の頭に手のひらを乗せ、セコーンドは言った。
「これは最悪の事態というヤツだ。乗り切ってほしい」
「・・・その敵は・・・『ボンゴレンジャー』に仇なしているんですよね」
「そうだ」
「・・・そうですか」
ヒーローである『ボンゴレンジャー』に照準を合わせてきた敵に
ボンゴレンジャー以外としての対応は無意味だろう。
敵がどんな組織かは定かではないが、ヒーローとしての綱吉たちに牙を剥いているのだから。
「わかりました。では詳細が少しでもわかったら連絡ください。俺たちは一度戻ります」
「・・・10代・・・っ、いえ、ボス。それでは俺が弟さんを連れてきますね」
一度瞳を閉じると決心したようにゆるぎない目線で綱吉は静かにそう言うと席を立つ。
すると獄寺が即座に仮眠室へフゥ太を連れに行くため部屋を出た。
綱吉の纏う空気はボンゴレンジャーの・・・ヒーローのボスの出す空気ではなかった。
そんな綱吉の様子に第二部隊の面々は一瞬、時を止められたように綱吉を見つめる。
冷たいわけではないが先ほどまでの綱吉とまったく違う空気には威厳すら感じられた。
そんな時が止まったような時間はすぐに現実に引き戻される。
バタバタと慌てたような足取りが部屋に近づいたと思った途端に部屋の扉が勢い良く開け放たれる。
ソコに居たのは先ほど部屋を出たばかりの獄寺。
血相を変えて部屋に戻ってきた獄寺は、その足取りと同じように慌てた様子で言う。
「ボス!弟さんが・・・居ませんっ!」
「・・・え?」
その獄寺の言葉に綱吉は表情を険しくして部屋を飛び出した。
獄寺の言ったとおり、フゥ太を寝かせた仮眠室にはフゥ太の姿は無かった。
ベッドは乱れており、寝ていた形跡は残っているもののその他の手がかりは一切ない。
綱吉を追うように駆けて来たボンゴレンジャー達はその様子を確認して言葉をのむ。
「・・・フゥ太・・・」
「・・・綱吉、コレ」
その時、仮眠室に来てすぐに部屋の捜索をしていた雲雀が綱吉にカードのような物を手渡した。
名刺サイズの大きさのカードを裏返すと、それはトランプのジョーカーだった。
どこか人を馬鹿にした顔で笑うジョーカーのカードを見つめた後
綱吉はキッと視線を上げる。
「宣戦布告ってことか・・・」
『次回!フゥ太救出大作戦!』
__________
急ピッチとか言っときながら、このていたらく・・・
スミマセン。
あと何回かでボンゴレンジャーは完結です。
とりあえず、さりげなく撒いといたネタの回収作業をしないとね。
一応、オフのアイドル本総集編は、ボンゴレンジャーも入れる予定です。
書き下ろしが入りきらなかったら、忘れた頃にリターンとかそういう感じでやるかも・・・
もしくはHPお引越ししたらそっちで書くのもありかな・・・と思ってます。
大丈夫です。全部拾います!!
第二部隊のアジトに戻ると
綱吉と山本は眠ってしまったフゥ太を仮眠室に寝かせて司令室へ向う。
ものすごく怖い思いをした後に、安心できる兄の元に戻れて安心したのだろう。
フゥ太はぐっすりと眠ってしまった。
司令室の扉を開けると
そこは例えようのない微妙な空気が流れていた。
気持ちはわかる・・・あの姿を見てしまったボンゴレンジャー達と
あの姿を見られてしまったボンゴレンジャー第二部隊の面々の
微妙な気持ちがそのまま空気に流れ出していた。
誰も目線を合わせようとしないその微妙な空間に、綱吉は意を決して踏み込む。
できることなら、フゥ太を連れて全て見なかった事にして逃げ帰りたいところだが
新たな敵の情報を何も聞けていないのに帰るわけにはいかない。
「あの〜・・・ありがとうございます」
「お子様は寝たか」
とりあえず、綱吉までこの微妙な空気を出す一員になってしまうわけにはいかない。
そう思ってまずセコーンドに声をかける。
その綱吉の言葉に振り向いたセコーンドは一人何も変わった事などないという顔でいた。
しかし、綱吉の意を決した声かけにもセコーンド以外の皆は微妙な空気を解く様子がなかった。
とりあえず・・・こんな状況でココに長く居たくない・・・と思った綱吉は席に着くと
えっと・・・と言葉を濁しながらも声をあげた。
「あのですね・・・とりあえず、弟も連れ帰りたいので、敵の情報を聞けたらなぁ〜・・・とか思うんですが・・・」
「ですね。こんな所にボスの弟さんを何時までも置いとくわけにもいきませんし、元々の目的もソレです」
綱吉の言葉にようやく自分を取り戻したのか、獄寺が同意する。
すると、ベルが面白くなさそうに口を挟んだ。
「どういう意味だよ・・・ここもれっきとしたアジトだぜ?」
カッチーンとか言いながら凄んでみせるが
何を言ってもボンゴレパステルピンクだと思うと威厳は半減どころか皆無だった。
ベルだけでなく、スクアーロやザンザスですら始めに感じた畏怖はすでに感じられない。
パステルカラーの威力は恐ろしいものだった。
コレが正規のボンゴレンジャーと第二部隊の差と言えばそうなのかもしれないが
もうちょっと何とかならなかったのだろうか・・・
と綱吉はさすがに第二部隊の面々を哀れに思っていた。
綱吉もどこか空中を見つめて微妙な空気を出す一員と成り果てようとした時、セコーンドが静かに立ち上がった。
「・・・よし、お互い言いたい事を言えるくらい仲良くなったな。では今後の話をしよう」
えぇええ?この状況でそういう結論に達しちゃうの?
