■ マフィア戦隊ボンゴレンジャー 12
※Legend of VONGOLAの番外編、アイドル設定です。
綱吉達が現場へ走って行くと
今まで対峙していた骸のショッカーとは違う
まさに怪物という風貌のショッカーがウジャウジャとした中から声が聞こえた
「ツナ兄ーっ!!」
「えっ?…フゥ太!!」
聞こえてきたのは少年の声だった
綱吉に助けを求めるように手を伸ばしているが、その身体はショッカーに担がれている
「アレは!ボスの弟さんじゃないですかっ!」
「何でこんなトコに居るの?」
「ツナ、事情は後だ。助けねーと!」
「そうだね、山本。…皆、いくよ」
綱吉のその言葉で走り出したボンゴレンジャー達は
彼等をあおぐ位置で構えられた下からのカメラの前を飛び越えていく
画面が変わると、骸以外の皆はボンゴレンジャーへと変身している
先ほどまでと変わらないのは骸だけだ
そのまま、救助に向って走り出すのはいつでも特攻部隊の獄寺と笹川
その後を追うようにランボが続く
山本はそちらに向う前に一瞬、綱吉の方を振り返ってから後につづく
綱吉はそんな彼等を見て、一度グッと拳を握る
弟のフゥ太が何故ココに居るのかはわからないが巻き込んだのは自分に違いない
ヒーローとして、世界の平和を守るのは立派な勤めだが
そのせいでフゥ太に怖い思いをさせてしまった事が綱吉に重く圧し掛かる
年の離れた弟は、綱吉にとっては残されたただ一人の肉親
いつでも仲良く生きてきたのに…
「俺のせいで…っ」
「綱吉、まずは助けなきゃでしょ?」
「…はい。必ず助けます。フゥ太は大事な弟なんです」
「大丈夫、僕たちも居るんだから」
そう言って、綱吉の強く握った拳を握った雲雀は
ポンと一回綱吉の肩を宥めるようにたたく
大丈夫…その言葉は綱吉の気持ちを少し落ち着かせてくれた
握り締めた拳を少し緩めて、走り出そうとする綱吉
その手をグイと掴んで引くように骸が阻む
「僕はまだ変身できてないんですけどね…」
「…放せ」
「僕にも手伝わせてくれませんか?」
真摯な顔でそう骸が言う
自分も天涯孤独な骸は、綱吉の焦燥や後悔をよくわかっていた
自分のせいで何かを亡くす事はとても怖い
しかし、骸が変身するためにはあの儀式が必要不可欠だ
そんな余裕が今の綱吉にない事もわかっているが
それでも自分だけ蚊帳の外では骸の気がすまなかった
「君はいいよ、今はそんな暇ないからね。行くよ、綱吉」
雲雀の言葉に頷いて走り出そうとする綱吉の腕を骸は放すどころか強く引き寄せた
バランスを崩した綱吉をグイと引き寄せた骸はそのまま綱吉にキスをした
これで骸が変身するための儀式は成功だ
その場に霧が立ち込めると、そこには少女が現れる
骸の代わりに…
「…いちいちソレしないと駄目なわけ?」
「ごめんなさい…。骸様の趣味だから…」
ものすごく申し訳なさそうに髑髏がそう言うのへ
綱吉は呆れたため息をつきながら言う
「…もう、いいよ。それより、今は…」
「あっちは君の弟の奪還に成功してるみたいだよ」
そう雲雀が指した方向では、山本に助け出されたフゥ太が見える
綱吉は思わず安堵のため息を吐いた
「じゃあ、後は全部咬み殺そうか。君、無駄に変身したなら活躍しなよね」
「あ…はい」
「雲雀さん、ショッカーだけでお願いします。獄寺くんたちは咬み殺しちゃダメです」
「…一応、気をつけるよ」
一応ダメ!と言いながら綱吉も雲雀に続いてショッカー達の中へ走りこんでいく
髑髏も遅れまじとその後に続いた
綱吉はショッカー達の中で、その攻撃を避けながらフゥ太を肩に担ぐ山本に駆け寄る
その周りに居たショッカー達をグローブから放ったオレンジの炎型の光線でやっつけ
山本の肩にしがみつくフゥ太に両手を伸ばした
「ツナ兄っ!」
「フゥ太!よかった…無事で…。ありがと、山本」
「ほんと、よかったな。まずはコイツを安全なトコへ…」
山本と綱吉がその場を離脱して安全な場所へフゥ太を移動させようと振り返ったその時
その二人の視線の先に見えたモノ…
それは目を疑うとか信じられないという思いを通り越した彼等の姿
彼等…後から来ると行っていたボンゴレンジャー第二部隊
真っ黒い装束が印象的だったあのヒーローらしからぬ風貌の彼等
その彼等が今、沈黙を破って変身姿を二人の目の前に披露していた
「ツナ兄?…武兄…?どうした…の…」
そう山本の肩で綱吉たちの視線の先へ振り返ったフゥ太ですら言葉をなくす
そこに居たのは変わらず強面の彼等なのだが
着ていた戦闘スーツはボンゴレンジャーと同じ型のとってもパステルなものだった
パステルグリーン☆レヴィ
パステルイエロー☆ルッスーリア
パステルピンク☆ベルフェゴール
パステルブルー☆スクアーロ
パステルオレンジ☆ザンザス
只今見参!とばかりに決めポーズを披露した彼等は何故かメットをしていない
メットをしていてくれた方が綱吉たちにダメージは少なかっただろう
「ヴォォオオイ!行くぞテメーらぁ!」
「う〜わぁ…アレ、ツナヨシ固まってね?つーか俺がピンクとかマジわけわかんねーし」
「そぉ〜よぉ!ピンクは私に決まってるじゃないね〜?まったく人選ミスよ!」
「ボス…攻撃命令を」
「…さっさと終わらせる…」
そう呟いたザンザスがガショっと両手に銃型の武器を構える
とりあえず、心得たようにその行く手を譲るように避けた綱吉たち
そのまま他のメンバーに無線で伝達を送る
ボンゴレンジャー達がその場を一斉に引くのと
ザンザスがショッカーを一網打尽にするような攻撃を放ったのは同時だった
『次回!新たな敵、来る!』
+++ +++ +++
「リボーン…あのさ、さすがにアレ…目に優しくないと思うんだけど…」
「なんだツナ、パステルカラーは原色よりは目に優しいじゃねーか」
「そういう意味じゃないんだけど…」
本日のボンゴレンジャーのオンエアを確認して、綱吉はリボーンに遠慮がちにそう言った
何故、メットをつけさせないのか…それさえしてくれればまだいいのに…
綱吉は心の底からそう思っていた
「次回から終盤にかけてオメーとフゥ太がカギだからな。期待してるゾ?」
そのリボーンのまったく第二部隊について触れもしない言葉に
綱吉は、もう一つ思っていたことを口にする
「そうだよ、それも!あのシリアスな展開からいきなりってのが余計に良くないと思うんだけど」
「何言ってやがる…ギャップだ。ついでに笑いの融合だゾ」
あ…やっぱただのウケ狙いなんだ…
とリボーンの言葉で理解した綱吉はヴァリアーの面々に心底同情した
そんな哀れむような表情をした綱吉を見てリボーンがボソと言う
「骸とのアレはもう吹っ切れたみてーだな。んじゃー回数増やすか…」
「…増やすなよ。吹っ切れたっていうか、諦めただけだからな」
そう少々睨むように言う綱吉をチラと見て、リボーンはニヤと笑みを刻む
ボンゴレンジャーの脚本を書いているのはリボーンだ
綱吉がボンゴレオレンジとしてどうなっていくのか
それは今のところリボーンにしかわからない
そして、物語は終盤へと差し掛かっている
かつて伝説と謳われた戦隊ものがあった
そのリーダーを演じていたのは綱吉の祖父であるあの伝説の男
リボーンは綱吉をその男と同等になるようにしたいわけじゃない
そう、はじめからリボーンは綱吉に言っていた
『お前なら伝説を越えられる』…と
__________
ムクツナキッス再びです。
え?ソコじゃないって?
だってぇ〜…ほら、ギャップ萌えだろ?(開き直り)
いや…パステルはボンゴレンジャーを書き始める当初から決めてたんです。
前回のでルッスが言ってたとおり、ルッスのパステルイエローの曖昧さったらないね!
ベルのはパステルレッドてしようと思ってたんだけど
それってただのピンクじゃん…と思ってパステルピンクにしてみた(←どうでもいい)
Q.一番似合わないのは誰ですか
A.ザンザスです
ボスはほんとパステルカラーが似合わないお人ですよ。
想像するだけで無いわぁ〜と思えるくらい似合わない。
だが、あえて着せるよ!!
リボーンの辞書に不可能の文字はないよ!!
綱吉達が現場へ走って行くと
今まで対峙していた骸のショッカーとは違う
まさに怪物という風貌のショッカーがウジャウジャとした中から声が聞こえた
「ツナ兄ーっ!!」
「えっ?…フゥ太!!」
聞こえてきたのは少年の声だった
綱吉に助けを求めるように手を伸ばしているが、その身体はショッカーに担がれている
「アレは!ボスの弟さんじゃないですかっ!」
「何でこんなトコに居るの?」
「ツナ、事情は後だ。助けねーと!」
「そうだね、山本。…皆、いくよ」
綱吉のその言葉で走り出したボンゴレンジャー達は
彼等をあおぐ位置で構えられた下からのカメラの前を飛び越えていく
画面が変わると、骸以外の皆はボンゴレンジャーへと変身している
先ほどまでと変わらないのは骸だけだ
そのまま、救助に向って走り出すのはいつでも特攻部隊の獄寺と笹川
その後を追うようにランボが続く
山本はそちらに向う前に一瞬、綱吉の方を振り返ってから後につづく
綱吉はそんな彼等を見て、一度グッと拳を握る
弟のフゥ太が何故ココに居るのかはわからないが巻き込んだのは自分に違いない
ヒーローとして、世界の平和を守るのは立派な勤めだが
そのせいでフゥ太に怖い思いをさせてしまった事が綱吉に重く圧し掛かる
年の離れた弟は、綱吉にとっては残されたただ一人の肉親
いつでも仲良く生きてきたのに…
「俺のせいで…っ」
「綱吉、まずは助けなきゃでしょ?」
「…はい。必ず助けます。フゥ太は大事な弟なんです」
「大丈夫、僕たちも居るんだから」
そう言って、綱吉の強く握った拳を握った雲雀は
ポンと一回綱吉の肩を宥めるようにたたく
大丈夫…その言葉は綱吉の気持ちを少し落ち着かせてくれた
握り締めた拳を少し緩めて、走り出そうとする綱吉
その手をグイと掴んで引くように骸が阻む
「僕はまだ変身できてないんですけどね…」
「…放せ」
「僕にも手伝わせてくれませんか?」
真摯な顔でそう骸が言う
自分も天涯孤独な骸は、綱吉の焦燥や後悔をよくわかっていた
自分のせいで何かを亡くす事はとても怖い
しかし、骸が変身するためにはあの儀式が必要不可欠だ
そんな余裕が今の綱吉にない事もわかっているが
それでも自分だけ蚊帳の外では骸の気がすまなかった
「君はいいよ、今はそんな暇ないからね。行くよ、綱吉」
雲雀の言葉に頷いて走り出そうとする綱吉の腕を骸は放すどころか強く引き寄せた
バランスを崩した綱吉をグイと引き寄せた骸はそのまま綱吉にキスをした
これで骸が変身するための儀式は成功だ
その場に霧が立ち込めると、そこには少女が現れる
骸の代わりに…
「…いちいちソレしないと駄目なわけ?」
「ごめんなさい…。骸様の趣味だから…」
ものすごく申し訳なさそうに髑髏がそう言うのへ
綱吉は呆れたため息をつきながら言う
「…もう、いいよ。それより、今は…」
「あっちは君の弟の奪還に成功してるみたいだよ」
そう雲雀が指した方向では、山本に助け出されたフゥ太が見える
綱吉は思わず安堵のため息を吐いた
「じゃあ、後は全部咬み殺そうか。君、無駄に変身したなら活躍しなよね」
「あ…はい」
「雲雀さん、ショッカーだけでお願いします。獄寺くんたちは咬み殺しちゃダメです」
「…一応、気をつけるよ」
一応ダメ!と言いながら綱吉も雲雀に続いてショッカー達の中へ走りこんでいく
髑髏も遅れまじとその後に続いた
綱吉はショッカー達の中で、その攻撃を避けながらフゥ太を肩に担ぐ山本に駆け寄る
その周りに居たショッカー達をグローブから放ったオレンジの炎型の光線でやっつけ
山本の肩にしがみつくフゥ太に両手を伸ばした
「ツナ兄っ!」
「フゥ太!よかった…無事で…。ありがと、山本」
「ほんと、よかったな。まずはコイツを安全なトコへ…」
山本と綱吉がその場を離脱して安全な場所へフゥ太を移動させようと振り返ったその時
その二人の視線の先に見えたモノ…
それは目を疑うとか信じられないという思いを通り越した彼等の姿
彼等…後から来ると行っていたボンゴレンジャー第二部隊
真っ黒い装束が印象的だったあのヒーローらしからぬ風貌の彼等
その彼等が今、沈黙を破って変身姿を二人の目の前に披露していた
「ツナ兄?…武兄…?どうした…の…」
そう山本の肩で綱吉たちの視線の先へ振り返ったフゥ太ですら言葉をなくす
そこに居たのは変わらず強面の彼等なのだが
着ていた戦闘スーツはボンゴレンジャーと同じ型のとってもパステルなものだった
パステルグリーン☆レヴィ
パステルイエロー☆ルッスーリア
パステルピンク☆ベルフェゴール
パステルブルー☆スクアーロ
パステルオレンジ☆ザンザス
只今見参!とばかりに決めポーズを披露した彼等は何故かメットをしていない
メットをしていてくれた方が綱吉たちにダメージは少なかっただろう
「ヴォォオオイ!行くぞテメーらぁ!」
「う〜わぁ…アレ、ツナヨシ固まってね?つーか俺がピンクとかマジわけわかんねーし」
「そぉ〜よぉ!ピンクは私に決まってるじゃないね〜?まったく人選ミスよ!」
「ボス…攻撃命令を」
「…さっさと終わらせる…」
そう呟いたザンザスがガショっと両手に銃型の武器を構える
とりあえず、心得たようにその行く手を譲るように避けた綱吉たち
そのまま他のメンバーに無線で伝達を送る
ボンゴレンジャー達がその場を一斉に引くのと
ザンザスがショッカーを一網打尽にするような攻撃を放ったのは同時だった
『次回!新たな敵、来る!』
+++ +++ +++
「リボーン…あのさ、さすがにアレ…目に優しくないと思うんだけど…」
「なんだツナ、パステルカラーは原色よりは目に優しいじゃねーか」
「そういう意味じゃないんだけど…」
本日のボンゴレンジャーのオンエアを確認して、綱吉はリボーンに遠慮がちにそう言った
何故、メットをつけさせないのか…それさえしてくれればまだいいのに…
綱吉は心の底からそう思っていた
「次回から終盤にかけてオメーとフゥ太がカギだからな。期待してるゾ?」
そのリボーンのまったく第二部隊について触れもしない言葉に
綱吉は、もう一つ思っていたことを口にする
「そうだよ、それも!あのシリアスな展開からいきなりってのが余計に良くないと思うんだけど」
「何言ってやがる…ギャップだ。ついでに笑いの融合だゾ」
あ…やっぱただのウケ狙いなんだ…
とリボーンの言葉で理解した綱吉はヴァリアーの面々に心底同情した
そんな哀れむような表情をした綱吉を見てリボーンがボソと言う
「骸とのアレはもう吹っ切れたみてーだな。んじゃー回数増やすか…」
「…増やすなよ。吹っ切れたっていうか、諦めただけだからな」
そう少々睨むように言う綱吉をチラと見て、リボーンはニヤと笑みを刻む
ボンゴレンジャーの脚本を書いているのはリボーンだ
綱吉がボンゴレオレンジとしてどうなっていくのか
それは今のところリボーンにしかわからない
そして、物語は終盤へと差し掛かっている
かつて伝説と謳われた戦隊ものがあった
そのリーダーを演じていたのは綱吉の祖父であるあの伝説の男
リボーンは綱吉をその男と同等になるようにしたいわけじゃない
そう、はじめからリボーンは綱吉に言っていた
『お前なら伝説を越えられる』…と
__________
ムクツナキッス再びです。
え?ソコじゃないって?
だってぇ〜…ほら、ギャップ萌えだろ?(開き直り)
いや…パステルはボンゴレンジャーを書き始める当初から決めてたんです。
前回のでルッスが言ってたとおり、ルッスのパステルイエローの曖昧さったらないね!