と綱吉は持ち前のツッコミ魂を刺激されたのか、瞬時に我に返る。
他の面々もとりあえず、セコーンドの言葉にその視線をセコーンドに集めた。
「今後は、ボンゴレンジャーも第二部隊も協力して事に当たる事になる。敵についてはこちらも鋭意解析中だが、一つわかっている事がある」
第二部隊とも協力する・・・それは状況が今までに無いほど切迫している事を示す。
今までそれぞれ独自で活動していた二つの戦隊が一体になって敵に向わねばならないと言う事だ。
綱吉はそっと第二部隊の面々を見回してからセコーンドに視線を戻して言った。
「わかっている事って、何ですか?」
「・・・ヤツ等の狙いは世界の滅亡でも平和の破壊でもなく、我々ボンゴレンジャーとその組織だと言う事だ」
「・・・え・・・?」
今まで平和の為に人々を守る為に戦ってきたボンゴレンジャー達は小さく息をのんだ。
綱吉は瞳を見開いた後、苦しそうに眉を顰める。
「それって・・・、それじゃあ俺たちが皆を不安に巻き込んでいる事になるじゃないですか・・・」
綱吉はそう搾り出すように言う。
さっきフゥ太を救出した時に感じたのと同じ、やるせない感情になる。
自分のせいで誰かが犠牲になる・・・それは綱吉に一番ダメージを与える。
そんな綱吉を見て、ザンザスが鼻で嘲るように笑う。
「わかってんだろ?俺達がヒーローなんざしてる時点で、これは起こりうる事態だってな」
その言葉は全てを理解するのに十分なものだった。
ボンゴレンジャーには秘密がある。
平和を守るヒーローとは違うもう一つの顔。
それはヒーローとはあまりにかけ離れたもの。
綱吉はザンザスのその言葉に唇を噛むようにして押し黙る。
それでも綱吉たちはヒーローとしてこの事態に対処しなくてはならないのだ。
そんな綱吉の頭に手のひらを乗せ、セコーンドは言った。
「これは最悪の事態というヤツだ。乗り切ってほしい」
「・・・その敵は・・・『ボンゴレンジャー』に仇なしているんですよね」
「そうだ」
「・・・そうですか」
ヒーローである『ボンゴレンジャー』に照準を合わせてきた敵に
ボンゴレンジャー以外としての対応は無意味だろう。
敵がどんな組織かは定かではないが、ヒーローとしての綱吉たちに牙を剥いているのだから。
「わかりました。では詳細が少しでもわかったら連絡ください。俺たちは一度戻ります」
「・・・10代・・・っ、いえ、ボス。それでは俺が弟さんを連れてきますね」
一度瞳を閉じると決心したようにゆるぎない目線で綱吉は静かにそう言うと席を立つ。
すると獄寺が即座に仮眠室へフゥ太を連れに行くため部屋を出た。
綱吉の纏う空気はボンゴレンジャーの・・・ヒーローのボスの出す空気ではなかった。
そんな綱吉の様子に第二部隊の面々は一瞬、時を止められたように綱吉を見つめる。
冷たいわけではないが先ほどまでの綱吉とまったく違う空気には威厳すら感じられた。
そんな時が止まったような時間はすぐに現実に引き戻される。
バタバタと慌てたような足取りが部屋に近づいたと思った途端に部屋の扉が勢い良く開け放たれる。
ソコに居たのは先ほど部屋を出たばかりの獄寺。
血相を変えて部屋に戻ってきた獄寺は、その足取りと同じように慌てた様子で言う。
「ボス!弟さんが・・・居ませんっ!」
「・・・え?」
その獄寺の言葉に綱吉は表情を険しくして部屋を飛び出した。
獄寺の言ったとおり、フゥ太を寝かせた仮眠室にはフゥ太の姿は無かった。
ベッドは乱れており、寝ていた形跡は残っているもののその他の手がかりは一切ない。
綱吉を追うように駆けて来たボンゴレンジャー達はその様子を確認して言葉をのむ。
「・・・フゥ太・・・」
「・・・綱吉、コレ」
その時、仮眠室に来てすぐに部屋の捜索をしていた雲雀が綱吉にカードのような物を手渡した。
名刺サイズの大きさのカードを裏返すと、それはトランプのジョーカーだった。
どこか人を馬鹿にした顔で笑うジョーカーのカードを見つめた後
綱吉はキッと視線を上げる。
「宣戦布告ってことか・・・」
『次回!フゥ太救出大作戦!』
__________
急ピッチとか言っときながら、このていたらく・・・
スミマセン。
あと何回かでボンゴレンジャーは完結です。
とりあえず、さりげなく撒いといたネタの回収作業をしないとね。
一応、オフのアイドル本総集編は、ボンゴレンジャーも入れる予定です。
書き下ろしが入りきらなかったら、忘れた頃にリターンとかそういう感じでやるかも・・・
もしくはHPお引越ししたらそっちで書くのもありかな・・・と思ってます。
大丈夫です。全部拾います!!
![]() | 家庭教師ヒットマンREBORN!DS オレがボス!最強ファミリー大戦 限定プレミアムBOX(「BIGプラカード」「ロングポスター」「特製シール」「特製トランプ」同梱) (2009/12/17) Nintendo DS 商品詳細を見る |
■ マフィア戦隊ボンゴレンジャー 12
※Legend of VONGOLAの番外編、アイドル設定です。
綱吉達が現場へ走って行くと
今まで対峙していた骸のショッカーとは違う
まさに怪物という風貌のショッカーがウジャウジャとした中から声が聞こえた
「ツナ兄ーっ!!」
「えっ?…フゥ太!!」
聞こえてきたのは少年の声だった
綱吉に助けを求めるように手を伸ばしているが、その身体はショッカーに担がれている
「アレは!ボスの弟さんじゃないですかっ!」
「何でこんなトコに居るの?」
「ツナ、事情は後だ。助けねーと!」
「そうだね、山本。…皆、いくよ」
綱吉のその言葉で走り出したボンゴレンジャー達は
彼等をあおぐ位置で構えられた下からのカメラの前を飛び越えていく
画面が変わると、骸以外の皆はボンゴレンジャーへと変身している
先ほどまでと変わらないのは骸だけだ
そのまま、救助に向って走り出すのはいつでも特攻部隊の獄寺と笹川
その後を追うようにランボが続く
山本はそちらに向う前に一瞬、綱吉の方を振り返ってから後につづく
綱吉はそんな彼等を見て、一度グッと拳を握る
弟のフゥ太が何故ココに居るのかはわからないが巻き込んだのは自分に違いない
ヒーローとして、世界の平和を守るのは立派な勤めだが
そのせいでフゥ太に怖い思いをさせてしまった事が綱吉に重く圧し掛かる
年の離れた弟は、綱吉にとっては残されたただ一人の肉親
いつでも仲良く生きてきたのに…
「俺のせいで…っ」
「綱吉、まずは助けなきゃでしょ?」
「…はい。必ず助けます。フゥ太は大事な弟なんです」
「大丈夫、僕たちも居るんだから」
そう言って、綱吉の強く握った拳を握った雲雀は
ポンと一回綱吉の肩を宥めるようにたたく
大丈夫…その言葉は綱吉の気持ちを少し落ち着かせてくれた
握り締めた拳を少し緩めて、走り出そうとする綱吉
その手をグイと掴んで引くように骸が阻む
「僕はまだ変身できてないんですけどね…」
「…放せ」
「僕にも手伝わせてくれませんか?」
真摯な顔でそう骸が言う
自分も天涯孤独な骸は、綱吉の焦燥や後悔をよくわかっていた
自分のせいで何かを亡くす事はとても怖い
しかし、骸が変身するためにはあの儀式が必要不可欠だ
そんな余裕が今の綱吉にない事もわかっているが
それでも自分だけ蚊帳の外では骸の気がすまなかった
「君はいいよ、今はそんな暇ないからね。行くよ、綱吉」
雲雀の言葉に頷いて走り出そうとする綱吉の腕を骸は放すどころか強く引き寄せた
バランスを崩した綱吉をグイと引き寄せた骸はそのまま綱吉にキスをした
これで骸が変身するための儀式は成功だ
その場に霧が立ち込めると、そこには少女が現れる
骸の代わりに…
「…いちいちソレしないと駄目なわけ?」
「ごめんなさい…。骸様の趣味だから…」
ものすごく申し訳なさそうに髑髏がそう言うのへ
綱吉は呆れたため息をつきながら言う
「…もう、いいよ。それより、今は…」
「あっちは君の弟の奪還に成功してるみたいだよ」
そう雲雀が指した方向では、山本に助け出されたフゥ太が見える
綱吉は思わず安堵のため息を吐いた
「じゃあ、後は全部咬み殺そうか。君、無駄に変身したなら活躍しなよね」
「あ…はい」
「雲雀さん、ショッカーだけでお願いします。獄寺くんたちは咬み殺しちゃダメです」
「…一応、気をつけるよ」
一応ダメ!と言いながら綱吉も雲雀に続いてショッカー達の中へ走りこんでいく
髑髏も遅れまじとその後に続いた
綱吉はショッカー達の中で、その攻撃を避けながらフゥ太を肩に担ぐ山本に駆け寄る
その周りに居たショッカー達をグローブから放ったオレンジの炎型の光線でやっつけ