ベルのはパステルレッドてしようと思ってたんだけど
それってただのピンクじゃん…と思ってパステルピンクにしてみた(←どうでもいい)
Q.一番似合わないのは誰ですか
A.ザンザスです
ボスはほんとパステルカラーが似合わないお人ですよ。
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だが、あえて着せるよ!!
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■ マフィア戦隊ボンゴレンジャー 11
※Legend of VONGOLAの番外編、アイドル設定です。
第二部隊と合流して案内された部屋で第二部隊の隊員と向き合って座る。
綱吉の目の前に座った何処からどう見ても悪者くさい男が第二部隊のボスらしい。
「紹介が遅れたな。彼らがボンゴレンジャーだ」
そう言いながら綱吉達を指し示したセコーンドの言葉に
ボンゴレンジャー第二部隊の面々が揃って目の前の少年達を見る。
皆、眼光鋭く、同じ正義の味方だとは到底思えないような殺気すら感じる。
綱吉はなんだコレ…と歓迎されていないムードに少々首をすくめる。
「そして、こっちが第二部隊だ」
そう言って紹介されたものの、重い空気に誰一人口を開かなかった。
そんな彼等にセコーンドは一つため息をついてみせた。
「お前たち、以前は一度会ってみたいと言ってたじゃないか」
「意味がちげー」
「同じだろ?お前たちのはただの逆恨みだ」
そんなセコーンドとザンザスの会話に綱吉は耳を傾けながら
逆恨みされるような何があるんだろう…?と首をかしげる。
そんな時、綱吉の隣に座っていた獄寺が吐き捨てるように言う。
「何が気にいらねーのか知らねーが、俺たちは敵の情報を貰えりゃそれでいい」
「シシシ…ガキが粋がっちゃって。でもま、変身しなくていいなら王子はそれでもいいけど」
「あらぁ〜ベルはいいじゃない!私なんて曖昧すぎてよくわかんないのよ?」
「ヴォイ…あんま変身の話すんなぁ」
「スクアーロもいいじゃない!普段皆無な爽やかさがプラスされるんだから〜」
そんな第二部隊の面々の話を聞いていると、ドン!と音がする。
音がした方へ視線をめぐらせると、ザンザスが睨むように第二部隊の面々を見ていた。
さっきの音はどうやらザンザスが机の下で足を打ちつけた音らしい。
第二部隊の誰もが嫌がる変身とはどんなものなのか…
確かに、よくあるヒーロー戦隊の格好は、スタイリッシュというわけでもなく
街に出るとコスプレ状態なので綱吉たちとて好んでしたいものでもないが
ココまで嫌がるほどのものでもないと思うのだが…。
「おい、ジジイ。それよりも、なんでコイツ等が正規メンバーで俺達が第二部隊なんだ?」
あからさまな会話の方向転換ではあったが
掘り下げて聞くのも怖い気がして、綱吉はセコーンドの答えを待った。
そのザンザスの言葉には、先ほどまで変身の話をしていた他のメンバーも口を出す。
「そうだぜぇ…どう見てもコイツ等ガキじゃねーか、明らかに後輩だろぉ?」
セコーンドは静かに言った。
「お前たち、自分達がヒーローに見えると思っているのか?」
その言葉には誰も反論もフォローもできなかった。
誰もがその言葉でボンゴレンジャーのこの体制の理由を察した。
その時、館内にアラームが鳴り響く。
「敵か!極限に出動だな!」
「お兄さん、ちょっと落ち着いてください。…オジサン…」
「あぁ、まだヤツ等の動き出す気配はない。雑魚だろうが出動してもらえるか?ボンゴレンジャー」
すぐにでも飛び出して行きそうな笹川を制して綱吉はセコーンドに指示をあおぐ。
いくら自分たちが正規メンバーとは言え、ココは第二部隊のアジトだ。
勝手に出動するのは憚られた。
「ツナ!行こうぜ」
「ボス、俺にお任せください!」
第二部隊司令官のGOサインも出た事で、俄然やる気を見せるボンゴレンジャーたち。
そんな若い彼等と違って、第二部隊の面々はゆったりと座ったまま彼等の動向を見守る。
出動してくれるんなら、俺等はいいだろ…という思いが垣間見える。
が、司令官は静かに第二部隊の面々に向き直ると言った。
「お前たちもだ。変身準備!」
「…そいつ等だけで十分だろ?」
「雑魚だって言ってたじゃん…俺等は今後に備えるって事でよくね?」
ウダウダと出動を拒む第二部隊の面々にセコーンドは一言静かに言った。
「出動準備」
「…ッチ…テメー等は先に行け」
そのセコーンドの指令にザンザスは舌打ちして、綱吉に先に行くように言った。
綱吉以外の他のメンバーはすでにハッチに向って行ってしまった為
綱吉も少し第二部隊とセコーンドを気にする素振りを見せながらもその後を追う。
『次回!阿鼻叫喚!?第二部隊変身!!』
__________
はい、急ピッチでボンゴレンジャー進めますよ〜。
文化の日は祝日なのでお休みなんですが…私は休日出勤でしたぁ(疲)
なんやかんやでダブルパンチで忙しくなってきた感じです。
はい、ついにボンゴレンジャー第二部隊です。
ウフフ…楽しいv
ココからがもう一つの私が楽しみにしてた所です(笑)
色々書きたいものもあるし、リクも書きたいんですが…
とりあえず、年末年始終わるまでは原稿三昧です。
第二部隊と合流して案内された部屋で第二部隊の隊員と向き合って座る。
綱吉の目の前に座った何処からどう見ても悪者くさい男が第二部隊のボスらしい。
「紹介が遅れたな。彼らがボンゴレンジャーだ」
そう言いながら綱吉達を指し示したセコーンドの言葉に
ボンゴレンジャー第二部隊の面々が揃って目の前の少年達を見る。
皆、眼光鋭く、同じ正義の味方だとは到底思えないような殺気すら感じる。
綱吉はなんだコレ…と歓迎されていないムードに少々首をすくめる。
「そして、こっちが第二部隊だ」
そう言って紹介されたものの、重い空気に誰一人口を開かなかった。
そんな彼等にセコーンドは一つため息をついてみせた。
「お前たち、以前は一度会ってみたいと言ってたじゃないか」
「意味がちげー」
「同じだろ?お前たちのはただの逆恨みだ」
そんなセコーンドとザンザスの会話に綱吉は耳を傾けながら
逆恨みされるような何があるんだろう…?と首をかしげる。
そんな時、綱吉の隣に座っていた獄寺が吐き捨てるように言う。
「何が気にいらねーのか知らねーが、俺たちは敵の情報を貰えりゃそれでいい」
「シシシ…ガキが粋がっちゃって。でもま、変身しなくていいなら王子はそれでもいいけど」
「あらぁ〜ベルはいいじゃない!私なんて曖昧すぎてよくわかんないのよ?」
「ヴォイ…あんま変身の話すんなぁ」
「スクアーロもいいじゃない!普段皆無な爽やかさがプラスされるんだから〜」
そんな第二部隊の面々の話を聞いていると、ドン!と音がする。
音がした方へ視線をめぐらせると、ザンザスが睨むように第二部隊の面々を見ていた。
さっきの音はどうやらザンザスが机の下で足を打ちつけた音らしい。
第二部隊の誰もが嫌がる変身とはどんなものなのか…
確かに、よくあるヒーロー戦隊の格好は、スタイリッシュというわけでもなく
街に出るとコスプレ状態なので綱吉たちとて好んでしたいものでもないが
ココまで嫌がるほどのものでもないと思うのだが…。
「おい、ジジイ。それよりも、なんでコイツ等が正規メンバーで俺達が第二部隊なんだ?」
あからさまな会話の方向転換ではあったが
掘り下げて聞くのも怖い気がして、綱吉はセコーンドの答えを待った。
そのザンザスの言葉には、先ほどまで変身の話をしていた他のメンバーも口を出す。
「そうだぜぇ…どう見てもコイツ等ガキじゃねーか、明らかに後輩だろぉ?」
セコーンドは静かに言った。
「お前たち、自分達がヒーローに見えると思っているのか?」
その言葉には誰も反論もフォローもできなかった。
誰もがその言葉でボンゴレンジャーのこの体制の理由を察した。
その時、館内にアラームが鳴り響く。
「敵か!極限に出動だな!」
「お兄さん、ちょっと落ち着いてください。…オジサン…」
「あぁ、まだヤツ等の動き出す気配はない。雑魚だろうが出動してもらえるか?ボンゴレンジャー」
すぐにでも飛び出して行きそうな笹川を制して綱吉はセコーンドに指示をあおぐ。
いくら自分たちが正規メンバーとは言え、ココは第二部隊のアジトだ。
勝手に出動するのは憚られた。
「ツナ!行こうぜ」
「ボス、俺にお任せください!」
第二部隊司令官のGOサインも出た事で、俄然やる気を見せるボンゴレンジャーたち。
そんな若い彼等と違って、第二部隊の面々はゆったりと座ったまま彼等の動向を見守る。
出動してくれるんなら、俺等はいいだろ…という思いが垣間見える。
が、司令官は静かに第二部隊の面々に向き直ると言った。
「お前たちもだ。変身準備!」
「…そいつ等だけで十分だろ?」
「雑魚だって言ってたじゃん…俺等は今後に備えるって事でよくね?」
ウダウダと出動を拒む第二部隊の面々にセコーンドは一言静かに言った。
「出動準備」
「…ッチ…テメー等は先に行け」
そのセコーンドの指令にザンザスは舌打ちして、綱吉に先に行くように言った。
綱吉以外の他のメンバーはすでにハッチに向って行ってしまった為
綱吉も少し第二部隊とセコーンドを気にする素振りを見せながらもその後を追う。
『次回!阿鼻叫喚!?第二部隊変身!!』
__________
はい、急ピッチでボンゴレンジャー進めますよ〜。
文化の日は祝日なのでお休みなんですが…私は休日出勤でしたぁ(疲)
なんやかんやでダブルパンチで忙しくなってきた感じです。
はい、ついにボンゴレンジャー第二部隊です。
ウフフ…楽しいv
ココからがもう一つの私が楽しみにしてた所です(笑)
色々書きたいものもあるし、リクも書きたいんですが…
とりあえず、年末年始終わるまでは原稿三昧です。
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■ 怪物づかいツナと愉快な怪物たち(ヒバツナ・ザンツナ)
黒いマントをたなびかせ、その男は村を見下ろす。
オニキスの髪にルビーの瞳、そして尖った犬歯…
彼こそが近隣の村を騒がせている怪物だった。
彼は村人達の恐怖。
その恐怖から村人達を救うため、怪物づかいの末裔・ツナが立ち上がる!