山本の肩にしがみつくフゥ太に両手を伸ばした
「ツナ兄っ!」
「フゥ太!よかった…無事で…。ありがと、山本」
「ほんと、よかったな。まずはコイツを安全なトコへ…」
山本と綱吉がその場を離脱して安全な場所へフゥ太を移動させようと振り返ったその時
その二人の視線の先に見えたモノ…
それは目を疑うとか信じられないという思いを通り越した彼等の姿
彼等…後から来ると行っていたボンゴレンジャー第二部隊
真っ黒い装束が印象的だったあのヒーローらしからぬ風貌の彼等
その彼等が今、沈黙を破って変身姿を二人の目の前に披露していた
「ツナ兄?…武兄…?どうした…の…」
そう山本の肩で綱吉たちの視線の先へ振り返ったフゥ太ですら言葉をなくす
そこに居たのは変わらず強面の彼等なのだが
着ていた戦闘スーツはボンゴレンジャーと同じ型のとってもパステルなものだった
パステルグリーン☆レヴィ
パステルイエロー☆ルッスーリア
パステルピンク☆ベルフェゴール
パステルブルー☆スクアーロ
パステルオレンジ☆ザンザス
只今見参!とばかりに決めポーズを披露した彼等は何故かメットをしていない
メットをしていてくれた方が綱吉たちにダメージは少なかっただろう
「ヴォォオオイ!行くぞテメーらぁ!」
「う〜わぁ…アレ、ツナヨシ固まってね?つーか俺がピンクとかマジわけわかんねーし」
「そぉ〜よぉ!ピンクは私に決まってるじゃないね〜?まったく人選ミスよ!」
「ボス…攻撃命令を」
「…さっさと終わらせる…」
そう呟いたザンザスがガショっと両手に銃型の武器を構える
とりあえず、心得たようにその行く手を譲るように避けた綱吉たち
そのまま他のメンバーに無線で伝達を送る
ボンゴレンジャー達がその場を一斉に引くのと
ザンザスがショッカーを一網打尽にするような攻撃を放ったのは同時だった
『次回!新たな敵、来る!』
+++ +++ +++
「リボーン…あのさ、さすがにアレ…目に優しくないと思うんだけど…」
「なんだツナ、パステルカラーは原色よりは目に優しいじゃねーか」
「そういう意味じゃないんだけど…」
本日のボンゴレンジャーのオンエアを確認して、綱吉はリボーンに遠慮がちにそう言った
何故、メットをつけさせないのか…それさえしてくれればまだいいのに…
綱吉は心の底からそう思っていた
「次回から終盤にかけてオメーとフゥ太がカギだからな。期待してるゾ?」
そのリボーンのまったく第二部隊について触れもしない言葉に
綱吉は、もう一つ思っていたことを口にする
「そうだよ、それも!あのシリアスな展開からいきなりってのが余計に良くないと思うんだけど」
「何言ってやがる…ギャップだ。ついでに笑いの融合だゾ」
あ…やっぱただのウケ狙いなんだ…
とリボーンの言葉で理解した綱吉はヴァリアーの面々に心底同情した
そんな哀れむような表情をした綱吉を見てリボーンがボソと言う
「骸とのアレはもう吹っ切れたみてーだな。んじゃー回数増やすか…」
「…増やすなよ。吹っ切れたっていうか、諦めただけだからな」
そう少々睨むように言う綱吉をチラと見て、リボーンはニヤと笑みを刻む
ボンゴレンジャーの脚本を書いているのはリボーンだ
綱吉がボンゴレオレンジとしてどうなっていくのか
それは今のところリボーンにしかわからない
そして、物語は終盤へと差し掛かっている
かつて伝説と謳われた戦隊ものがあった
そのリーダーを演じていたのは綱吉の祖父であるあの伝説の男
リボーンは綱吉をその男と同等になるようにしたいわけじゃない
そう、はじめからリボーンは綱吉に言っていた
『お前なら伝説を越えられる』…と
__________
ムクツナキッス再びです。
え?ソコじゃないって?
だってぇ〜…ほら、ギャップ萌えだろ?(開き直り)
いや…パステルはボンゴレンジャーを書き始める当初から決めてたんです。
前回のでルッスが言ってたとおり、ルッスのパステルイエローの曖昧さったらないね!