「何?そのナレーション!やめて〜!」
「貴方の紹介をしていたのですゾ」
「うん、それが嫌だって言ってるの!」
「しかし、怪物づかいの末裔であることは確かですゾ。今、立ち上がるのです!さあ!さあさあ!」
急かされる様に追い立てられて、ツナは嫌々ながらも旅立つ事となった。
「あのさ、怪物を倒せばいいの?」
「違いますゾ。貴方は怪物づかい…つまり、怪物と契約を交わし使役するのです」
「…どうやって…?」
「…さあ、旅を続けますゾ!」
「えぇええ!説明なし?」
そのまま道を進んで行くと
怪物ヒバリンが丁度、村を襲おうとしている現場に出くわす。
いきなり?とツナが叫ぶと、リボじいがくるりと直角に行き先を変更した。
「え?…いいの?アレ放っておいて…」
「まだヒバリンと対峙するのは早いですゾ。まずは貴方の力になってくれそうな怪物を使役する所から始めますゾ」
「えぇっ?ヒバリンの他にも怪物居るの?怖ぇ〜…」
「怖がるなんてまだまだですな。貴方は怪物づかい、怪物は貴方の守護者も同然ですゾ。」
「って言うか…そろそろ教えてよ!どうやって使役?ってのすればいいんだよ」
何も説明されないままではどうする事もできない。
ツナはリボじいに言い募る。
この際、怪物づかいとして怪物を使役する事はいいとして
それをどうやるのかを教えて欲しい。
「そうですな…説明する時が来たようです」
「いや、始めに説明してよ…」
「簡単な事ですゾ。貴方の生気をチョチョイとわけてあげればいいのです」
「え?それじゃ俺が死んじゃうんじゃないの?」
「いえいえ、貴方は怪物づかいの末裔。怪物づかいは常人よりも生気の量が多いのですゾ。しかも、その生気は怪物にとって最高のご馳走…と聞いた事がありますゾ」
「曖昧きたー!」
そんな話しをしながら、横目にヒバリンの凶行を素通りしていくツナとリボじい。
とりあえず、今は見なかった事にしておくつもりらしい。
そのまま通り過ぎていく二人を見咎めて
ヒバリンは凶行をやめ二人の前に立ちはだかった。
「まずは僕のはずでしょ。何先に他のヤツのとこに行こうとしてるの、君?」
「えぇ…?俺?俺のせい?」
「怪物づかいなら、怪物の悪事を放っておいちゃダメに決まってるでしょ」
凶行に及んでいたのは彼自身なのだが
そう言われてしまうと自分が悪かったように感じてしまうツナ。
なんだか腑に落ちないながらも謝る。
「えっと…スミマセン…?」
そんなツナとヒバリンを見てリボじいはコソっと言った。
「チョろいナ」
どうやら全てはリボじいの計算どおりらしい。
ツナはそのリボじいの言葉に文句を言おうとするも
ヒバリンに詰め寄られてそれもままならなかった。
「ふぅ〜ん…君が怪物づかい…ね。確かにおいしそうな匂いがするね…吸い殺していいんだよね」
「え…いいわけないじゃないですか」
「好きなだけ吸い取って構いませんゾ。ツナは怪物づかい、生気を吸い取られたくらいじゃ倒れないはずですゾ」
「…何、その曖昧な感じ…はずってなに?大丈夫じゃないかも知れないの…?」
「あ〜大丈夫大丈夫」
「お前、もう面倒くさくなってるだろ!」
ギャーギャーと騒ぐツナとリボじいの会話は聞いていないのか
ヒバリンはツナに近づくとオーソドックスにその首元に吸い付いた。
「ちょ…ぁあ!…いきなり何するんですか!」
「何って…吸い付いてるんだけど?」
ヒバリンは冷静にそうツナの首元で言う。
ヒバリンが吸い付いた後には桜色のキスマークが残っていた。
それをレオックスが変化した鏡で確認したツナはホッと息をつく。
「よかったぁ〜…血吸われるわけじゃないんだ…」
たぶん…絶対、間違っているツナの反応にリボじいはニヤと口元をゆがめる。
そうこうしていると、三人の後ろからドスのきいた声がする。
「俺の出番が無くなるじゃねーか…」
え?コイツは何?とツナが驚いているとリボじいが言う。
「コイツは…フランケンのザンザスですな」
「…名前そのまま!?」
「さあ、ページ数がありませんゾ!契約を交わすのです」
ページ数でなんだよ!とリボじいに言いながらフランケン…ザンザスを見上げるツナ。
とは言え、フランケンはどうやって生気をツナから奪うのだろう…?
とツナが思っていると、ザンザスはおもむろにツナの唇に吸い付いた。
「あ…僕もソコにすればよかった」
そう呟いたのはヒバリン…
ツナはそういう問題じゃない…と思いながらザンザスの背中をバシバシと叩く。
って言うかコイツも吸い殺す系?…フランケンなのに?
とツナは口をふさがれてツッコミをいれられないので心の中で思う。
しばらくして、漸くザンザスが離れた。
その時、何処か遠くから『ヴォォオオイ!』と言う声が聞こえてくる。
「聞きたくないんだけど…アレって…」
「狼男のスクーですな」
「なんで狼男だってわかるんだよ?」
姿も見えないのにソレが狼男だという証拠は何処にも無い。
ツナがそうリボじいに尋ねると、ザンザスがその問いに答える。
「遠吠えしてるじゃねーか」
「えぇえええ?…アレって遠吠えなの〜!?」
こうして怪物づかいツナは一日にして二人の怪物の使役に成功したのだった。
しかし、この世にはまだまだ怪物が居る。
ツナの怪物づかいとしての旅は始まったばかり…
一人前の怪物づかいになる為に、ツナの旅はつづく!
「だから、そのナレーションやめてよ〜!」
__________
こんばんわ。
11月1日は全国大会お疲れ様でした!
お立ち寄り下さった方、お隣サマ、構ってくださった皆様
本当にありがとうございました。
結局、ほぼ完徹状態で出発したのですが
道中製本作業の合間にチョロリと睡眠をとらせて頂けたおかげか
案外動き回れました。
ご一緒してくれたお二人には申し訳なかったです。
以前から、こっそりストーキングするようにサイトにお邪魔させて頂いたりしていたサークル様で本を頂くという…
…なんて無礼な!!本当にありがとうございました。
スミマセンっした!!