ベルのはパステルレッドてしようと思ってたんだけど
それってただのピンクじゃん…と思ってパステルピンクにしてみた(←どうでもいい)
Q.一番似合わないのは誰ですか
A.ザンザスです
ボスはほんとパステルカラーが似合わないお人ですよ。
想像するだけで無いわぁ〜と思えるくらい似合わない。
だが、あえて着せるよ!!
リボーンの辞書に不可能の文字はないよ!!
綱吉達が現場へ走って行くと
今まで対峙していた骸のショッカーとは違う
まさに怪物という風貌のショッカーがウジャウジャとした中から声が聞こえた
「ツナ兄ーっ!!」
「えっ?…フゥ太!!」
聞こえてきたのは少年の声だった
綱吉に助けを求めるように手を伸ばしているが、その身体はショッカーに担がれている
「アレは!ボスの弟さんじゃないですかっ!」
「何でこんなトコに居るの?」
「ツナ、事情は後だ。助けねーと!」
「そうだね、山本。…皆、いくよ」
綱吉のその言葉で走り出したボンゴレンジャー達は
彼等をあおぐ位置で構えられた下からのカメラの前を飛び越えていく
画面が変わると、骸以外の皆はボンゴレンジャーへと変身している
先ほどまでと変わらないのは骸だけだ
そのまま、救助に向って走り出すのはいつでも特攻部隊の獄寺と笹川
その後を追うようにランボが続く
山本はそちらに向う前に一瞬、綱吉の方を振り返ってから後につづく
綱吉はそんな彼等を見て、一度グッと拳を握る
弟のフゥ太が何故ココに居るのかはわからないが巻き込んだのは自分に違いない
ヒーローとして、世界の平和を守るのは立派な勤めだが
そのせいでフゥ太に怖い思いをさせてしまった事が綱吉に重く圧し掛かる
年の離れた弟は、綱吉にとっては残されたただ一人の肉親
いつでも仲良く生きてきたのに…
「俺のせいで…っ」
「綱吉、まずは助けなきゃでしょ?」
「…はい。必ず助けます。フゥ太は大事な弟なんです」
「大丈夫、僕たちも居るんだから」
そう言って、綱吉の強く握った拳を握った雲雀は
ポンと一回綱吉の肩を宥めるようにたたく
大丈夫…その言葉は綱吉の気持ちを少し落ち着かせてくれた
握り締めた拳を少し緩めて、走り出そうとする綱吉
その手をグイと掴んで引くように骸が阻む
「僕はまだ変身できてないんですけどね…」
「…放せ」
「僕にも手伝わせてくれませんか?」
真摯な顔でそう骸が言う
自分も天涯孤独な骸は、綱吉の焦燥や後悔をよくわかっていた
自分のせいで何かを亡くす事はとても怖い
しかし、骸が変身するためにはあの儀式が必要不可欠だ
そんな余裕が今の綱吉にない事もわかっているが
それでも自分だけ蚊帳の外では骸の気がすまなかった
「君はいいよ、今はそんな暇ないからね。行くよ、綱吉」
雲雀の言葉に頷いて走り出そうとする綱吉の腕を骸は放すどころか強く引き寄せた
バランスを崩した綱吉をグイと引き寄せた骸はそのまま綱吉にキスをした
これで骸が変身するための儀式は成功だ
その場に霧が立ち込めると、そこには少女が現れる
骸の代わりに…
「…いちいちソレしないと駄目なわけ?」
「ごめんなさい…。骸様の趣味だから…」
ものすごく申し訳なさそうに髑髏がそう言うのへ
綱吉は呆れたため息をつきながら言う
「…もう、いいよ。それより、今は…」
「あっちは君の弟の奪還に成功してるみたいだよ」
そう雲雀が指した方向では、山本に助け出されたフゥ太が見える
綱吉は思わず安堵のため息を吐いた
「じゃあ、後は全部咬み殺そうか。君、無駄に変身したなら活躍しなよね」
「あ…はい」
「雲雀さん、ショッカーだけでお願いします。獄寺くんたちは咬み殺しちゃダメです」
「…一応、気をつけるよ」
一応ダメ!と言いながら綱吉も雲雀に続いてショッカー達の中へ走りこんでいく
髑髏も遅れまじとその後に続いた
綱吉はショッカー達の中で、その攻撃を避けながらフゥ太を肩に担ぐ山本に駆け寄る
その周りに居たショッカー達をグローブから放ったオレンジの炎型の光線でやっつけ
山本の肩にしがみつくフゥ太に両手を伸ばした
「ツナ兄っ!」
「フゥ太!よかった…無事で…。ありがと、山本」
「ほんと、よかったな。まずはコイツを安全なトコへ…」