急いでウチのムクツナ本を献上してみましたが…
むしろ無礼の上塗りでしかない…(汗)
とりあえず、無礼はお詫びしますので、朗読だけはお願いですからやめてください。
同時開催のスパークにも赴きまして
ギル菊ばっかり買ってきた(ニッコリ☆)
√菊も買ったけどね☆
いやね…最近、無性にギル菊熱が浮上しまくりで…
飢えてたんです…。
私、飢えてた!!(またマイナーな…とか思っちゃヤ☆)
このまま飢えをしのげないと自家生産に踏み出しそうな勢いだった!
これでしばらく飢えをしのげますv
えっと、冬コミの当落通知が届きました。
スペース取れてましたぁ〜。
休む間もなく原稿ループのいっちょ出来上がり☆
次はとりあえず、アイドル本の総集編です。
ボンゴレンジャーをさっさか進めなきゃですね。
そして、これは無配本っつーかむしろペーパーに毛の生えた程度のヤツの小咄です。
微妙に加筆してみた(ほんとにビミョ〜に。)
狼男は獄寺らしいですが、遠吠えさせたかったのでスクで。
獄寺なら遠吠えは「10代目〜v」に違いない…
オニキスの髪にルビーの瞳、そして尖った犬歯…
彼こそが近隣の村を騒がせている怪物だった。
彼は村人達の恐怖。
その恐怖から村人達を救うため、怪物づかいの末裔・ツナが立ち上がる!
「何?そのナレーション!やめて〜!」
「貴方の紹介をしていたのですゾ」
「うん、それが嫌だって言ってるの!」
「しかし、怪物づかいの末裔であることは確かですゾ。今、立ち上がるのです!さあ!さあさあ!」
急かされる様に追い立てられて、ツナは嫌々ながらも旅立つ事となった。
「あのさ、怪物を倒せばいいの?」
「違いますゾ。貴方は怪物づかい…つまり、怪物と契約を交わし使役するのです」
「…どうやって…?」
「…さあ、旅を続けますゾ!」
「えぇええ!説明なし?」
そのまま道を進んで行くと
怪物ヒバリンが丁度、村を襲おうとしている現場に出くわす。
いきなり?とツナが叫ぶと、リボじいがくるりと直角に行き先を変更した。
「え?…いいの?アレ放っておいて…」
「まだヒバリンと対峙するのは早いですゾ。まずは貴方の力になってくれそうな怪物を使役する所から始めますゾ」
「えぇっ?ヒバリンの他にも怪物居るの?怖ぇ〜…」
「怖がるなんてまだまだですな。貴方は怪物づかい、怪物は貴方の守護者も同然ですゾ。」
「って言うか…そろそろ教えてよ!どうやって使役?ってのすればいいんだよ」
何も説明されないままではどうする事もできない。
ツナはリボじいに言い募る。
この際、怪物づかいとして怪物を使役する事はいいとして
それをどうやるのかを教えて欲しい。
「そうですな…説明する時が来たようです」
「いや、始めに説明してよ…」
「簡単な事ですゾ。貴方の生気をチョチョイとわけてあげればいいのです」
「え?それじゃ俺が死んじゃうんじゃないの?」
「いえいえ、貴方は怪物づかいの末裔。怪物づかいは常人よりも生気の量が多いのですゾ。しかも、その生気は怪物にとって最高のご馳走…と聞いた事がありますゾ」
「曖昧きたー!」
そんな話しをしながら、横目にヒバリンの凶行を素通りしていくツナとリボじい。
とりあえず、今は見なかった事にしておくつもりらしい。
そのまま通り過ぎていく二人を見咎めて
ヒバリンは凶行をやめ二人の前に立ちはだかった。
「まずは僕のはずでしょ。何先に他のヤツのとこに行こうとしてるの、君?」
「えぇ…?俺?俺のせい?」
「怪物づかいなら、怪物の悪事を放っておいちゃダメに決まってるでしょ」
凶行に及んでいたのは彼自身なのだが
そう言われてしまうと自分が悪かったように感じてしまうツナ。
なんだか腑に落ちないながらも謝る。
「えっと…スミマセン…?」
そんなツナとヒバリンを見てリボじいはコソっと言った。
「チョろいナ」
どうやら全てはリボじいの計算どおりらしい。
ツナはそのリボじいの言葉に文句を言おうとするも
ヒバリンに詰め寄られてそれもままならなかった。
「ふぅ〜ん…君が怪物づかい…ね。確かにおいしそうな匂いがするね…吸い殺していいんだよね」
「え…いいわけないじゃないですか」
「好きなだけ吸い取って構いませんゾ。ツナは怪物づかい、生気を吸い取られたくらいじゃ倒れないはずですゾ」
「…何、その曖昧な感じ…はずってなに?大丈夫じゃないかも知れないの…?」
「あ〜大丈夫大丈夫」
「お前、もう面倒くさくなってるだろ!」
ギャーギャーと騒ぐツナとリボじいの会話は聞いていないのか
ヒバリンはツナに近づくとオーソドックスにその首元に吸い付いた。
「ちょ…ぁあ!…いきなり何するんですか!」
「何って…吸い付いてるんだけど?」
ヒバリンは冷静にそうツナの首元で言う。
ヒバリンが吸い付いた後には桜色のキスマークが残っていた。
それをレオックスが変化した鏡で確認したツナはホッと息をつく。
「よかったぁ〜…血吸われるわけじゃないんだ…」
たぶん…絶対、間違っているツナの反応にリボじいはニヤと口元をゆがめる。
そうこうしていると、三人の後ろからドスのきいた声がする。
「俺の出番が無くなるじゃねーか…」
え?コイツは何?とツナが驚いているとリボじいが言う。
「コイツは…フランケンのザンザスですな」
「…名前そのまま!?」
「さあ、ページ数がありませんゾ!契約を交わすのです」
ページ数でなんだよ!とリボじいに言いながらフランケン…ザンザスを見上げるツナ。
とは言え、フランケンはどうやって生気をツナから奪うのだろう…?
とツナが思っていると、ザンザスはおもむろにツナの唇に吸い付いた。
「あ…僕もソコにすればよかった」
そう呟いたのはヒバリン…
ツナはそういう問題じゃない…と思いながらザンザスの背中をバシバシと叩く。
って言うかコイツも吸い殺す系?…フランケンなのに?
とツナは口をふさがれてツッコミをいれられないので心の中で思う。
しばらくして、漸くザンザスが離れた。
その時、何処か遠くから『ヴォォオオイ!』と言う声が聞こえてくる。
「聞きたくないんだけど…アレって…」
「狼男のスクーですな」
「なんで狼男だってわかるんだよ?」
姿も見えないのにソレが狼男だという証拠は何処にも無い。
ツナがそうリボじいに尋ねると、ザンザスがその問いに答える。
「遠吠えしてるじゃねーか」
「えぇえええ?…アレって遠吠えなの〜!?」
こうして怪物づかいツナは一日にして二人の怪物の使役に成功したのだった。
しかし、この世にはまだまだ怪物が居る。
ツナの怪物づかいとしての旅は始まったばかり…
一人前の怪物づかいになる為に、ツナの旅はつづく!
「だから、そのナレーションやめてよ〜!」
__________
こんばんわ。
11月1日は全国大会お疲れ様でした!
お立ち寄り下さった方、お隣サマ、構ってくださった皆様
本当にありがとうございました。
結局、ほぼ完徹状態で出発したのですが
道中製本作業の合間にチョロリと睡眠をとらせて頂けたおかげか
案外動き回れました。
ご一緒してくれたお二人には申し訳なかったです。
以前から、こっそりストーキングするようにサイトにお邪魔させて頂いたりしていたサークル様で本を頂くという…
…なんて無礼な!!本当にありがとうございました。
スミマセンっした!!
急いでウチのムクツナ本を献上してみましたが…
むしろ無礼の上塗りでしかない…(汗)
とりあえず、無礼はお詫びしますので、朗読だけはお願いですからやめてください。
同時開催のスパークにも赴きまして
ギル菊ばっかり買ってきた(ニッコリ☆)
√菊も買ったけどね☆
いやね…最近、無性にギル菊熱が浮上しまくりで…
飢えてたんです…。
私、飢えてた!!(またマイナーな…とか思っちゃヤ☆)
このまま飢えをしのげないと自家生産に踏み出しそうな勢いだった!