山本と綱吉がその場を離脱して安全な場所へフゥ太を移動させようと振り返ったその時
その二人の視線の先に見えたモノ…
それは目を疑うとか信じられないという思いを通り越した彼等の姿
彼等…後から来ると行っていたボンゴレンジャー第二部隊
真っ黒い装束が印象的だったあのヒーローらしからぬ風貌の彼等
その彼等が今、沈黙を破って変身姿を二人の目の前に披露していた
「ツナ兄?…武兄…?どうした…の…」
そう山本の肩で綱吉たちの視線の先へ振り返ったフゥ太ですら言葉をなくす
そこに居たのは変わらず強面の彼等なのだが
着ていた戦闘スーツはボンゴレンジャーと同じ型のとってもパステルなものだった
パステルグリーン☆レヴィ
パステルイエロー☆ルッスーリア
パステルピンク☆ベルフェゴール
パステルブルー☆スクアーロ
パステルオレンジ☆ザンザス
只今見参!とばかりに決めポーズを披露した彼等は何故かメットをしていない
メットをしていてくれた方が綱吉たちにダメージは少なかっただろう
「ヴォォオオイ!行くぞテメーらぁ!」
「う〜わぁ…アレ、ツナヨシ固まってね?つーか俺がピンクとかマジわけわかんねーし」
「そぉ〜よぉ!ピンクは私に決まってるじゃないね〜?まったく人選ミスよ!」
「ボス…攻撃命令を」
「…さっさと終わらせる…」
そう呟いたザンザスがガショっと両手に銃型の武器を構える
とりあえず、心得たようにその行く手を譲るように避けた綱吉たち
そのまま他のメンバーに無線で伝達を送る
ボンゴレンジャー達がその場を一斉に引くのと
ザンザスがショッカーを一網打尽にするような攻撃を放ったのは同時だった
『次回!新たな敵、来る!』
+++ +++ +++
「リボーン…あのさ、さすがにアレ…目に優しくないと思うんだけど…」
「なんだツナ、パステルカラーは原色よりは目に優しいじゃねーか」
「そういう意味じゃないんだけど…」
本日のボンゴレンジャーのオンエアを確認して、綱吉はリボーンに遠慮がちにそう言った
何故、メットをつけさせないのか…それさえしてくれればまだいいのに…
綱吉は心の底からそう思っていた
「次回から終盤にかけてオメーとフゥ太がカギだからな。期待してるゾ?」
そのリボーンのまったく第二部隊について触れもしない言葉に
綱吉は、もう一つ思っていたことを口にする
「そうだよ、それも!あのシリアスな展開からいきなりってのが余計に良くないと思うんだけど」
「何言ってやがる…ギャップだ。ついでに笑いの融合だゾ」
あ…やっぱただのウケ狙いなんだ…
とリボーンの言葉で理解した綱吉はヴァリアーの面々に心底同情した
そんな哀れむような表情をした綱吉を見てリボーンがボソと言う
「骸とのアレはもう吹っ切れたみてーだな。んじゃー回数増やすか…」
「…増やすなよ。吹っ切れたっていうか、諦めただけだからな」
そう少々睨むように言う綱吉をチラと見て、リボーンはニヤと笑みを刻む
ボンゴレンジャーの脚本を書いているのはリボーンだ
綱吉がボンゴレオレンジとしてどうなっていくのか
それは今のところリボーンにしかわからない
そして、物語は終盤へと差し掛かっている
かつて伝説と謳われた戦隊ものがあった
そのリーダーを演じていたのは綱吉の祖父であるあの伝説の男
リボーンは綱吉をその男と同等になるようにしたいわけじゃない
そう、はじめからリボーンは綱吉に言っていた
『お前なら伝説を越えられる』…と
__________
ムクツナキッス再びです。
え?ソコじゃないって?
だってぇ〜…ほら、ギャップ萌えだろ?(開き直り)
いや…パステルはボンゴレンジャーを書き始める当初から決めてたんです。
前回のでルッスが言ってたとおり、ルッスのパステルイエローの曖昧さったらないね!
ベルのはパステルレッドてしようと思ってたんだけど
それってただのピンクじゃん…と思ってパステルピンクにしてみた(←どうでもいい)
Q.一番似合わないのは誰ですか
A.ザンザスです
ボスはほんとパステルカラーが似合わないお人ですよ。
想像するだけで無いわぁ〜と思えるくらい似合わない。
だが、あえて着せるよ!!
リボーンの辞書に不可能の文字はないよ!!