これでしばらく飢えをしのげますv
えっと、冬コミの当落通知が届きました。
スペース取れてましたぁ〜。
休む間もなく原稿ループのいっちょ出来上がり☆
次はとりあえず、アイドル本の総集編です。
ボンゴレンジャーをさっさか進めなきゃですね。
そして、これは無配本っつーかむしろペーパーに毛の生えた程度のヤツの小咄です。
微妙に加筆してみた(ほんとにビミョ〜に。)
狼男は獄寺らしいですが、遠吠えさせたかったのでスクで。
獄寺なら遠吠えは「10代目〜v」に違いない…
![]() | 家庭教師ヒットマンREBORN!(A) 2010年 カレンダー (2009/10/28) 不明 商品詳細を見る |
■ 明日のお知らせ
おひさしぶりです。
こんばんわ。
本当に放置しっぱなしですみません。
ツッ君の誕生日からコッチ放置ですね・・・ほんとスミマセン。
明日の全国大会R11に参加します。
なんとか原稿終わりました。
そしていつでもギリギリなお知らせ・・・ほんとスミマセン。
11月1日 全国大会R11
※ザンツナプチオンリー「Set the world on fire」参加
スペースNO.→西4ホール 代‐40b
サークル→SKY HIGH! JUMP UP!
[新刊]
◆senza proferir parola
ザンツナ(合同本/オフA5/18禁)
※漫画はお友達(相方ではなく、主な活動別ジャンルの方)が、小説は私が書いてます。
お子様閲覧禁止の内容ですが、期待するほどアレじゃないです。
私の小説は、ハロウィン絡めたネタです。
◆Colorful Sky-scene of a midnight-
骸ツナ(コピーA5/18禁)
※私にとっては初の骸ツナ本。出会い〜未来まで。
若干アレな場面もあるので年齢制限有です。表現は限りなくヌルイよ!
[既刊]
◇Colorful Sky-scene of a daybreak-
ヒバツナ(オフ/カバー付文庫サイズ)
※ブログのヒバツナ再録と書き下ろし。
とにもかくにもヒバツナばっかりの一冊です。健全。
◇Dear My Sweet 2
ミルフィ×ツナ(コピーA5/18禁)
※白ツナ・γツナ・幻騎士ツナというマイナーばかりのミルフィ×ツナ本。
結構アレなのでお子様禁止です。
◇Family Relationship
ザンツナ(コピーA5)
※ザンザスとツナが幼い頃に出会っていたら・・・というもしもを原作軸で捏造。
ちみったいツっ君が好き・・・ただそれだけ。
◇ごちゃまぜ!
ツナ総受け短編集(コピーA5)
※ザンツナ←フラン/白→正→ツナ←雲雀/ナッツ→ツナ←プリーモ/風→ツナ←雲雀
↑のラインナップのマイナーツナ受けごちゃまぜ本。
年齢制限のある販売物をお買い上げの際には
年齢確認をさせて頂く場合がございます。
予めご理解ご了承くださいませ。
こんな感じを予定しております。
ムクツナに時間を全部もって行かれなかったら
無配本を作る予定・・・だったのですが・・・
無理じゃね?もうこんな時間じゃん・・・
ハロウィンネタのギャグ小咄と言うか、『怪物つかいツナ』ネタで
ヒバツナ・ザンツナ・スクツナ(?)な感じを予定してたんですよ・・・
脳内ではお話は形になってるので、書き起こせばいいんですが・・・
それが大変なんじゃんね?
てわけで、ギリギリ戦隊ギリレンジャーなので、ギリギリまで粘りますが
たぶん、こちらにUPでお茶を濁させていただくことになるかと思います。
怪物つかいツナがえらく好きなんです。
雲雀さんの「吸い殺すよ」がいかがわしくてなりません。
吸い殺すってツナの何処に・・・(←自重しとけ)
あれはハロウィン意識のサービスだったんですかね?
ヒバツナ!!ヒバツナ!!もっとやったれ!と思いました。
こんばんわ。
本当に放置しっぱなしですみません。
ツッ君の誕生日からコッチ放置ですね・・・ほんとスミマセン。
明日の全国大会R11に参加します。
なんとか原稿終わりました。
そしていつでもギリギリなお知らせ・・・ほんとスミマセン。
11月1日 全国大会R11
※ザンツナプチオンリー「Set the world on fire」参加
スペースNO.→西4ホール 代‐40b
サークル→SKY HIGH! JUMP UP!
[新刊]
◆senza proferir parola
ザンツナ(合同本/オフA5/18禁)
※漫画はお友達(相方ではなく、主な活動別ジャンルの方)が、小説は私が書いてます。
お子様閲覧禁止の内容ですが、期待するほどアレじゃないです。
私の小説は、ハロウィン絡めたネタです。
◆Colorful Sky-scene of a midnight-
骸ツナ(コピーA5/18禁)
※私にとっては初の骸ツナ本。出会い〜未来まで。
若干アレな場面もあるので年齢制限有です。表現は限りなくヌルイよ!
[既刊]
◇Colorful Sky-scene of a daybreak-
ヒバツナ(オフ/カバー付文庫サイズ)
※ブログのヒバツナ再録と書き下ろし。
とにもかくにもヒバツナばっかりの一冊です。健全。
◇Dear My Sweet 2
ミルフィ×ツナ(コピーA5/18禁)
※白ツナ・γツナ・幻騎士ツナというマイナーばかりのミルフィ×ツナ本。
結構アレなのでお子様禁止です。
◇Family Relationship
ザンツナ(コピーA5)
※ザンザスとツナが幼い頃に出会っていたら・・・というもしもを原作軸で捏造。
ちみったいツっ君が好き・・・ただそれだけ。
◇ごちゃまぜ!
ツナ総受け短編集(コピーA5)
※ザンツナ←フラン/白→正→ツナ←雲雀/ナッツ→ツナ←プリーモ/風→ツナ←雲雀
↑のラインナップのマイナーツナ受けごちゃまぜ本。
年齢制限のある販売物をお買い上げの際には
年齢確認をさせて頂く場合がございます。
予めご理解ご了承くださいませ。
こんな感じを予定しております。
ムクツナに時間を全部もって行かれなかったら
無配本を作る予定・・・だったのですが・・・
無理じゃね?もうこんな時間じゃん・・・
ハロウィンネタのギャグ小咄と言うか、『怪物つかいツナ』ネタで
ヒバツナ・ザンツナ・スクツナ(?)な感じを予定してたんですよ・・・
脳内ではお話は形になってるので、書き起こせばいいんですが・・・
それが大変なんじゃんね?
てわけで、ギリギリ戦隊ギリレンジャーなので、ギリギリまで粘りますが
たぶん、こちらにUPでお茶を濁させていただくことになるかと思います。
怪物つかいツナがえらく好きなんです。
雲雀さんの「吸い殺すよ」がいかがわしくてなりません。
吸い殺すってツナの何処に・・・(←自重しとけ)
あれはハロウィン意識のサービスだったんですかね?
ヒバツナ!!ヒバツナ!!もっとやったれ!と思いました。
■ スペシャルデー(リボツナ)
「リボーン…?」
綱吉はソォッと使われていない会議室の扉を開けながら声をかける。
ココで待っているらしいと聞いて来たはいいものの、会議室には明かりがついていない。
本当にココでいいの…?と思いながらも会議室に入るとリボーンが居た。
「おせーゾ」
「いや、俺はさっき聞いたんだけど…」
「まあ、いい。ちょっと耳かせ」
耳をかせと言われても…別にこの部屋には綱吉とリボーン以外に誰も居ない。
その上、他の部屋からも少し離れた位置にあるので誰に聞かれる心配も無いのだが…。
訝しげな面持ちながらも綱吉はリボーンに顔を寄せる。
そんな綱吉を見てニヤと口端を上げてリボーンはコショッと何かを綱吉の耳元で囁いた。
「はぁっ!?」
「声がデカいゾ。せっかく内緒話しにしたのが意味ねーじゃねーか」
「いや、ココ誰も来ないから…ってかまたお前変な事させる気だろ?」
その綱吉の言葉にはリボーンは答えず、ニヤリという笑顔だけを返した。
10月13日 22:32
「いきなり呼び戻すのやめてくれない?」
「あ、雲雀さん。おかえりなさい。ご苦労様です」
「まぁ、そう言うな、雲雀。今回は守護者全員召集だからな」
不機嫌をあらわにして雲雀が扉を蹴破るように入室すると
その部屋では久しぶりに守護者が全員顔をあわせる事となった。
「これでこっちは全員だな」
「…こっち…?」
「回線繋ぐゾ」
リボーンは説明もなく手元のキーボードのキーを押す。
すると部屋の前方にあったスクリーンに映像が映し出された。
『シシシっ…相変わらずの顔ぶれじゃん』
『ヴォオオイ!ベル!!画面ふさぐんじゃねぇ!!』
『そーですよ〜先輩。それじゃあミーが10代目を見れないじゃないですか〜』
『見なくていいんじゃね?』
『どいてくださいよ〜先輩。10代目〜ミーですよ〜お久しぶりです』
「あぁ、フラン。元気そうだね。ってゆーかアップ過ぎるからもうちょっと引こうか?」
「相変わらずウゼー野郎だな、テメーは。」
画面の中ではベルとフランが画面の正面を取り合うようにしているらしく
ベルのアップが映ったかと思えばフランのアップが映るという目に優しくない映像が流れている
思わずそう窘めた綱吉の言葉尻に乗っかるように獄寺がそう吐き出せば
フランが飄々とした様子で獄寺に返した
『あ〜…忠犬ヤローは画面に映んないでくださ〜い。ミーは10代目だけ見れればいいんで〜』
「果たすぞ、このガキ…っ!!」
『どけ、カス』
ヴァリアーに入隊する前は綱吉の所に居たフランはこちらの守護者たちも見知った存在で
幼い頃から出入りのあったフランを綱吉は気にかけていた。
綱吉に優しくされていたフランが10代目大好きなのは言うまでもなく
基本大人気ない獄寺との仲は昔から悪い。
そんな二人がギャンギャンとやりあう前になんとかしなくちゃ…と綱吉が口を開きかけると
フランの後ろから聞こえた地を這うようなザンザスの声でその場はなんとか落ち着きを取り戻した。
どうやら通信回線を繋いだらしいが、綱吉はもちろん他の面々も事情が飲み込めないまま
とりあえずそのスクリーンを見つめる。
「え…ってゆーか、なんでヴァリアー?」
「今日はこっちだけじゃなくてあっちも全員参加だからな」
「…あのさ、まず説明しろよ」
綱吉がリボーンにあの時言われたのは『守護者を全員招集しろ』という一言だけ。
リボーンが何かしら企んでいる事は容易に想像がつくが、何をしようとしているのかが全くもってわからない。
しかも、守護者たちだけでなくヴァリアーも巻き込んでなにかするつもりらしい…。
とにかく、今回のこの召集は何の為なのかハッキリさせなくては手も打てないので
綱吉はリボーンを見てそう言った。
「それじゃあ、説明するゾ。よく聞け」
リボーンは守護者たちと、スクリーンのヴァリアーを見渡してから綱吉の横に立った。
「今からボンゴリアン・ボスズ・バースディをはじめる!」
「…なんだよ、ソレ…」
「いいから聞け」
何だか昔よくそんな名称の迷惑行事をさせられた記憶を呼び戻されながら綱吉は大きなため息をつく。
リボーンが何を考えているのかはまだわからないが、いい事ではなさそうなのは確実だった。
「概要は鬼ごっこだ。今から3時間おめーらはそれぞれ自室に篭もってもらう。その間にツナは何処かへ逃げる。ツナを一番はじめに捕まえたヤツの勝ちだ」
『はーい。しつも〜ん』
「なんだ?」
『それって、イタリアに居るミー達には不利だと思いま〜す』
そのフランの言葉にリボーンはフンと鼻で笑ってみせる。
「ツナはボンゴレの持てる力全て使って逃亡するんだ。3時間もありゃ国外にも行けるゾ」
「って事は、範囲は世界中って事ですか?リボーンさん」
「そうだ。おめーらも使えるもんは使って構わねー。因みに俺は審判も兼ねてツナに同行する」
守護者たちもヴァリアーも頷きながらリボーンのその話を聞いている。
しかし、当の綱吉は何ソレ…と呆れた顔でリボーンを見ていた。
「…ソレって俺が一番大変じゃん…」
「…そうでもねーゾ」
思わず、めんどくせー…と思っていた綱吉のその言葉に
リボーンは含みのある笑みを見せながら軽く答えた。
『くだらねぇ』
「そう言うな、ザンザス。勝ったヤツには特別休暇とスーパーミラクルスペシャル何でも券が手に入るゾ」
『なんだぁ?そのスーパーなんとか券ってヤツぁ?』
「いい質問だな、スクアーロ。スーパー(略)何でも券は一日何をしてもお咎めナシの券だゾ。その券を持っている限り、どんなヘマしてもツナにもザンザスにも怒られないミラクルな券だ」
『それって〜…10代目に抱きついても10代目にチューしてもボスにも10代目にも怒られない券って事ですか〜?』
「その通りだゾ、フラン」
「いや、フラン…その例えおかしいから…」
綱吉はそう言ったが、そのフランの言葉が全員に火をつけたのは言うまでも無いだろう。
獄寺は小さくガッツポーズをし、骸の目が血走った。
ただならぬ雰囲気に綱吉はもう一度大きなため息をつく。
「それじゃあ、ルールはわかったな?まぁ、参加したくねーヤツは何もしなければいいだけだ」
「ちょっとまった。俺の意思は?」
「俺には関係ない話だな」
「いや…一番大事なところだよ!」
『つべこべ言ってねーで逃げる準備でもしておけ』
「…なんで、くだらないとか言ったヤツがそんなにやる気になってんだよ…」
「皆やる気みたいだな。…それじゃあ始めるゾ。因みに制限時間は12時間だ。12時間以内にツナを捕まえられなかったら俺の勝ちだゾ」
「なんでだよっ!普通そこは俺の勝ちじゃないのかよ…」
「おめーがボンゴレのトップなのにスーパー(略)券はいらねぇだろう?」
「特別休暇は死ぬほど欲しいよ」
リボーンこそスーパーなんちゃら券などいらないんじゃないか…と綱吉は思ったがそこは言わないでおく。
そして、リボーンのGOサインで皆それぞれ自室に篭もってしまった。
とりあえず…何処かに逃げなきゃ…と綱吉がソワソワしているとグイとリボーンに腕を引かれる。
引かれるままに辿り着いたのは綱吉の自室だった。
「旅の準備とかしてる時間なくない?とりあえず、どっか行かなきゃ」
「何処にも行かなくていいだろ」
「…はぁ?」
「どうせヤツら3時間後には揃ってココから出て行くんだ。俺たちはココでのんびりしてりゃいい。灯台下暗しっつーじゃねーか」
「すっげー不安なんだけど…」
まだソワソワと自室をうろうろする綱吉とは反対にリボーンは綱吉のベッドに腰かけてのんびりとしだす。
完全にリボーンに振り回されている。
それは今にはじまった事じゃないが…。
「いいからこっちに来い。捕まりそうになったら逃げりゃいい」
仕方ない…と綱吉もリボーンの横に腰かける。
誕生日が恐ろしい一日になろうとしているのを止めるすべはもうない。
綱吉は自分の不幸さにがっくりと肩を落とした。
「また何でこんなこと言い出したんだよ…お前」
「…誕生日だからな」
「おかげで今年も最悪な誕生日だよ…」
「おめーのじゃねー」
恨みがましくそう返せば、リボーンがポツリとそう言った。
綱吉はその一言で、あぁ…と納得する。
「…。あぁ…そっか。コレお前、自分の為かよ…」
「誕生日くらいのんびりするのもいいだろ?」
「はぁ…そうだね。…まぁ、一応おめでと」
「フン、ツナもな」
そうして師弟は静かに日をまたいでお互いの誕生日を祝う。
3時間後、一気に騒がしくなったボンゴレアジトの中で
綱吉の自室だけは誰も居ないかのように静かな時間が流れていた。
__________
リボ&ツナ誕祝いと言う事で…
ツナ総受けからのリボツナです。
たぶんリボツナ、うん…きっと。
綱吉はソォッと使われていない会議室の扉を開けながら声をかける。