![]() | 家庭教師ヒットマンREBORN ! バトルアリーナ2 スピリットバースト (2009/09/17) Sony PSP 商品詳細を見る |
■ マフィア戦隊ボンゴレンジャー 11
※Legend of VONGOLAの番外編、アイドル設定です。
第二部隊と合流して案内された部屋で第二部隊の隊員と向き合って座る。
綱吉の目の前に座った何処からどう見ても悪者くさい男が第二部隊のボスらしい。
「紹介が遅れたな。彼らがボンゴレンジャーだ」
そう言いながら綱吉達を指し示したセコーンドの言葉に
ボンゴレンジャー第二部隊の面々が揃って目の前の少年達を見る。
皆、眼光鋭く、同じ正義の味方だとは到底思えないような殺気すら感じる。
綱吉はなんだコレ…と歓迎されていないムードに少々首をすくめる。
「そして、こっちが第二部隊だ」
そう言って紹介されたものの、重い空気に誰一人口を開かなかった。
そんな彼等にセコーンドは一つため息をついてみせた。
「お前たち、以前は一度会ってみたいと言ってたじゃないか」
「意味がちげー」
「同じだろ?お前たちのはただの逆恨みだ」
そんなセコーンドとザンザスの会話に綱吉は耳を傾けながら
逆恨みされるような何があるんだろう…?と首をかしげる。
そんな時、綱吉の隣に座っていた獄寺が吐き捨てるように言う。
「何が気にいらねーのか知らねーが、俺たちは敵の情報を貰えりゃそれでいい」
「シシシ…ガキが粋がっちゃって。でもま、変身しなくていいなら王子はそれでもいいけど」
「あらぁ〜ベルはいいじゃない!私なんて曖昧すぎてよくわかんないのよ?」
「ヴォイ…あんま変身の話すんなぁ」
「スクアーロもいいじゃない!普段皆無な爽やかさがプラスされるんだから〜」
そんな第二部隊の面々の話を聞いていると、ドン!と音がする。
音がした方へ視線をめぐらせると、ザンザスが睨むように第二部隊の面々を見ていた。
さっきの音はどうやらザンザスが机の下で足を打ちつけた音らしい。
第二部隊の誰もが嫌がる変身とはどんなものなのか…
確かに、よくあるヒーロー戦隊の格好は、スタイリッシュというわけでもなく
街に出るとコスプレ状態なので綱吉たちとて好んでしたいものでもないが
ココまで嫌がるほどのものでもないと思うのだが…。
「おい、ジジイ。それよりも、なんでコイツ等が正規メンバーで俺達が第二部隊なんだ?」
あからさまな会話の方向転換ではあったが
掘り下げて聞くのも怖い気がして、綱吉はセコーンドの答えを待った。
そのザンザスの言葉には、先ほどまで変身の話をしていた他のメンバーも口を出す。
「そうだぜぇ…どう見てもコイツ等ガキじゃねーか、明らかに後輩だろぉ?」
セコーンドは静かに言った。
「お前たち、自分達がヒーローに見えると思っているのか?」
その言葉には誰も反論もフォローもできなかった。
誰もがその言葉でボンゴレンジャーのこの体制の理由を察した。
その時、館内にアラームが鳴り響く。
「敵か!極限に出動だな!」
「お兄さん、ちょっと落ち着いてください。…オジサン…」
「あぁ、まだヤツ等の動き出す気配はない。雑魚だろうが出動してもらえるか?ボンゴレンジャー」
すぐにでも飛び出して行きそうな笹川を制して綱吉はセコーンドに指示をあおぐ。
いくら自分たちが正規メンバーとは言え、ココは第二部隊のアジトだ。
勝手に出動するのは憚られた。
「ツナ!行こうぜ」
「ボス、俺にお任せください!」
第二部隊司令官のGOサインも出た事で、俄然やる気を見せるボンゴレンジャーたち。
そんな若い彼等と違って、第二部隊の面々はゆったりと座ったまま彼等の動向を見守る。
出動してくれるんなら、俺等はいいだろ…という思いが垣間見える。
が、司令官は静かに第二部隊の面々に向き直ると言った。
「お前たちもだ。変身準備!」
「…そいつ等だけで十分だろ?」
「雑魚だって言ってたじゃん…俺等は今後に備えるって事でよくね?」
ウダウダと出動を拒む第二部隊の面々にセコーンドは一言静かに言った。
「出動準備」
「…ッチ…テメー等は先に行け」
そのセコーンドの指令にザンザスは舌打ちして、綱吉に先に行くように言った。
綱吉以外の他のメンバーはすでにハッチに向って行ってしまった為
綱吉も少し第二部隊とセコーンドを気にする素振りを見せながらもその後を追う。
『次回!阿鼻叫喚!?第二部隊変身!!』
__________
はい、急ピッチでボンゴレンジャー進めますよ〜。
文化の日は祝日なのでお休みなんですが…私は休日出勤でしたぁ(疲)
なんやかんやでダブルパンチで忙しくなってきた感じです。
はい、ついにボンゴレンジャー第二部隊です。
ウフフ…楽しいv
ココからがもう一つの私が楽しみにしてた所です(笑)
色々書きたいものもあるし、リクも書きたいんですが…