ココで待っているらしいと聞いて来たはいいものの、会議室には明かりがついていない。
本当にココでいいの…?と思いながらも会議室に入るとリボーンが居た。
「おせーゾ」
「いや、俺はさっき聞いたんだけど…」
「まあ、いい。ちょっと耳かせ」
耳をかせと言われても…別にこの部屋には綱吉とリボーン以外に誰も居ない。
その上、他の部屋からも少し離れた位置にあるので誰に聞かれる心配も無いのだが…。
訝しげな面持ちながらも綱吉はリボーンに顔を寄せる。
そんな綱吉を見てニヤと口端を上げてリボーンはコショッと何かを綱吉の耳元で囁いた。
「はぁっ!?」
「声がデカいゾ。せっかく内緒話しにしたのが意味ねーじゃねーか」
「いや、ココ誰も来ないから…ってかまたお前変な事させる気だろ?」
その綱吉の言葉にはリボーンは答えず、ニヤリという笑顔だけを返した。
10月13日 22:32
「いきなり呼び戻すのやめてくれない?」
「あ、雲雀さん。おかえりなさい。ご苦労様です」
「まぁ、そう言うな、雲雀。今回は守護者全員召集だからな」
不機嫌をあらわにして雲雀が扉を蹴破るように入室すると
その部屋では久しぶりに守護者が全員顔をあわせる事となった。
「これでこっちは全員だな」
「…こっち…?」
「回線繋ぐゾ」
リボーンは説明もなく手元のキーボードのキーを押す。
すると部屋の前方にあったスクリーンに映像が映し出された。
『シシシっ…相変わらずの顔ぶれじゃん』
『ヴォオオイ!ベル!!画面ふさぐんじゃねぇ!!』
『そーですよ〜先輩。それじゃあミーが10代目を見れないじゃないですか〜』
『見なくていいんじゃね?』
『どいてくださいよ〜先輩。10代目〜ミーですよ〜お久しぶりです』
「あぁ、フラン。元気そうだね。ってゆーかアップ過ぎるからもうちょっと引こうか?」
「相変わらずウゼー野郎だな、テメーは。」
画面の中ではベルとフランが画面の正面を取り合うようにしているらしく
ベルのアップが映ったかと思えばフランのアップが映るという目に優しくない映像が流れている
思わずそう窘めた綱吉の言葉尻に乗っかるように獄寺がそう吐き出せば
フランが飄々とした様子で獄寺に返した
『あ〜…忠犬ヤローは画面に映んないでくださ〜い。ミーは10代目だけ見れればいいんで〜』
「果たすぞ、このガキ…っ!!」
『どけ、カス』
ヴァリアーに入隊する前は綱吉の所に居たフランはこちらの守護者たちも見知った存在で
幼い頃から出入りのあったフランを綱吉は気にかけていた。
綱吉に優しくされていたフランが10代目大好きなのは言うまでもなく
基本大人気ない獄寺との仲は昔から悪い。
そんな二人がギャンギャンとやりあう前になんとかしなくちゃ…と綱吉が口を開きかけると
フランの後ろから聞こえた地を這うようなザンザスの声でその場はなんとか落ち着きを取り戻した。
どうやら通信回線を繋いだらしいが、綱吉はもちろん他の面々も事情が飲み込めないまま
とりあえずそのスクリーンを見つめる。
「え…ってゆーか、なんでヴァリアー?」
「今日はこっちだけじゃなくてあっちも全員参加だからな」
「…あのさ、まず説明しろよ」
綱吉がリボーンにあの時言われたのは『守護者を全員招集しろ』という一言だけ。
リボーンが何かしら企んでいる事は容易に想像がつくが、何をしようとしているのかが全くもってわからない。
しかも、守護者たちだけでなくヴァリアーも巻き込んでなにかするつもりらしい…。
とにかく、今回のこの召集は何の為なのかハッキリさせなくては手も打てないので
綱吉はリボーンを見てそう言った。
「それじゃあ、説明するゾ。よく聞け」
リボーンは守護者たちと、スクリーンのヴァリアーを見渡してから綱吉の横に立った。
「今からボンゴリアン・ボスズ・バースディをはじめる!」
「…なんだよ、ソレ…」
「いいから聞け」
何だか昔よくそんな名称の迷惑行事をさせられた記憶を呼び戻されながら綱吉は大きなため息をつく。
リボーンが何を考えているのかはまだわからないが、いい事ではなさそうなのは確実だった。
「概要は鬼ごっこだ。今から3時間おめーらはそれぞれ自室に篭もってもらう。その間にツナは何処かへ逃げる。ツナを一番はじめに捕まえたヤツの勝ちだ」
『はーい。しつも〜ん』
「なんだ?」
『それって、イタリアに居るミー達には不利だと思いま〜す』
そのフランの言葉にリボーンはフンと鼻で笑ってみせる。
「ツナはボンゴレの持てる力全て使って逃亡するんだ。3時間もありゃ国外にも行けるゾ」
「って事は、範囲は世界中って事ですか?リボーンさん」
「そうだ。おめーらも使えるもんは使って構わねー。因みに俺は審判も兼ねてツナに同行する」
守護者たちもヴァリアーも頷きながらリボーンのその話を聞いている。
しかし、当の綱吉は何ソレ…と呆れた顔でリボーンを見ていた。
「…ソレって俺が一番大変じゃん…」
「…そうでもねーゾ」
思わず、めんどくせー…と思っていた綱吉のその言葉に
リボーンは含みのある笑みを見せながら軽く答えた。
『くだらねぇ』
「そう言うな、ザンザス。勝ったヤツには特別休暇とスーパーミラクルスペシャル何でも券が手に入るゾ」
『なんだぁ?そのスーパーなんとか券ってヤツぁ?』
「いい質問だな、スクアーロ。スーパー(略)何でも券は一日何をしてもお咎めナシの券だゾ。その券を持っている限り、どんなヘマしてもツナにもザンザスにも怒られないミラクルな券だ」
『それって〜…10代目に抱きついても10代目にチューしてもボスにも10代目にも怒られない券って事ですか〜?』
「その通りだゾ、フラン」
「いや、フラン…その例えおかしいから…」
綱吉はそう言ったが、そのフランの言葉が全員に火をつけたのは言うまでも無いだろう。
獄寺は小さくガッツポーズをし、骸の目が血走った。
ただならぬ雰囲気に綱吉はもう一度大きなため息をつく。
「それじゃあ、ルールはわかったな?まぁ、参加したくねーヤツは何もしなければいいだけだ」
「ちょっとまった。俺の意思は?」
「俺には関係ない話だな」
「いや…一番大事なところだよ!」
『つべこべ言ってねーで逃げる準備でもしておけ』
「…なんで、くだらないとか言ったヤツがそんなにやる気になってんだよ…」
「皆やる気みたいだな。…それじゃあ始めるゾ。因みに制限時間は12時間だ。12時間以内にツナを捕まえられなかったら俺の勝ちだゾ」
「なんでだよっ!普通そこは俺の勝ちじゃないのかよ…」
「おめーがボンゴレのトップなのにスーパー(略)券はいらねぇだろう?」
「特別休暇は死ぬほど欲しいよ」
リボーンこそスーパーなんちゃら券などいらないんじゃないか…と綱吉は思ったがそこは言わないでおく。
そして、リボーンのGOサインで皆それぞれ自室に篭もってしまった。
とりあえず…何処かに逃げなきゃ…と綱吉がソワソワしているとグイとリボーンに腕を引かれる。
引かれるままに辿り着いたのは綱吉の自室だった。
「旅の準備とかしてる時間なくない?とりあえず、どっか行かなきゃ」
「何処にも行かなくていいだろ」
「…はぁ?」
「どうせヤツら3時間後には揃ってココから出て行くんだ。俺たちはココでのんびりしてりゃいい。灯台下暗しっつーじゃねーか」
「すっげー不安なんだけど…」
まだソワソワと自室をうろうろする綱吉とは反対にリボーンは綱吉のベッドに腰かけてのんびりとしだす。
完全にリボーンに振り回されている。
それは今にはじまった事じゃないが…。
「いいからこっちに来い。捕まりそうになったら逃げりゃいい」
仕方ない…と綱吉もリボーンの横に腰かける。
誕生日が恐ろしい一日になろうとしているのを止めるすべはもうない。
綱吉は自分の不幸さにがっくりと肩を落とした。
「また何でこんなこと言い出したんだよ…お前」
「…誕生日だからな」
「おかげで今年も最悪な誕生日だよ…」
「おめーのじゃねー」
恨みがましくそう返せば、リボーンがポツリとそう言った。
綱吉はその一言で、あぁ…と納得する。
「…。あぁ…そっか。コレお前、自分の為かよ…」
「誕生日くらいのんびりするのもいいだろ?」
「はぁ…そうだね。…まぁ、一応おめでと」
「フン、ツナもな」
そうして師弟は静かに日をまたいでお互いの誕生日を祝う。
3時間後、一気に騒がしくなったボンゴレアジトの中で
綱吉の自室だけは誰も居ないかのように静かな時間が流れていた。
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リボ&ツナ誕祝いと言う事で…
ツナ総受けからのリボツナです。
たぶんリボツナ、うん…きっと。
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