とりあえず、年末年始終わるまでは原稿三昧です。
第二部隊と合流して案内された部屋で第二部隊の隊員と向き合って座る。
綱吉の目の前に座った何処からどう見ても悪者くさい男が第二部隊のボスらしい。
「紹介が遅れたな。彼らがボンゴレンジャーだ」
そう言いながら綱吉達を指し示したセコーンドの言葉に
ボンゴレンジャー第二部隊の面々が揃って目の前の少年達を見る。
皆、眼光鋭く、同じ正義の味方だとは到底思えないような殺気すら感じる。
綱吉はなんだコレ…と歓迎されていないムードに少々首をすくめる。
「そして、こっちが第二部隊だ」
そう言って紹介されたものの、重い空気に誰一人口を開かなかった。
そんな彼等にセコーンドは一つため息をついてみせた。
「お前たち、以前は一度会ってみたいと言ってたじゃないか」
「意味がちげー」
「同じだろ?お前たちのはただの逆恨みだ」
そんなセコーンドとザンザスの会話に綱吉は耳を傾けながら
逆恨みされるような何があるんだろう…?と首をかしげる。
そんな時、綱吉の隣に座っていた獄寺が吐き捨てるように言う。
「何が気にいらねーのか知らねーが、俺たちは敵の情報を貰えりゃそれでいい」
「シシシ…ガキが粋がっちゃって。でもま、変身しなくていいなら王子はそれでもいいけど」
「あらぁ〜ベルはいいじゃない!私なんて曖昧すぎてよくわかんないのよ?」
「ヴォイ…あんま変身の話すんなぁ」
「スクアーロもいいじゃない!普段皆無な爽やかさがプラスされるんだから〜」
そんな第二部隊の面々の話を聞いていると、ドン!と音がする。
音がした方へ視線をめぐらせると、ザンザスが睨むように第二部隊の面々を見ていた。
さっきの音はどうやらザンザスが机の下で足を打ちつけた音らしい。
第二部隊の誰もが嫌がる変身とはどんなものなのか…
確かに、よくあるヒーロー戦隊の格好は、スタイリッシュというわけでもなく
街に出るとコスプレ状態なので綱吉たちとて好んでしたいものでもないが
ココまで嫌がるほどのものでもないと思うのだが…。
「おい、ジジイ。それよりも、なんでコイツ等が正規メンバーで俺達が第二部隊なんだ?」
あからさまな会話の方向転換ではあったが
掘り下げて聞くのも怖い気がして、綱吉はセコーンドの答えを待った。
そのザンザスの言葉には、先ほどまで変身の話をしていた他のメンバーも口を出す。
「そうだぜぇ…どう見てもコイツ等ガキじゃねーか、明らかに後輩だろぉ?」
セコーンドは静かに言った。
「お前たち、自分達がヒーローに見えると思っているのか?」
その言葉には誰も反論もフォローもできなかった。
誰もがその言葉でボンゴレンジャーのこの体制の理由を察した。
その時、館内にアラームが鳴り響く。
「敵か!極限に出動だな!」
「お兄さん、ちょっと落ち着いてください。…オジサン…」
「あぁ、まだヤツ等の動き出す気配はない。雑魚だろうが出動してもらえるか?ボンゴレンジャー」
すぐにでも飛び出して行きそうな笹川を制して綱吉はセコーンドに指示をあおぐ。
いくら自分たちが正規メンバーとは言え、ココは第二部隊のアジトだ。
勝手に出動するのは憚られた。
「ツナ!行こうぜ」
「ボス、俺にお任せください!」
第二部隊司令官のGOサインも出た事で、俄然やる気を見せるボンゴレンジャーたち。
そんな若い彼等と違って、第二部隊の面々はゆったりと座ったまま彼等の動向を見守る。
出動してくれるんなら、俺等はいいだろ…という思いが垣間見える。
が、司令官は静かに第二部隊の面々に向き直ると言った。
「お前たちもだ。変身準備!」
「…そいつ等だけで十分だろ?」
「雑魚だって言ってたじゃん…俺等は今後に備えるって事でよくね?」
ウダウダと出動を拒む第二部隊の面々にセコーンドは一言静かに言った。
「出動準備」
「…ッチ…テメー等は先に行け」
そのセコーンドの指令にザンザスは舌打ちして、綱吉に先に行くように言った。
綱吉以外の他のメンバーはすでにハッチに向って行ってしまった為
綱吉も少し第二部隊とセコーンドを気にする素振りを見せながらもその後を追う。
『次回!阿鼻叫喚!?第二部隊変身!!』
__________
はい、急ピッチでボンゴレンジャー進めますよ〜。
文化の日は祝日なのでお休みなんですが…私は休日出勤でしたぁ(疲)
なんやかんやでダブルパンチで忙しくなってきた感じです。
はい、ついにボンゴレンジャー第二部隊です。
ウフフ…楽しいv
ココからがもう一つの私が楽しみにしてた所です(笑)
色々書きたいものもあるし、リクも書きたいんですが…
とりあえず、年末年始終わるまでは原稿三昧です。
![]() | 家庭教師ヒットマンREBORN!公式キャラソンSINGLE大全集(2) (2009/10/21) TVサントラクローム髑髏 商品詳細を見る |













